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人間関係の悩み解消!準備いらずで会話力を3倍高める20個の要素

人間関係の質は、会話力で決まる

「会話力さえあれば、人間関係に悩まないのに…」と、あなたは、思っていませんか?職場や家庭でのストレスの根本的原因は人間関係です。そして、その人間関係を決定づけるのが普段の何気ない会話ではないでしょうか。上司、部下、同僚、営業先、お客様、夫、妻、子ども、姑など、ちょっとした一言でイライラ、モヤモヤ。他にも、友人どうし、人との集まりなど、あらゆる場面において会話力がものを言いますよね。

人間関係の悩みを手っ取り早く解消し、新たに円滑な関係にするには、あなたの会話力を高めることです。「人間関係の質=会話力」です。

本ブログでは、会話において絶対に抑えておきたい20個の要素を徹底解説しています。この20個の要素を理解していただき、実践することで、あなたの会話力は3倍高まります。なぜなら、これは経験に裏打ちされた確かなノウハウと実践法だからです。その結果、あなたが抱えてる人間関係の悩みが、今よりも確実に解消されることをお約束します。

あなたは、何も準備する必要はありません。まずは、このブログをしっかり読んでみてください。

目次

会話において「相手を動かす」とは?

人間関係の悩みを解消するためには、会話力を高めることです。会話力が高ければ、相手と会話を楽しむことができ、お互いに有意義な価値ある時間を共有することができるからです。そのためには、まず、相手を動かす必要があります。相手を動かすとは、「相手が自分自身を表現できる状態にし、同時に、他者の話を受け入れる態勢になってもらう」ということです。なぜなら、その態勢になることで、相手は自分を解放できるようになるからです。相手がどんな状態になっているかで、あなたとの会話の質が決まります。それは同時に、人間関係の質につながっていきます。

しかし、多くの人がこういった「相手を動かす」「人を動かす」「お金を動かす」などの言葉に対して、ネガティブなイメージを持っています。インターネットの普及によって、心理学を使ったマーケティングの手法として、広く浸透されてきたことが大きな原因です。

例えば、「相手を動かす」という言葉から、あなたはどんな印象を持ちますか?

  • 相手をコントロールできる
  • うまく言いくるめる
  • 意のままに操る

もし、そんなふうにとらえているなら、今すぐに捨ててください。決して、そういうことではありません。

相手を動かす目的は、相手が心を開いて、自分自身を解放してもらうためなのです。人は誰しも、自分のすべて赤裸々に語ることはしません。あなただってそうですよね?多少なりとも、自分の内面を表現するとき、そこには壁があり、抵抗があるはずです。しかし、その人が壁を感じて、抵抗を持ったままだと、「疎通」がうまく行かなくなります。

例えば、本当はお腹が痛いのに、患者が頭が痛いと偽りを言ったら、どんな名医でも治療を誤ってしまいます。そのため、お互いのできる限りの本音での会話が望まれます。本音の割合が高くなるほど、そこには、「分かりあえる喜び」「分かちあう安心」「問題解決できた感動」などがあるからです。

  • この人に話してみたい
  • この人に聞いてほしい
  • この人の考えを知りたい

そう思ってもらうためには、「相手が自分自身を表現できる状態にし、同時に、他者の話を受け入れる態勢になってもらう」ことが不可欠なのです。

相手の感情を動かせば、潜在意識が開く

では、「相手を動かす」ということは、具体的に何を動かすのか?

それは、「感情」です。なぜなら、感情に乗って内容は伝わっていき、人は感情が動くことによって、共感、納得、感動を得られるからです。感情が大きく動くほど、その度合いも比例します。

そして、感情が動くと、潜在意識が開きます。潜在意識は激しい感情の揺れとともに、開くということを覚えておいてください。潜在意識が開くと、その人の本音が顔を出します。それによって、いわゆる「本音で語り合う」という状況が生まれるのです。

しかしながら、ここに危険な行為が潜んでいます。

それは、感情を揺さぶり、トランス状態にしてから、ロジックを吹き込もうとする行為や、脳をフリーズさせて自分のメリットを売り込もうとする行為です。「悪用厳禁」や「人を操る心理学」などといった表題をよく見かけますが、それらは誤解を招く言い方です。

もし、それが目的なら、それは、マインドコントロール、洗脳です。感情を揺らし、考えることをフリーズさせて、こちらのメリットを吹き込むこと。

  • あなたは、家族や自分の子どもにそんなことしますか?
  • 恋人にそんなことしますか?
  • 大切な友人にそんなことしますか?

動揺につけ込むことではなくて、感情を動かすことで、相手の潜在意識が開く。そのことで、相手自身がもっと深いところの自分に気づく。そして、それを解放する。そのサポートをする。

そのために、相手を動かし、「相手が自分自身を表現できる状態にし、同時に、他者の話を受け入れる態勢にする」のです。

  • 自分を解放してみよう
  • 人の話を受け入れてみよう
  • この人と話していると、何だか心地いいな

そんなふうに、思ってもらうことがベースになるのです。つまり、相手の可能性を最大限引き出すための場づくりとも言えるのです。下記の流れを覚えておいてください。

「相手を動かす」=「相手の感情が動く」=「相手の潜在意識が開く」=「本当の相手の声が聞ける」=「情熱が移動し合える」=「共鳴する」

重要なので、もう一度、言っておきます。「相手を動かす」ことの真髄は、これです。

「相手が自分自身を表現できる状態にし、同時に、他者の話を受け入れる態勢にする」

感情を動かす人間の深層心理の中で泳いでいる3匹のタイとは?

褒められたい 認められたイ してあげたい

それは、「褒められタイ」「認められタイ」「○○してあげタイ」の3つです。

これは人間行動心理のすべてといえる欲求です。しかし、ほとんどの人が、これらを知っていても間違ったやり方をしています。人の行動の源となっている欲求を理解することは、会話術の基本です。この「3匹のタイ」を意識した会話をするだけで、あなたは、好感を持たれながら思いのままにトークを進められるようになるのです。

3匹のタイ

  • 褒められタイ
  • 認められタイ
  • ○○してあげタイ

この3つの欲求を「承認欲求」と言います。

以下のことを、必ず覚えておいてください。なぜなら、人間はこの承認欲求の生き物だと言えるくらい、この欲求は強烈に行動心理に作用しているからです。

  • 人は、褒められたいから努力する
  • 人は、認められたいから自分を高める
  • 人は、感謝されたいから貢献する

この承認欲求は、人間の根本的欲求であり、みんな持っているものです。

有名なので、ほとんどの人が知っています。あなたもそうでしょうか?しかし、ここに問題があります。それは、多くの人が実践的に活用しきれていないということです。

褒める・認める・感謝する

まず、「褒める」と「認める」の違いについて触れておきます。例えば、先生と生徒がテストの目標を80点に設定していたとしましょう。

そして、結果が90点。この場合、「よく頑張ったね。スゴいね」これが、褒めるです。結果が70点の場合。この場合、「目標には届かなかったけど、がんばりは分かっているからね」これが、認めるです。

つまり、褒めるというのは、何かできたことに対する賛辞です。それに対して、認めるというのは、結果はどうあれプロセス自体を良しするということです。

また、「○○してあげたい」という貢献欲。これも、人の役に立つことで、感謝されたいという承認欲求を満たします。

  • 自分の知識を教えたい
  • 有益な情報を伝えたい
  • 自分にできることはしてあげたい

他者の役に立つことで、感謝されたいという心理が働くのです。

このように、この「褒める・認める・感謝する」は、相手の承認欲求をなみなみと満たすことができます。そうすることで、相手の感情は大きく動きます。この3つを意識しながら話すだけで、相手の反応はまるで変わってくるのです。

自尊感情についての真実!人が無意識で言われて最も傷つく一言とは?

最も傷つく一言とは?

その一言とは、「あなたには、一貫性がないですね」です。

この一言はものスゴく強烈です。なぜなら、人間の自尊感情に直接つながっているからです。人はこの最も傷つく一言を他者から言われないために、日々、社会生活を営み、努力していると言っても過言ではありません。

「あなたは、言っていることとやっていることが違う」

そう言われると、いかがでしょうか?あなたもムッとして、ショックを受けるのではないでしょうか。

一貫性ができていないと、自分自身もイライラします。それを人から指摘を受けると、いつもは穏やかな人でも、「そんなこことはない!」怒ることさえあります。そのくらい、自尊感情の中でも重要な心理なのです。

この世界では「一貫性がない」ことを強く嫌います。例えば、次の2つを比べてみてください。

  • 「○○さんとはかれこれ5年のおつき合いになりますが、毎回言っていることがバラバラですね」
  • 「○○さんとはかれこれ5年のおつき合いになりますが、自分の信念が一貫してますね」

どっちがいいですか?もちろん、後者ですよね。

人は、一貫性があると言われると、自尊感情が満たされるのです。逆に、一貫性がないと言われると、自尊感情が想像以上に傷つくのです。

そのため、人は、「一貫性がある自分を保ちたいし、他者からもそう思われるために行動している」のです。

つまり、つじつまが合わないことに、不快感を覚える生き物なのです。「男に二言はない」というのが美学になっているのも、この共通心理が理由です。

  • 約束を守る
  • 嘘をつかない
  • 責任を果たす

これらが、強く支持されるのは、「一貫性の法則」が、みんな大好きだからです。それは同時に、「一貫性のない人は排除したくなる」という側面も持ち合わせています。自分に対しても、他者に対しても、です。

そのため、会話をなめらかに進めて行くためには、その空間を「一貫性」で満たす必要があるのです。この無意識に人が大切にしている心理を利用することで、整合性の取れた会話ができるだけではなく、お互いにストレスや余計な負荷のないトークが展開できるようになります。

相手に嫌われる余地を与えない!誰でも簡単に使える4つの「イントロ前説法」とは?

会話中、相手に嫌われない、あるいは、相手を不快な思いにさせないためには、以下の4つの言い方を心がけてみてください。

  • 「話を聞いていて、もしかしたら、私のやっていることが、問題解決できそうなので、その話をさせていただいてよろしいでしょうか?」
  • 「では、仕事の話をさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか?」
  • 「少し厳しい言い方になるけど、いいですか?」
  • 「ここだけは忘れないでほしいのですが」

テレビ業界などでは、前説というものがあります。これは、本番前に場を温めたり、番組の方向性を示したりする役割があります。

では、会話の中で前説とはどういうものでしょうか?それが、この4つをベースにした「前置き」の一言です。時間にして、わずか5秒です。しかしながら、多くの人がこの方法を使えていないため、相手にショックや不快感を与えてしまっています。そして、ひどい場合だと着信拒否に設定され、二度と会ってもらえなくなります。

あなたの言いたいことがなかなか相手に響かない場合、もしかしたら、あなたは「会話の前置き」を怠っているかもしれません。

「いやいや、自分はそんなことしてないよ」そう思われるかもしれませんが、本当に多くの人が「事故」を起こしています。そして、その原因を相手のコミュニケーション能力のなさや、人格のせいにしています。

これから、お話することは、本当にシンプルで拍子抜けするかもしれませんが、よく聞いてください。

会話の前置きは一貫性の法則を作用させる

相手が、聞く態勢になっていないにも関わらず、しゃべり出すことは、話し手の身勝手です。前置きなしに始められると、「そんな話をされるなんて聞いていない」「そんな話、聞くつもりはないのに」「そんな言い方されても」など、相手にとって、不快な思いやショックを与えることになるからです。

例えば、病院で、注射を打たれたときのことを思い浮かべてみてください。イスに座ったあなたは、右腕か左腕、どちらかを出して、手は親指を入れてグーにします。腕にチューブを巻かれて、血管が浮き出てきます。いよいよ、看護師さんが注射の袋を破って、針を皮膚に近づけます。そこで、看護師さんは、針を刺す前に、あなたに、こう言ってくれませんか?

「はい、ちょっとチクっとしますよ~」

これ、ものスゴく大切だと思いませんか?確かに、チクっとするのは経験上、わかりきっていることですが、これ、いきなり何も言わずに刺されたら、どうでしょうか?イヤじゃないですか?

そして、ここで最も重要なことは、あなたはチクっと痛みがあったとき、「怒り出しますか?」ということです。

もし、チクっとするのはイヤだと拒否したのに、実際に痛かったら、あなたが怒るのは自然です。しかし、「はい、ちょっとチクっとしますよ~」と、言われてから、あなたは注射を打たれたわけです。

勘のいいあなたは気づいていると思います。そうです。ここでもバッチリと次の法則が働いています。

「一貫性の法則」

一貫性の法則とは、一度、自分がとった言動を最後までやり遂げようとする心理作用のことです。

つまり、ここでは、チクっと痛くなることを、お互いに共有しているわけです。看護師もチクっと痛くなることを伝えているし、注射を受ける側も、チクっと痛くなることは知らされているのです。その結果、怒り出すことはできないというわけです。

一貫性の法則を無視した会話中の「事故」

注射と同じように、この一貫性の法則は会話において、最も重要な心理作用です。

もし、あなたが子を持つ親なら、心当たりありませんか?

例えば、子どもが喧嘩をしていて、ちょっと度が過ぎていたため、注意しなければいけない。そういうとき、いきなり親の言い分を言ってしまっていませんか?まず、前置きが必要なわけですよね。

「ちょっと、これから真剣な話をするけど、聞いてくれる?」

こんなふうに、親が言って、子どもが了承したら、そこで初めて会話スタートなんですね。これ、当たり前なのですが、ほとんどの人ができていないのが現実です。

要するに、会話中の「事故」は、みんなが大好きな「一貫性の法則」を無視することで多発しているのです。営業や商談での会話、親子の会話、夫婦の会話、上司や後輩との会話。特にネットワークビジネスでは、いきなり注射を打とうとする人が本当に多いです。

よくあるケースを一つご紹介しておきます。

普通の会話を楽しんでいたのに、いきなりビジネスの話をし出してしまうのです。これ、確実に嫌われます。なぜなら、相手はビジネスの話をしにきたわけではないからです。

例えば、久しぶりに高校時代の友人から連絡があって、今度、ランチでもしようと誘われました。

いざ、当日。最初は、和気あいあいと昔話に花を咲かせていたのに、その後、何やらその友人は頻繁に電話をチェック。そして、30分後、いかにもできる風のスーツを着た男性が登場。そして、こう言われるんです。

「あなたも、このビジネスの仲間になりませんか?」

これは、いきなり注射を打ちまくりもいいところです。だって、一方はネットワークビジネスの仕事をしにきた。

一方は、旧友に久しぶりに会いにきた。ここに、「一貫性の法則」は皆無なわけです。

当然、「そのために、誘ったのか…」となります。そして、こう思うんです。

「はめられた…」

これは、前置きなしに人物を登場させてしまうケースですが、他にも、こんなケースもあります。

最初は、友人との昔話に盛り上がっている。そして、あなたがトイレに立って、戻ってきたときに、なんとテーブルの上には一式揃えられた資料が…「何これ?」と思っているあなたは、こう言われるんです。

「一緒に、このビジネスで頑張ろう」

もちろん、「うん、分かった。頑張るわ」とは、ならないですよね。

決して、友人を呼びだして、ビジネスの話をすることを否定しているわけではありません。ただ、前置きがないのは、ほぼ「暴力」だと思ってください。

いかがでしょうか? この友人の人柄が良い悪いは別にしても、今度また会いたいとは思えませんよね?前置きを入れないことで、人間関係までこじらせてしまうのです。

「前置きを入れる」

これは、会話のマナーなのです。

それでは、もし、あなたが普通の会話から、ビジネスの話に持って行きたい場合はどうすればいいか?具体的な前置きというのが、これです。

「今、話を聞いていて思ったんだけど、もしかしたら、私のやっていることが、あなたの力になれるかもしれないから、5分だけビジネスの話してもいい?」

これを入れるんです。たったこれだけでいいんです。そして、相手が「いいよ」と、なったら、ビジネスの話をすればいいんです。

なぜ、ビジネスの話をしても嫌われないのか?それは、相手の承諾を取っているからです。「いいよ」と言った相手も、「いいよ」と言った以上5分間はビジネスの話を聞こうとします。なぜなら、2人の間には「一貫性の法則」が強烈に作用しているからです。

そして、5分経ったら、ビジネスの話は終了。また、友人の会話に戻ればいいのです。そこで、相手がもう少し詳しい話を聞きたがったら、今度、改めて、ビジネスの時間を作ればいいのです。

このように、多くの人が、そんなつもりはなくても、結果的に「騙し討ち」の形になってしまっているのです。セミナーに行ったら、高額な商品を売られたなどというのは、その最たる例ですね。

僕もコーチングやコンサルティングをしていると、相手にとってイヤなこと、痛いことを言わなければいけないときもあります。どうしても、これを言っておかないと、この人のためにならないことがあるのです。

そんなとき、いきなり、それを言い始めたら、相手はやっぱりショックを受け、表情は曇ります。

だから、必ずこれを入れます。

「今から、少し厳しい話になるかもしれないですが、よろしいでしょうか?」

そこで、「やめてください」と、言われればしないんです。「いいです」と、言われればしていいんです。この一言を入れるだけで、トークが実に円滑になります。

また、相手にとってすでに知っていることや、専門の分野においても、アドバイスしておきたいときは、相手の自尊感情に配慮する必要があります。人は、すでに知っていること、理解していること、身についていることについて、他者から指摘されるのは、あまり気分のいいことではないからです。そんなときの一言が、これです。

「○○さんにとっては、釈迦に説法だとは思いますが、少しだけよろしいでしょうか?」

釈迦に説法とは、その分野を知り尽くしている専門家に対して、愚かにも説明をしてしまうというのが本来の意味です。しかし、この一言を入れるだけで、2つのメリットがあります。

  • 相手の立場や専門性を認めていることを伝えられる
  • 相手が反発することなく、聞いてくれる

このように、人は、自分の行動に一貫性を保ちたいという心理があるのです。これは、強烈にです。そのため、前置きを入れることで、相手の承諾をもらうこと。それは、相手に一貫性を保ってもらうことになるのです。

その結果、相手はあなたの話を、今までよりも圧倒的に聞いてくれるようになります。

相手の承認欲求を3倍満たすことができる4つの極上の褒め方とは?

極上の褒め方

人は、褒められたい、認められたいという承認欲求を深層心理で持っています。その承認欲求を3倍満たせるとしたら魅力的ではないでしょうか?次の4つを意識するだけで、あなたが人に好かれる存在になることをお約束します。

  • 「相補性の法則」に沿って褒める 
  • 普段言われ慣れていない意外性の部分を褒める
  • 長所がもたらす周りへの影響力を伝える
  • 長所がもたらす私への影響をIメッセージで伝える

相手の承認欲求を満たすための代表的な方法は、「褒める」です。当たり前だと思われるかもしれませんが、褒めることの本質を理解している人は意外に少ないです。

具体的に褒めるという行為は、「相手の長所を発見し、それを伝える」ということです。

しかし、多くの人が褒めれば良いから何となく褒めているだけです。下手をすれば八方美人にもなりかねません。

この4つの褒め方の1つを使いこなせるようになるだけでも、効果は倍増します。この褒め方を意識するだけで、あなたの会話は相手を抜群に魅了するものとなり、否が応でも好意を寄せられるようになるでしょう。

なぜ、人は好かれたいと思うのか?

そもそも、なぜ、人は好かれたいと思うのでしょうか? それは、主に2つあります。

  • 太古の本能からくる生存欲求
  • 自己重要感を満たしたい

異性だけに限らず、「男が惚れる男」とか、「女性が憧れる女性」など、本質的なことも含めて、「人にモテたい」と、人は望みます。

まず、第一に言えることは、太古の本能からくる生存欲求があります。男女がお互いにモテたいと思うのは、お互いの役割を必要としているからです。男性脳、女性脳からも分かるように、男と女では発揮する能力がまるで違います。

原始時代、男は狩りに、女は子どもを守るという生活スタイルがありました。そこでは、自分ができない分野は、お互いに担当してもらわないと生き延びられないという危機感があったのです。それが、現代でも本能的な心理として根付いているのです。

そして、やはり最大の理由はこれです。

「承認欲求を満たしたい」つまり、「自己重要感を高めたい」からなのです。

自己重要感とは、以下のような自分が自分自身へ対する評価、感情のことです。

  • 自分は必要とされる存在なんだ
  • 自分は社会や他者に役立つ人間なんだ
  • 自分は価値ある大切な存在なんだ

この自己重要感を高めたくて、多くの人は「人に好かれたい」「人にモテたい」と思うのです。人に好意を寄せられると、客観的な証拠として自分自身の価値を認めやすくなるからです。

相補性の法則

会話の中で、相手の承認欲求を満たし、自己重要感を高めるためには、心理学で証明されているこの方法を使ってみてください。これを使えば、相手は自ずとあなたに好感を抱くようになります。

その心理法則とは、「相補性の法則」です。簡単に言うと、「自分や相手の欠けているところを補い合いたい」という人の深層心理です。

馴染みがないかもしれませんが、この法則はものスゴく強烈です。人の深層心理に思いきり定着しているからです。

いきなりですが、「5×〇=20」と言われたら、どうしますか?

おそらく、無意識で〇の中に4という数字を埋めたのではないでしょうか。なぜなら、「人は空白があると埋めたくなる」という心理が働くからです。

つまり、人は、「欠けている」=「ない」を、「満たす」=「ある」にすることで、深い快楽を感じる生き物なのです。

さまざまな商品やサービスというのも、人の「ない」という空白を埋めるためのものです。いわゆるニーズというものが埋まったとき、人は快感を得ます。

要するに、「相補性の法則」からいえば、人は欠けているところを探して、それを埋めるために行動しているということです。

そのため、会話においても、相手が「欠けている」=「ない」と感じているものは何かを知る必要があるのです。簡単にいえば、次の2つです。

  • コンプレックス
  • 成長したい分野

コンプレックスや劣等感は、本人が欠けていると自覚しているところです。また、本人が成長したいと思ってところも、実は大きく欠けている部分なのです。成長したいということは、「欠けているから埋めたい」「届いていないから伸ばしたい」という心理があるからです。

それが埋まると、ものスゴく人は安心するし、自己重要感が満たされます。そして、その空白を満たしてくれた人に、自動的に好意を持つようになります。

あなたもそうだと思います。自分のコンプレックスを補ってくれたり、成長したい分野のサポートをしてくれたりする人のことを快く思うはずです。これも、無意識でそうなります。

相補性の法則に沿った「褒める」とは?

では、具体的に「褒める」とは、どういうことでしょうか?

実は、褒めるというのは、「相手の長所を発見し、それを伝える」ことなのです。

ここが分かっていなければ、褒めたことにはなりません。確かに、多くの人が、人を褒める大切さは知っています。しかし、多くの人が「褒めればいいと言われているから褒める」をしています。

それは、八方美人になりますし、胡散臭くなるのですぐにやめてください。ただ単に褒めればいいってものではありません。「相手の長所を発見し、それを伝える」ことで、完結するのです。

では、長所を発見すると言っても、具体的に何を発見したらいいのでしょうか?「相補性の法則」に当てはめると簡単です。

人は自分の欠けている空白を埋めたいと深層心理で思っています。いや、願っています。そのため、次の事項に着目して長所を発見してください。

  • 相手が一番気にしている、自信のないところ(でも、補いたい!)
  • 人と比べて劣等感に苦しんでいるところ(でも、補いたい!)
  • その人が、成長したい!伸ばしたいけどなかなか身につかないところ(でも、補いたい!)

一言でいうと、「その人が一番力を入れていて、そして、他人から一番言われたいこと」を発見すればいいのです。

例えば、主婦Aさんは、仕事も家庭も順調です。しかし、一つだけ気になっていることがあります。それが、料理の腕です。料理だけが苦手なんです。そこで、時間を作って、週に1回、料理教室に通っています。これこそが、Aさんの直近のテーマなんです。

この場合、あなたがすることは、「料理上手になるための行動に気づいてあげる」ことです。その人が一生懸命に続けていることを、褒めてあげることは「応援」であり、「与える」とも言えます。

「Aさんって、ほんとに家族思いの努力家だよね」

他にも、「その人が一番力を入れていて、そして、他人から一番言われたいこと」は、たくさんあります。

  • 「本当に、奥さん思いは変わらないね」
  • 「どんなことがあっても、その夢の実現だけは譲れないんだね」
  • 「いつ見ても、スリムな体型を維持しているね」
  • 「どんどん大人っぽくなっていくね」
  • 「その○○の技術は、本当にスゴいね」

その人が信念を持って貫いていること。それを発見するんです。それに、ちゃんと気づいてあげるのです。つまり、褒めるときの基本となるポイントは次の2つです。

  • 相手の承認欲求を満たし、自己重要感を高める
  • 相手の欠けているところを補う

意外性をつく効果的な「褒める」とは?

もう一つ、効果的な褒める箇所をご紹介しておきます。

それは、普段、その人が言われ慣れていない意外性の部分を褒めるのです。意外性の部分を見つけるのは簡単です。それは、その人の表面的な要素の反対を考えるのです。

表面的な要素の反対部分は、その人が秘かに持っている特性であり、本人も普段から自覚していない部分なので、そこを長所と認められ伝えられる。その結果、自己重要感が一気に満たされるというわけです。

例えば、快活で明るい人。この人は大らかな性格を持っています。大らかの反対は繊細です。そこで、あえて反対の要素を褒めるのです。

「〇〇さんは、本当にいつも快活で明るいですよね。でも、実は、スゴい繊細な一面もありますよね」

その人が、自分の繊細さを自覚していたら、「この人分かってくれているな」となるし、自覚していなければ、「へ~自分には、そんな一面があるんだ」と、新しい自分を発見できます。

人は、自分のことにものスゴく興味があります。むしろ、自分以外のことには実は興味がないと言っても過言ではありません。また、それにもかかわらず、自分のことは自分では分かりづらいものなのです。心理テストや占いがいつの時代も廃れない一つの理由です。

そのため、人は自分の知らない自分を教えてくれる人が好きになります。自分が自覚していない新しい自分を見せてくれる人に対して、「欠けているところを補ってくれた」という相補性の心理が働くからです。

長所がもたらす周りへの影響を伝える

相手の長所を発見したら、次は、伝え方についてです。

人は、承認欲求を満たし、自己重要感を高めるために生きています。

  • 自分は必要とされる存在なんだ
  • 自分は社会や他者に役立つ人間なんだ
  • 自分は価値ある大切な存在なんだ

実は、私たちは承認欲求が満たされ、自己重要感が急激に高まる瞬間があります。

それは、「他者に自分の影響を与えたとき」です。もっと簡単に言えば、「私には影響力がある」そう、実感できたときなのです。

それを伝えるための効果的な方法が、これです。

「その長所がどんな影響を周りに与えているか」を伝える

例えば、いつも職場で顔を合わせるAさんがいるとします。そのAさんの笑顔がとてもステキなとき、どのように褒めればいいのでしょうか?

「Aさんの笑顔ってステキですよね」

相手の長所を発見し、それをちゃんと伝えているので、もちろん、これでもいいです。そのうえで、「相補性の法則」を連動させると、さらに効果が高まります。

「相補性の法則」では、相手の欠けているところを埋めたいという心理が強く働いています。早い話が、自分が他者の欠けている部分を補えていることがわかると、快感が生まれるというわけです。

そのためには、「その長所がどんな影響を周りに与えているか」を伝えればいいのです。

つまり、この場合だと、その笑顔がどれほど周りに影響を与えているかを実感してもらうことです。

  • 「Aさんがいるから、ご家庭も明るいでしょうね」
  • 「Aさんがいるから、職場も和んでいるんでしょうね」
  • 「Aさんがいるから、お友達も元気になるんでしょうね」

さらに、「その人が大切にしている人たちがどういう状態になっているか」を伝えると、より一層、「私には影響力がある」と、実感してもらえます。

  • 「Aさんを奥さんに持つ旦那さんって幸せですね」
  • 「Aさんを母親に持つお子様って幸せですね」
  • 「Aさんが社員の会社って恵まれてますね」

このように、相手の承認欲求を満たし、自己重要感を急激に高めるには、その人が周りに与えている良い影響を具体的に伝えることです。つまり、その人の存在が多くの人たちを幸せにしていて、その人の大切な人たちを守れているという実感を持ってもらうことなのです。

長所がもたらす私への影響をIメッセージで伝える

さらに、もっとスゴいことには、目の前の私への影響も言っておくと効果抜群です。私への影響は、相手の目の前で本人が言っていることなので、信ぴょう性とともにパワーあるからです。

例えば、笑顔がステキなAさんの場合はこうなります。

  • 「今日、嫌なことあったんですけど、Aさんの笑顔を見てると忘れました」
  • 「最近、元気がなかったんですけど、何だか、スゴいパワーもらえました」
  • 「Aさんと一緒にいると、いつも癒されます。不思議ですね」

もし、こんなふうに言われたら、あなたは嬉しくないですか?

そもそも、伝え方には大きく2種類あります。

  • YOUメッセージ
  • Iメッセージ

YOUメッセージは、相手(あなた)を主語にした伝え方です。

  • 「(君って)本当に気配り上手だね」
  • 「(Aさんの)バイタリティー、素晴らしいですね」
  • 「(あなたは)お洒落ですね」

Iメッセージは、私を主語にした伝え方です。

  • 「(私は)君といると、心が癒されるわ~」
  • 「(私は)○○さんを見てるとモチベーション上がります!」
  • 「(私は)お洒落な人と過ごせてスゴい楽しい!勉強になる!」

もちろん、YOUメッセージも効果があります。しかし、褒める最大の目的は、「相手の承認欲求を満たし、自己重要感を高める」ためです。

それを最も効果的に伝える方法が、実は、Iメッセージなのです。

YOUメッセージでは、「君は気配り上手」「Aさんのバイタリティーは素晴らしい」「あなたはお洒落」という状況を伝えているだけです。

それに対して、Iメッセージでは、私の感情を伝えています。

  • (私は)心が癒される
  • (私は)モチベーションが上がる
  • (私は)スゴい楽しい!勉強になる!

つまり、「あなたのおかげで、私はスゴ~く良い感情になっていますよ~」を伝えているのです。もう一度、整理すると次のようになります。

  • YOUメッセージ=あなたの状況説明
  • Iメッセージ=私の感情表現

いかがでしょうか?もし、あなたが相手から、こんなふうに感情を表現されて褒められると、どんな気分でしょうか?あなたの人間性や考え方、そして生き方そのものが相手に影響を与えていると実感できませんか?

  • 自分の存在によって、相手が喜んでくれている
  • 自分の言葉によって、相手の考え方に影響を与えている
  • 自分の行動によって、相手が感動してくれている

そのことがはっきりと分かる。これほど、承認欲求が満たされ、自己重要感が高まることはないでしょう。

そして、そうしてくれる相手に対して、好意的になるのは当然といえます。そんな人だったら、あなたは「また会いたい」と思いませんか?きっと、なるはずです。なぜなら、承認欲求が満たされ、自己重要感が高まることは、本能的に快感を覚えるからです。

だから、「あなたの存在のおかげで、私はこんなにも幸せです!」というIメッセージをどんどん伝えていくことが、相手を動かすためには重要なことなのです。

要するに、長所を伝えるときは、この2つ心がけてみてください。

  • その人の長所のお陰で、影響を与えている周りの状態を具体的に言う
  • その人の長所のお陰で、目の前の私の影響を具体的に伝える

その結果、相手の表情がビックリするほど、変化します。

ここで、あなたはもう気づいているとは思います。

この「相補性の法則」を使った褒め方は、相当な集中力と観察力が必要です。なぜなら、相手の世界観を理解しなければ成立しないからです。しかし、これを簡単に使いこなせたら、あなたは、圧倒的に人に好かれる存在になれることをお約束します。

理屈じゃありません!人が無意識で好きになる相手とは?

過去を共有する

人が無意識で好きになる相手とは、「自分と似ている人」です。具体的には、「自分の過去とシンクロしている人」なのです。また、「単純接触の法則」を会話の中に生かせば、簡単に相手との距離がグンと近づきます。

そのために、具体的にやることは次の2つです。

  • 過去を中心に、現在、未来を共有する
  • しっかり目を見て、頻繁に相手の名前で呼ぶ

人間関係の悩みを解消し、新たに円滑な関係を築くには、相手から好感を持たれることは重要な要素です。人が無意識で好きになる相手を知るだけで、あなたのトーク内容や切り口が変わってくるでしょう。

一気に親近感がわくラポールの築き方

実は、人は自分と似ている人が好きになります。「自分が好きなものを好きな人=いい人」と、とらえるからです。つまり、自分と共通点がある人に好感を抱くというわけです。
例えば、次のようなケースです。

  • 犬を飼っている人は、同じように犬を飼っている人に親近感を持つ
  • 応援している好きな歌手やタレントが同じなだけで、近しさを覚える
  • スポーツチームで、自分と同じファンの人に悪い人はいないと思ってしまう

名刺でも、同じ字が一文字入っているだけでも親しみを感じませんか?名前というのは、何回も何回も書くものです。その人も、何回も自分と同じ字を書いてきたと思うと、何だか愛着が湧いてくるはずです。

他にも、これだけで盛り上がることってありませんか?

  • 干支が同じ
  • 出身地が同じ
  • ピッタリじゃなくても、誕生日が1日違い

さらに見ていきましょう。こんな面白い事例があります。元長野県知事と元宮崎県知事の人気を分けた理由です。
元長野県知事の人は、就任してから、会議などで、いちいちみんなが聞きなじみのないカタカナ語ばかりを使ったそうです。それに対して、元宮崎県知事の人は、「どげんかせんといかん」という言葉に代表されるように、その土地の方言を使ったんです。

もちろん、自分が聞きなじみのない言葉使いをする人に対して、親近感は持ちづらいですよね。このように、人は自分と同じ境遇の人に親近感を持つということです。

それをラポールと言います。語源はフランス語の“関係”で、それが派生して、相手との架け橋を築くという意味です。

では、そのラポールをどのように築けばいいのでしょうか?最も簡単な方法があります。それが、これです。

「過去を共有する」

過去が同じだということは、人生の一部分が同じだったということになるからです。

  • スポーツが同じだった
  • 出身校が同じだった
  • 好きな映画や音楽が同じだった
  • ファンだった歌手やタレントが同じだった
  • 流行していたものが同じだった
  • はまった趣味が同じだった
  • 旅行した場所が同じだった
  • 同じ職種の仕事をしていた
  • 住んでいたところが近かった

さらに、「あるあるネタ」も近しい関係性を生み出します。

「そうそう、あるある!」

  • 4月生まれの人のあるあるネタ
  • 同じスポーツのあるあるネタ
  • 出身地ならではのあるあるネタ

もっといいことには、「痛みあるある」です。辛かったことや苦しかったことを共有できたら、強力な親近感を生み出します。自分のコンプレックスや劣等感を分かち合うことは、相手との距離を一気に縮めることになるからです。

「うわ~、それ、分かる~!」

  • 弟(妹)はいつもお下がりで、写真の数が少ない
  • 過去にいじめに合っていた
  • 持病が同じ(肩こり、腰痛)

そして、過去や現在を共有できたら、さらに未来も共有します。

例えば、お互いハワイが好きだったとしましょう。そうしたら、「いつかハワイで一緒にサーフィンできたらいいですね」という約束も、実は、ラポールなのです。

もちろん、一緒にハワイに行く本気度の割合は低くてもかまいません。それでも、同じ未来の景色を見ていることで親しさを感じるのです。

もう、ここまできたら、初対面のときとは違い、ただの他人ではないはずです。このハートフルな温度が、会話の空気としては、非常に大切なのです。

単純接触の法則

過去を中心に、現在、未来を共有する他にも、ラポールを簡単に築く方法があります。

それが、「単純接触の法則」を使ったやり方です。

これは、文字通り単純に接触していると親しみが湧くというものです。人間は、好き嫌いに関係なく、何度も見るもの、聞くもの、触れるものに対して、親しみを感じる本能があるからです。例えば、CMで何度も商品の良さを聞かされると、その商品が良く思えてくる原理です。

この法則を会話の中に生かす最も簡単な方法が、これです。

「しっかり目を見て、頻繁に相手の名前で呼ぶ」

相手の名前を何度も呼ぶことで、親しみは一気に増します。呼ばれた方は、名前で呼ばれることで、自分の存在が認められたと感じるからです。自分の存在を尊重されていると感じるのです。

例えば、1分間のトークの中で、3回名前を呼ばれるだけでも、相手の承認欲求は相当に満たされます。これは、対面でする会話の他にも、手紙やメールにおいても原理は同じです。

相手からすぐに信頼される人は、相手の名前を全面的に押し出しています。相手の名前を頻繁に登場させることは、「あなたの存在を中心にしていますよ」という気持ちを表していることになるからです。それによって、相手の承認欲求は満たされ、それを満たしてくれたあなたに親近感と好意を寄せるようになるのです。

「この人イヤ!」と思われる人の95%がやってしまっている会話の最終目的とは?

「もう話したくない」と思われる人の特徴は、会話の最終目的が、「相手や周りから高い評価をもらおう」としていることです。

これを、会話の最終目的になってしまうと、会話の崩壊を引き起こしてしまいます。

そもそも、「人は、何のために会話をしているのでしょうか?」ここに本質が隠されているのです。家庭、職場、友人どうし、知人たちと、あらゆる場面で、必要に応じた会話が展開されています。

  • 自分の意見を聞いてもらいたい
  • 相手の考えを知りたい
  • 情報交換したい
  • 的確に指示を伝えたい
  • お互いの思いを伝え合いたい

しかし、会話が苦手な人の95%がやってしまっている会話の最終目的は、「相手や周りから高い評価をもらうこと」なのです。

あなたにも心当たりがありませんか?

  • 「この人、スゴい」と思われたい!
  • 「さすが!良いこと言う」と思われたい
  • 正当に評価されたい!

そこばかりに意識が向いてしまうのです。すると、どうなるでしょうか?会話をしている途中でも、次のような心理状態になってしまいます。

  • 自分は期待外れだと思われていないか
  • 後で、ダメ出しを受けるんじゃないか
  • この発言は受け入れてもらえないかもしれない

このような心理状態は、はっきり言って「自意識過剰」です。

もちろん、あなたの発言にみんな注目しています。しかし、あなたが思うほど、相手や周りはあなたの発言をいちいち気にとめていません。なぜなら、無意識の領域で、人は他者よりも自分に対する関心度が圧倒的に高いからです。つまり、あなたの過敏な不安や心配は、実はいらないのです。

そうであるなら、周りの評価を気にすることより、まず、あなた自身が会話を楽しめたかどうか。その思いを尊重してみてください。

知らないうちにやってしまっている…会話を崩壊させる人間の悪い癖とは?

会話を崩壊させる人間の悪い癖は、「勝手な解釈と憶測、自分独自の願望を会話に入れる」ことです。

これをやってしまったら、うまく行くはずの話し合いも一瞬で崩壊してしまいます。勝手な解釈と憶測、自分独自の願望を入れることで、相手の考えや真意を正確に受け取れなくなるからです。その結果、お互いの意思疎通ができなくなってしまいます。

これは、会話中、最もタブーとも言える人間の性癖なのですが、人間の深層心理にあるものなのでなかなか気づけません。そのため、多くの人が知らないうちにやってしまっていて、この性癖から抜け切れていません。会話が弾まなかったり、何か不快な思いになったりすることのほとんどの原因はこれです。その結果、人間関係そのものに亀裂が生じることもあるのです。

ほとんどの人が無意識で、相手の本当の気持ちや状況をきちんと確認していないのに、「こうだろう」と勝手に決めつけて聞いています。

  • 「あ!いつものパターンだな。相手が言いたいことはどうせこうだな…」
  • 「あ!こんな言い方するんだから、きっと私のことを良く思っていないだろうな…」
  • 「(この人にはこうしてほしいから)それって、こういうことに違いない…」

これをやってしまうと、本当に意思疎通ができなくなります。本当に憶測だけで、話を展開している人が多いです。その結果、次のような事態におちいります。

  • たった一言の言葉を、勝手な解釈と憶測で悪い方に取って、相手を攻撃し出す
  • すぐに、論戦になってしまう
  • 挙句の果てには、論破した方が勝ちなどという風潮が生まれる

では、それを打開するには、どうしたらいいでしょうか?

簡単です。それは、「質問とお願い」です。

勝手な解釈と憶測をやめて、ちゃんと質問して、お願いすることです。質問するということは、「あなたの言っていることをちゃんと理解したい」という気持ちを表すことになるからです。そして、お願いするという謙虚な姿勢を取ることです。それをされて怒り出す人は、まず、いません。

以下のセリフをベースにしてみることをお勧めします。

  • 「それは、具体的にはどういうこと?私にもわかるように説明お願い!」
  • 「その真意は、いったいどこにあるの?誤解したくないから、もう一回教えてもらっていい?」
  • 「もうちょっと詳しく教えてもらってもいいですか?」

これをやれば、見違えるほど会話がスムーズになります。勝手な解釈と憶測、自分独自の願望を入れずに、このセリフを入れてみてください。

「どうして、そのように思われたのですか?(私、理解力がなく)分からないので、教えていただけませんか?」

余計なストレスがなくなり、会話がさらに深いものになって行きます。会話中のタブーをやめるだけで、あなたの世界観はグ~ンと広がっていきます。

いくら聞く力をつけたところで、あなたが心から信頼されないたった一つの理由とは?

それは、あなたが、「相手の存在を否定しているから」です。

話し上手は聞き上手と言われるほど、聞く力は重要です。しかし、いくらあなたが聞くテクニックを身につけても、相手から全幅の信頼を得られないのであれば、一刻も早くこの理由を腑に落としてください。

もしも、あなたが、「話し上手は聞き上手だから」「まず、相手との信頼関係を構築すれば、自分の主張や要求を通しやすくできるから」…と思っていたら、今すぐに見直してください。それだと、会話力が上がらないどころか、ますます会話することがしんどくなるからです。

相手から全幅の信頼を得られない人には共通点があります。もしかしたら、あなたも気づかないまま相手を否定してしまっているかもしれません。この本質的な理由を知って、かけ引きだらけの疲れるトークにピリオドを打ち、ストレスフリーな快感を実感してください。

そもそも、人は何のために、人の話を聞くのでしょうか?

  • 話し上手は聞き上手だから
  • 聞き上手はいい人と思われるから
  • 聞き上手は好印象を与えるから
  • 話のうまい人は例外なく聞き上手だから
  • 話がうまくなる系の本には、必ず『まず、聞き上手になろう』と書いてあるから
  • まず、相手との信頼関係を構築して、それから自分の主張や要求を通しやすくするため
  • まず、相手に心を開かせ安心感を与え、その後で自分の商品やサービスを売り込むため

もし、そうだとすると、その人との会話は重たいものになります。意外に思われたかもしれませんが、本当です。なぜなら、これらの理由にはある共通点があるんです。

それは、「すべてのベクトルが自分に向いているから」です。つまり、自分にとってメリットがあるから、相手の話を聞こうとしているのです。

では、相手の話を聞くということは、どういうことなのでしょうか?答えは、ものスゴくシンプルです。それは、「相手の存在を認める」ということです。

しかし、ほとんどの人がこれを意識して相手の話を聞いていません。セミナーや講演会、国会の議論でも、あなたもこんな人を見たことがあると思います。

「寝てる人」

相手が話をしていて、その目の前で寝るということはどういうことか?もし、あなたが話をしていて、目の前の相手が眠たそうだったり、退屈そうにしていたりすると、どうでしょうか?

イヤですよね?なぜ、イヤな思いになるのでしょうか?ここ、スゴく大事です。

それは、「自分の存在が無視されているから」です。つまり、「自分の存在が否定された」と感じたからです。

話している人の前で寝るという行為は、相手の自己重要感を貶める行為なのです。相手の存在を否定するということです。

そういった意味から、相手の話を聞くということの本質は、「相手の存在を認める」ということなのです。もっと分かりやすく言えば、「話の内容は置いておいて、相手の存在はすべて肯定する」ということなんです。

実際には、「自分が得をするから、相手の話を聞いている」そういう人が本当に多い。

  • 自分がいい人に思われたいから、相手の話を聞く
  • 自分の要求を通すために、相手の話を聞く
  • 自分の商品やサービスを売り込むために、相手の話を聞く

それって、相手の存在を認めているでしょうか?

あなたはどう感じますか?いくら「聞く力」を身につけたところで、トーク力が身につかない人の根源的な理由がここにあります。

確かに、「相手の話を聞くことで、信頼関係を築く」ことは大切です。しかし、さらに、「相手の存在をまるまる認めているから、相手の話を聞く」というマインドも重要なのです。

この「相手をまるまる認める」という心構え。それは、あらゆるテクニックを身につけることよりも優先されるものです。

会話がうまい人に共通する非常識な特性とは?

会話がうまい人に共通しているのは、主に以下の3つです。

  • そもそも、相手に好かれようなんて思っていない!
  • 周りの評価はどうでもいいと思っている!
  • 良い意味で「適当感」たっぷり!

ここでは、まず、「取材感覚で話してみる」と「緊張するたった一つの原因」からお話します。

取材感覚で話してみる

会話が苦手な人は、取材感覚で話してみることをお勧めします。意識が相手に向けられることで、興味と好奇心が生まれるからです。それによって、「会話が楽しい」と思えるようになるのです。

  • トークが続かない…
  • 何となくイヤ~な沈黙が訪れる…
  • 会話のネタが思いつかない…

一度は、あなたもこのような経験をしたことがありませんか?

どうして、会話が止まってしまうのでしょうか?逆に、相手がどんな対象なら会話が続くのでしょうか?ここを考えてみたいと思います。

例えば、あなたはどんなアニメが好きですか?もしも、そのアニメのお気に入りのキャラクターに話すことができたとしたら、何だか楽しそうじゃないですか?そのとき、あなたは会話が続かない気がしますか?

  • 「あの時、どうしてあの技にしたの?」
  • 「実際、ライバル関係の強敵にはどんな思いなの?」
  • 「空を飛ぶってどんな気分なの?」

いくらでも出てくる気がしませんか?それなのに、会話がしんどくなるのは、こういう思いがあるからです。

  • うまく話さなければ…
  • 気の利いた一言を返さなければ…
  • 次の話題はどうしようか…

そうです。何度も言いますが、「自分がどのように見られているか」ばっかりになっているのです。

つまり、ベクトルが常に自分。

じゃあ、どうなるか?「相手に関心を持つ余裕がなくなる」のです。相手に関心がないということは、相手を観察することができません。「相手が今、何を考え、どんな感情で…」なんてどうでもよくなっています。

すなわち、相手の存在を気づかないうちに消去してしまっているんですね。なぜなら、自分がどう思われているかが何よりも気になっているからです。

まず、ベクトルを相手に向けることです。集中させることです。そうすると、興味と好奇心が生まれ、相手を「取材」したくなります。

この「取材感覚」がとても効果的です。なぜなら、自動的に能動的な楽しみを生んでくれるからです。アニメのキャラクターのときは、ベクトルが自分よりも相手に向かっていませんでしたか?そして、相手のことを知ることがとても楽しく思えませんでしたか?

相手に「取材」して、自分が楽しむ!

そのマインドになれば、会話のネタなんていくらでも思いつくはずです。

緊張するたった一つの原因

大勢の前で、自分一人が注目され、その場の時間を占有するとき、多くの人が緊張してしまいますよね。

人前で話すことに緊張してしまう多くの人は、やはり共通のある原因があります。それは、「苦痛を回避したい」というベクトルが自分だけに向いていることです。

具体的には、次のようなことが気になっているのです。

  • もし、声が震えて裏返ったらどうしよう…
  • もし、口が乾いてもごもごしたらどうしよう…
  • もし、頭が真っ白になったらどうしよう…
  • もし、会場が静まり返ったらどうしよう…
  • もし、緊張していることが分かって、笑われたらどうしよう…
  • もし、さらっと格好良く決まらなかったらどうしよう…

もし、あなたが話していて、このような状態になったとします。ここで、考えてほしいのは、これが現実に起きて困るのは誰かということです。

そうです。あなたです。あなただけです。どうしても緊張する人は、次のことを受け止めてみてください。

  • あなたは、あなたが困るのが嫌だから、うまく話そうとしている
  • あなたが恥をかきたくないから、悩んでいる

あなたが話す目的はあなたが恥をかかないためですか?あなたの話す目的はあなたを良く見せるためですか?

違いますよね。

ここの目的を明確にするのがポイントです。では、あなたが話す本質的な目的とは何でしょうか?

それは、「あなたが、一番伝えたいことを、一番伝えたい人に伝える」ことです。

あなたがどう思われるかなんて、二の次でいいのです。

あなたの周りでも、緊張なんか微塵も感じさせない人がいるかと思います。その人たちにも、やはり共通点があるのです。会話がうまい人たちには、次のような特性があります。

  • そもそも、相手に好かれようなんて思っていない!
  • 周りの評価はどうでもいいと思っている!
  • 良い意味で「適当感」たっぷり!

そもそも、相手に好かれようなんて思っていない

あなたは、ビックリしたかもしれません。相手に好かれるためを基本とすることが多い中、なんと、嫌われてもいいとさえ思っています。

たとえ、会話を通して関係が悪くなったとしても、お互いに合わなかっただけで、相手も自分も否定することは絶対にしません。その覚悟が、逆説的に相手に好かれるようになるのです。

周りの評価はどうでもいいと思っている

会話することにストレスを感じている人は、会話の最終目的が「相手や周りから高い評価を受けること」になっているのです。

会話がうまい人は、そんなことはどうでもよくて、それよりも相手に対する興味や好奇心を優先させています。つまり、相手の存在をものスゴく認めたうえで、相手を通して自分の興味や好奇心を満たすことを楽しんでいるのです。

また、どれだけ良い内容でも、100人いれば全員が良かったという感想にならないことも知っています。100人いれば、賛否は分かれるのは当然なのです。なぜなら、いつだって、「2:6:2」という自然の法則が作用するからです。これは、上位2割は高評価し、中間の6割は普通の評価。そして、下位の2割は低評価するという自然のバランスを表しています。つまり、100人いれば、20人は評価せずに、批判や否定をするということです。

そのため、会話がうまい人は、周りの評価を気にしたところでしょうがないと思っています。それより、「自分が一番伝えたいことを、一番伝えたい人に伝える」ためにこだわっているのです。

良い意味で「適当感」たっぷり!

そもそも、会話を「正しく」しようなんて思っていません。もちろん、相手の存在はとてつもなく尊重していますが、次のようなことにエネルギーを使っていません。

  • まじめにしなければいけない
  • ちゃんと返答しなければいけない
  • ずっと集中していなければいけない

そんな義務感の混じったガチガチのトークはしないと決めているのです。もちろん、相手の存在を最大限尊重したうえで、義務感より楽しさを優先しているんですね。

そうは言っても、友だちどうしなら、それはできるかもしれません。ですが、公式の場であったり、目上の人であったり、お客様だったり、きちんとした対応を求められる相手に対しては、難しいかもしれません。

しかし、会話がうまい人は、そのようなケースでも、この特性を発揮します。だから、逆にどんどん好かれていくというわけです。

ほとんどの人が勘違いしている会話の主導権とは?

会話の主導権は、実は、聴き手にあります。

会話の主導権をつかむために、一生懸命に話している人がいます。しかし、会話の主導権は話している側にはあるわけではありません。芸能人でも映画俳優でもスポーツ選手でも、インタビューを受けている時、会話の主導権を握っているのは聴き手にあります。

そもそも、人と話すことが、だんだん苦痛になるのはなぜでしょうか?

  • 何から話せばいいか分からない…
  • ちゃんと返答できる自信がない…
  • ネタがすぐに尽きてしまう…

これらに共通している原因は、いったい何なのでしょうか?

それは、「会話中は積極的に話さなければいけない」という勘違いです。

そもそも、会話とは、「相互性の法則」というものがあって、これは読んで字のごとく「お互いに順番に話す」

という法則です。言われてみれば当たり前ですが、会話がしんどくなる人の多くは、「自分が話し続けなければいけない」と思い込んでいます。

例えば、1時間ずっと自分の話をするのは無理ですし、相手にとっては息苦しいだけです。だから、堂々と相手にも話してもらえばいいんですね。

では、どうやって堂々と相手に話してもらえればいいのでしょうか?その方法を聞くと、あなたは拍子抜けするかもしれません。その方法とは、これです。

「質問する」

あなたは、当たり前に思われたかもしれません。しかし、多くの人が効果的な質問ができていません。効果的な質問とは、以下の2点を意図していることです。

  • 相手の考えや状況を深堀りする
  • 話の流れをコントロールする

実際に、この2つを意図してできている人は少ないのではないでしょうか?では、具体的にどんな質問をすればいいのでしょうか?以下の3つを参考にしてください。

  • どうして?
  • 具体的には?(例えば?)
  • 他には?

この3つを相手の話の適度な位置で繰り返していれば、驚くほど会話が続いていきます。なぜなら、質問されている相手にとっては、自分のことにスゴい興味を持ってもらえていることを実感できるからです。

それによって、相手は自分自身を深堀りすることになります。自分自身の考えを改めて整理できたり、新たな考えに気づいたりできるのです。

そして、何より質問とは、「あなたが聞きたいことを聞いて、相手はそれに答えている」という状態です。そのため、あなたは、ほしい知識や情報だけを聞くことができているのです。

つまり、質問は、相手に喜んで話してもらえるうえに、話の流れをいくらでもコントロールすることができる「トークの司令塔」なのです。

そのため、会話の主導権を握るには、質問する力を磨くことが最も効果的だといえます。

相手と打ち解け合うための雑談が止まらないネタ一覧とは?

実践ですぐに使える会話のネタ一覧として、「博多時計、基地になし!衣食住(はかたどけい、きちになし!衣食住)」と、さらに、「人の活動の価値観8分野」をご紹介します。

会話において、本題に入る前の雑談は非常に重要です。自分の主張をスムーズに相手に伝えるには、お互いの信頼関係と親近感が必要だからです。例えば、会ったばかりの人から、いきなり、人生とは何かを語られても困惑してしまいます。まだ、話をする態勢、聞く態勢になっていないのです。

本題に入るためには、まったくの他人から知り合いになっておく必要があります。しかし、そうは思っていても、すぐに雑談が止まってしまうこともありますよね。

そもそも、会話は「生もの」なので、相手や状況、雰囲気によっても違ってきます。それに対して、会話のネタも柔軟に変えたり、発展させたりする必要があります。

そこで、「事前に人が会話で弾むネタを準備しておく」のです。実際にそれを使うか使わないかは置いておいて、それを知っているだけで「心の安定剤」になります。気まずい沈黙がひたひたと訪れたら、思い出して実践してみてください。この雑談用のネタ一覧を覚えておくだけで、どんな状況でも相手と雑談で盛り上がることができるようになります。

「博多時計、基地になし!衣食住(はかたどけい、きちになし!衣食住)」

そのネタ一覧が、「博多時計、基地になし!衣食住」です。「博多製の時計が、基地にない」と覚えておいてください。衣食住はそのままです。

以下が「はかたどけいきちになし衣食住」の詳細です。

  • は…はやり(最近流行っていること・マイブームなど)
  • か…家庭・家族(家族構成・兄弟についてなど)
  • た…旅(今まで行った国・オススメの観光地・これから行く予定など)
  • ど…道楽・趣味(休日の過ごし方・ストレス解消法など)
  • け…景気・健康(経済状況・元気の秘訣・運動法など)
  • い…生き方(大切にしている信念・人生のターニングポイントなど)
  • き…気候(今日の天気・寒暖など)
  • ち…地域性(出身地・特産物・お国自慢など)
  • に…ニュース(昨日のニュース・注目の出来事など)
  • な…仲間(友だちとの遊び・友だちの趣味など)
  • し…仕事(得意分野・年月など)
  • 衣…ファッション(服の好み・買い物場所など)
  • 食…食事(好きな食べ物・お店情報など)
  • 住…住んでいる家(住んでいる場所・周りの環境など)

人の活動の価値観8分野

さらに、「人の活動の価値観8分野」もご紹介しておきます。これを意識するだけで、会話の選択肢が増えるからです。実は、どんな会話においても、ベースになっている分野があるのです。

それが、次の8つです。

  • 精神性(スピリチュアル)
  • 健康
  • 家族
  • 人間関係
  • お金
  • 仕事
  • 学び
  • 趣味

これらは、人がいつも関心を持っている人生のテーマなのです。これらをベースに相手に興味を持てば、ネタとしてアプローチしやすく、また、相手も答えやすくなります。人が常に意識している価値観だからです。

例えば、人の悩みを「人の活動の価値観8分野」に沿ってアプローチすると次のようになります。

  • 精神性(スピリチュアル)…自信がない、ストレス、劣等感が強い
  • 健康…持病、ケガ、疲れやすい
  • 家族…夫婦関係が、うまく行っていない
  • 人間関係…社内でパワハラを受けている
  • お金…収入が増えない、借金がある
  • 仕事…上司からの評価が低い、転職
  • 学び…専門的スキルがない
  • 趣味…興味がない、時間がない

相手が話したがっていることや自分との共通点を見つけるための魚群探知機の法則とは?

広い質問と狭い質問を繰り返す

「魚群探知機の法則」というのは、「広い質問」→「狭い質問」→「広い質問」→「狭い質問」を繰り返して、相手が話したいことや、自分との共通点を見つけるための方法です。

  • 相手と盛り上がる会話のネタが見つからない…
  • せっかくトークが始まったのに、なぜか広がらない…

そんな悩みを解消するには、「魚群探知機の法則」は効果的です。

まず、相手のことを知るためには、「質問する」することです。質問には「クローズ質問」と「オープン質問」の2種類があります。

クローズ質問

  • 相手がYESかNOで答えられる質問
  • 「あなたは、この考えに賛成ですか?」と、質問されたら、賛成か反対を答える形

オープン質問

  • 相手が自由に答えられる質問
  • 「あななは、この考えについてどう思いますか?」と、質問されたら、幅広く答える形

では、クローズ質問とオープン質問はどちらが大切なのでしょうか?答えは両方です。会話の初めの段階では、クローズ質問をいくつか繰り返してください。YESかNOで答えられるクローズ質問は、相手が答えることの負担を軽くするからです。そして、調子が出てきたら、オープン質問を入れて行くやり方がスムーズです。

そして、オープン質問において、相手の興味や自分との共有点を見つけていくのです。ここで「魚群探知機の法則」を使います。ポイントは、「幅のある質問」と「的を絞った質問」を使い分けることです。

魚群探知機は、水中へ超音波を発射し、その反射波をとらえます。これは、声に反響する「やまびこ」の原理を応用しています。そして、魚群の存在が確認できたら、そこに仕掛けを下ろすのです。もし、魚群探知機に反応がないのに、仕掛けを下ろしていたとしたらまったくナンセンスですよね。

会話のネタを広げるのも、この「やまびこ」の原理を応用した「魚群探知機」のシステムで進めていくと簡単です。

まず、水中へ超音波を発射するのですが、これが会話で言うところの「幅のある質問」です。そして、反射波が魚群=相手の興味や自分との共通点があったら、仕掛け=「的を絞った質問」をするのです。

例えば、いきなり、「どんな作家が好きですか?」と言われても、相手が読書好きなら問題ないですが、そうでなかったとしたら、相手を困らせてしまうだけです。

これは、魚もいないのにいきなり仕掛けを垂らすようなものです。当然、食いついてはくれません。なぜなら、魚がいないからです。

まず、魚群を見つけることです。そのために、「幅のある質問」から入るのです。

この場合だと、「休日は何をしているのですか?」という自由度の高い答えを求めることです。そこで、相手が「読書したり…」となれば、そこで初めて「どんな作家が好きですか?」という仕掛けを垂らすのです。

相手が食いついてくる確率はグ~ンとアップすると思いませんか?なぜなら、相手は休日に読書をしているからです。

この話だけ聞くと、当たり前すぎる内容に思えるかもしれません。しかし、実際には、「休日は何をしているのですか?」をすっ飛ばして、「どんな作家が好きですか?」から、いきなり入っているケースが多々あります。

そして、もちろん、内容も大切です。幅があればいいからと言って、いきなり、その人の核心に迫る質問は避けた方がいいです。例えば、「あなたは人生について、どのように考えていますか?」と、こんな質問をされたら逆に答えにくいですよね。

「休日は何をしているの?」「○○のニュースついてどう思います?」など、答えやすいものにしてください。

会話のネタを広げる上で重要なことは、まず「幅のある質問」によって魚群=相手の興味や自分との共通点を探し出すことです。そのとき、相手の反応を見逃さないように集中する必要があります。具体的には、表情や声のトーン、そして、雰囲気を感じ取ることです。

そして、好きな作家の話が一通り深掘りできたら、また、「幅の広い質問」に戻ればいいのです。

「幅の広い質問」→「的を絞った質問」→「幅の広い質問」→「的を絞った質問」を繰り返せば、会話のネタはいくらでも見つかります。

「魚群探知機の法則」を使って、相手が話したいことや自分との共通点を話すことができたら、会話のネタがしぼんでいくことはないでしょう。なぜなら、相手にとっても自分にとっても一番興味があって話したい話題だからです。

「人は話したいことを話したい」という深層心理があるのです。

しかしながら、ここで一つ注意点があります。

「クローズ質問」と「オープン質問」の連動も、「幅のある質問」と「的を絞った質問」の連動も、どちらにおいても、これを覚えておいてください。

それは、相手が答えに詰まっていたら、「自分の質問が相手を答えづらくしている」ということです。決して、「どうして、こんなことも答えられないのだろう?」と、相手を責めないでください。

そのとき、あなたがすぐにやることは、これです。

「質問を変える」

相手が答えづらい質問をしてしまったのです。だから、どういうふうに質問したら、今度は答えやすいかを真剣に考え、質問をし直すことです。

まるで会話製造機のようにポンポンと話題を生み出す方法とは?

会話はキャッチボール

ポンポンと話題を生み出すには、「一言プラス法」が実践的です。

会話はお互いのボールを投げ合うキャッチボールに例えられます。しかし、本当に多くの人がここで言う「ボールを投げる」という意味を履き違えています。実は、取りやすいボールを投げることではなく、本当は、「相手がまた投げ返せる状態を作る」ことの方が大切なのです。

普通のフレーズを少し変えるだけで、今までより圧倒的に会話を続けることができるようになります。これは、少し意識するだけで、誰にでもできます。この方法を使えば、相手を「おしゃべり上手」に変え、あなたとのトークタイムを心から堪能してもらえるようになります。

詳しく見ていきましょう。

会話が苦手な人の多くが、話し方や聞き方以前の悩みがあります。

  • 会話のネタがなくなってしまう…
  • トークがすぐに終わってしまう…

そんな中、まるで会話製造機のようにポンポンと話題を提供できる人がいますよね。気がつけば、なぜか会話が続いている。その人たちは、ちょっとしたことを心がけています。

実は、普通のフレーズを少し変えるだけで、今までより圧倒的に会話を続けることができるようになります。少し意識するだけで、誰にでもできます。

それが、「一言プラス法」なのです。

これは、返された言葉に対して、その言葉から連想できるものをたくさんイメージし、その話題で返す方法です。

会話は、よくキャッチボールに例えられます。お互いの考えや思いを伝え合う。「こっちが話したら、今度は相手の順番」という「相互性の法則」通りです。

実は、会話のキャッチボールでいう「ボールを投げる」とは、「相手がまた投げ返せる状態を作る」ということです。そのため、会話が続かない人は、ボールを受け止めた相手が、ボールを下に置くしかない状態を作ってしまっているのです。

その典型的な「NGボール」が、「そうですね」です。

一見、共感している素晴らしいフレーズに思えますが、「そうですね」は悪球なのです。「そうですね」で返されたら、そこから発展しようがないからです。よく考えてみてください。もし、あなたが「そうですね」というボールを投げられたとしましょう。実際にボールを受け取った瞬間を想像してみてください。

「そうですね」のボールを受け止めたあと、あなたは次にどうしますか?固まって、何もできなくないですか?「そうですね」を受け止めたあと、ボールを下に置くしかありませんよね。いわゆる会話終了です。

つまり、会話が止まってしまう最大の原因は、「キャッチボールを放棄する」という行為です。分かりやすく言えば、「相手に返球させない」ということです。

その代表的なものが、「そうですね」の悪球です。実際の会話を見てみましょう。

A「最近、寒くなりましたね」(ボールを投げた)

B「そうですね」(NGボールを投げた)

A「…」(ボールを下に置くしかない)

これだと、ここで会話終了です。

では、この「そうですね」が、どんなボールに変わったら、あなたはまた投げ返すことができるでしょうか?そこで、「一言プラス法」です。

A「最近、寒くなりましたね」(ボールを投げた)

B「そうですね。雪が降りそうですね」(「そうですね+一言」ボールを投げた)

A「雪っぽいですね。そう言えば、この前雪祭りに行ってきたんですけど、最近、どこか行かれました?」

B「雪祭り良いですね~。スゴい幻想的ですよね。僕はこの前、旅行で…」

これだと、会話が続く可能性が断然、高くなります。

ここで、重要なポイントは、「その言葉から連想できるものを、たくさんイメージすること」です。

「寒くなった」と言われて、「寒い」から連想される言葉を一言付け加えるだけです。それが「雪」になって、「雪」が「雪祭り」になって、「雪祭り」が「旅行」に発展していく。

すべての言葉に、その言葉から連想できるものをたくさんイメージしてください。そして、そこにプラス一言を付け加えて返すことを意識してみてください。

会話のキャッチボールでいう「ボールを投げる」とは、「相手がまた投げ返せる状態を作る」ということ。そのための最も簡単なやり方が、この「一言プラス法」なのです。

あなたも何気にやっているかも!?相手に安心して話してもらう4つの方法とは?

相手に安心して話してもらうには、次の4つを意識してください。

  • うなずき
  • あいづち
  • ビックリ
  • 名前で呼ぶ

相手にどんどん話してもらうためには、相手の気分がとても重要です。自分のことを理解されている快感と、きちんと聞いてもらえているという安心感がないと人は話すことに躊躇してしまうからです。

この4つのコツを怠れば、相手はたちまちあなたとの会話をやめてしまうでしょう。逆に、この4つのコツを駆使すれば、水を得た魚のように相手はあなたとの会話を気持ちよく進めてくれます。

相手にもっと話したいと思わせる会話力をつけるためにはどうしたらいいでしょうか?そこで、有効なのがカウンセラーやコーチが使っている「アクティブリスニング」という技法です。

うなずき

まず最も基本的な技法がうなずきです。逆に、うなずきをしないでトークしている人の方が少ないのではないでしょうか。

それでも、多くの人が結果的にいい加減なうなずきをしています。適当にうなずいておけばいいと思っていても、その気持ちは相手には伝わっています。

  • 声に出して軽快なリズムでのうなずき
  • 深くゆったりとしたうなずき
  • 目を閉じながら、かみしめるようなうなずき
  • 身を乗り出すうなずき
  • 話のクライマックスでは大げさなうなずき

相手に気持ち良く話してもらうためには、バリエーション豊かなうなずきが必須です。

あいづち

あいづちの役割は、「はい、あなたの話をちゃんと受け止めていますよ」という同意を表すことです。例えば、次の3つです。

  • 「えぇ(深く)」
  • 「それで?」
  • 「それは嬉しいね/辛いね」

ここまでは、ほとんどの人たちが実践していることです。しかし、カウンセラーやコーチのプロは、さらに同意を強力にして、ますます相手にもっと話したいと思わせる状態をつくり出しています。

それが、共感です。

つまり、「同意+共感」であいづちは最強になります。

以下の2つを比べてみてください。

A「今度、ハワイに旅行に行くんだ」→B「お!それは最高だね~(同意)」

A「今度、ハワイに旅行に行くんだ」→B「お!それは最高だね~(同意)ハワイっているだけで心が癒されるもんね(共感)」

いかがでしょうか?

前者は(同意)のみで、後者は(同意)+(共感)しています。「ハワイって癒される」と良いところを言ってもらえるだけで、嬉しくなりませんか?

この「同意+共感」を意識して、あいづちをしてみてください。相手は快感と安心を得ることができます。なぜなら、「共感」は、相手の承認欲求をなみなみと満たすからです。

ビックリ

さらに、いちいち「ビックリ」することも効果的です。もちろん、わざとらしいのは白けますが、聞き手にビックリされることは嬉しいものです。なぜなら、ビックリしているということは、感情が大きく動いているからです。それは、話し手の話に興味を引かれていることを強烈に伝えることになります。

  • 「え~!そんなことあったんですか~!」
  • 「え~!そんなことできるんですか~!?」
  • 「え~!それは、つらいですね~!」
  • 「え~!それからどうなったんですか~!?」

人は、自分に興味を持たれること、関心を抱かれることを、とても喜ぶ生き物です。しかも、深層心理においてです。なぜなら、これも、承認欲求が満たされるからです。

そのため、このビックリすることは、相手の「もっと話したい」気持ちを、どんどん高めていくというわけです。小さい子どもとの会話でも、ビックリしてあげることは、相手の話したい欲求を格段に強めます。それは、大人でも同じことです。

名前で呼ぶ

これは、「単純接触の法則」を応用したものです。

前述のとおり、単純接触の法則は、接触している回数が多くなると親しみが湧くというものです。人間は、好き嫌いに関係なく、何度も見るもの、聞くもの、触れるものに対して、親しみを感じる本能があるからです。例えば、CMで何度も商品の良さを聞かされると、その商品が良く思えてくる原理です。

それをトークで生かすには、「しっかり目を見て、頻繁に相手の名前で呼ぶ」ことです。

相手の名前を何度も呼ぶことで、親しみは一気に増します。呼ばれた方は、名前で呼ばれることで、自分の存在が認められたと感じるからです。

相手から100%「YES」をもらい、信頼を積み重ねて行く魅惑の会話術とは?

相手から100%「YES」をもらう方法は、「相手の感情を代弁する」ことです。

会話において大切なことと言えば、お互いの信頼関係です。人はトーク中、無意識に次のような不安を抱えています。

  • 自分の話は受け入れられているのだろうか?
  • 相手にちゃんと理解されているだろうか?
  • 言いたいことが伝わっているだろうか?

あなたも話をしているとき、相手が無表情で何の反応もなかったら不安になりませんか?不安になると、当然、話すのがイヤになりますよね。人によっては、怖くなって、やめてしまうこともあります。

相手をそんな思いにさせてしまうと、いつまでも相手を理解することもできません。では、どうしたらいいのでしょうか?

それは、「今、私はあなたの話をちゃんと分かっていますよ~」を伝えればいいのです。ただ、それだけです。それが、相手に伝われば、相手は快感と安心を得ることができるからです。

その具体的な方法が、これです。

「相手の代弁者になる」

難しい会話スキルや特別なセンスは特に必要ありませんが、相手の話を読み取る集中力と観察力は不可欠です。

人が誰かに何かを話すという行為には、自分のことを分かってほしいという承認欲求が働いています。これは、無意識の心理です。では、自分の何を分かってほしいと思っているのでしょうか?

それが、「感情」です。

例えば、職場の人間関係で困っている女性Aさんがいるとします。

「この前、ちょっと噂で聞いたんだけど、○○さんが私の悪口言ってたらしいの。いつも仲良くしてたのに、どうして?って感じ…」

この話の中で、Aさんが一番分かってほしいことは、自分が悪口を言われている状況ではありません。一番分かってほしいことは、「感情」なのです。人は無意識に「感情」を共感してもらいたい生き物だからです。

この場合だと、次のような返答が理想的です。

  • 「それは、イラっとするね」
  • 「それは、ちょっと戸惑うよね」
  • 「それは、がっかりするね」

これを、「感情代弁」といいます。

この感情代弁は、一気に相手の心をつかむことができます。相手の感情を代わりに言ってあげられるということは、「あなたの話をちゃんと分かっていますよ~」を、証明していることになるからです。話の内容を理解していなかったら、自分の言葉で適切に相手の感情を代弁することはできません。

そして、相手から返ってくる言葉は、100%「そうなんだよ」=「YES」です。なぜなら、相手の感情を言い換えただけだからです。

この「相手の代弁者」になる聞き方をしていれば、100%「YES」の返答を積み重ねることができるようになります。そして、相手から「この人は、自分の話をちゃんと聞いてくれている」と認知され、信頼される存在になっていくことができるのです。

たった一言で相手に安心感を与える強力な方法とは?

相手に安心感を与えるたった一言は、「相手の話の内容を翻訳する」ことです。

相手があなたともっと話したいと思うためには、ちゃんと自分の話を聞いてくれているという安心感が必要です。

これは、その安心感をなみなみと、しかもたった一言で与えることができる強力な方法です。

的確に話の内容を翻訳できれば、あなたは相手の考えや思いを深いトーンで理解できるだけではなく、圧倒的に相手から信頼を得ることができるようになります。

会話中に安心感があれば、人はどうなるのでしょう?もし、あなたが安心を実感しながら話すことができたら、どうですか?いつもより流暢に、そして饒舌に、自分のことを多く話したくなるはずです。逆に、不安を感じながら話しているときは、もぞもぞと自分のことを控え目に話してしまうはずです。

そうです。人は、安心感があると、「自分のことをたくさん話してしまう」のです。なぜなら、人は自分のことを知ってもらい、感情に共感してほしいと無意識で思っているからです。

裏を返せば、人は、「自分は本当に受け入れられているのだろうか?」という不安や恐怖も深層心理に抱いています。だから、安心感を持って話せる相手は好感を持たれるというわけです。

では、人が安心して話せるとは具体的にどういう状態でしょうか?

それが、「自分の言いたいことが聞き手に的確に伝わっているとき」です。

そのため、ここでもひたすら、「あなたの話をちゃんと理解していますよ」ということを証明し続ければいいのです。具体的にどうすればいいのか?その方法は、「感情代弁」よりも、さらに、発想力と観察力が必要になります。しかし、慣れれば誰にでも実践可能な方法です。

それが、これです。

「相手の話の内容を代わりに翻訳する」

翻訳できるということは、相手の話を確実に理解しているという証明になるからです。比較的簡単にできるのが、「相手の話をまとめる」やり方です。簡単に言うと、次のようになります。

A「○○は~で、…なんだよ」

B「つまり、□□ということですね」

こんな感じです。実際の会話例としては、以下のようになります。

A「この世界には、正負の法則というものが働いていて、何かを得れば何かを失うようにできているんだよ。多くの人が、自分の足りなさを探しては肩を落とすけど、一見、幸福そうに見える人だって、こっちがわからないところで、何かに悩んでいるもんなんだよ」

B「つまり、人と比べるよりも、自分の幸せですね」

A「そうそう!人と比べる必要なんてないよ」

いかがでしょうか?

「相手が一番言いたかった考えや思いの本質を言い直してあげる」だけです。

これによって、相手は「自分の言いたいことがちゃんと相手に伝わっていること」を実感できるのです。相手の話を翻訳して、一言でまとめてあげることで、相手にものスゴい安心感を与えることができます。

このたった一言で、相手は自分の話をどんどんとあなたにしてくれるでしょう。もしかしたら、自分の失敗やコンプレックスなども話してくれるかもしれません。

「この人、真剣に話を聞いてくれている」と思われる完璧な返し方とは?

あなたの相手を思う真剣さを一瞬で伝えるには、「オウム返し」と「過去引用」が効果的です。

うなずきやあいづちだけでも、充分に相手に真剣さを伝えることはできます。それに加えて、「この人、頭の回転速いな」「この人、誠実な人柄だな」と思ってもらえる返し方です。

実際、名司会者や名インタビュアーと呼ばれる人は、この返し方のスペシャリストだと言えます。そのため、相手が秘密にしていることさえ引き出してしまう力があります。

この「オウム返し」と「過去引用」を使うと、相手の話を正確に理解できるとともに、相手の世界観をしっかりカバーできるようになり、たちまち相手はあなたを信頼に値する人に認定することでしょう。

オウム返し

「オウム返し」と言っても、ただ、オウムのように相手の言ったことを繰り返していればいいというものではありません。そこにはちょっとしたコツがあります。

それは、相手の話の中で、次の要素を「オウム返し」していくのです。

  • 相手が一番伝えたいワード
  • 話のコアになるワード
  • 要約すると浮き上がるワード

そうすることで、相手に「あなたの話はちゃんと伝わっていますよ」という安心感を与えることができます。また、話している相手自身も、話しながら自分の考えがまとまっていくのでスッキリします。そして、お互いに論点を一致させることによって信頼関係を構築しやすくなります。

さらに、キーワードを深堀りして、より一層、核心に迫っていくには、次の2点を意識してみてください。

  • キーワードを疑問形にして聞いてみる
  • 「具体的にはどういうことですか?」と質問してみる

例えば、相手の話の中で、コアになるワードが「情熱をかける」だとします。その場合、「情熱をかけるとは、具体的にどういうことですか?」と聞いてみることです。

「情熱をかけるっていうのは…」相手は、確実に答えてくれます。自分の大切にしている価値観を理解しようとしてくれる相手には、きちんと向き合おうとするからです。

過去引用

これは、洞察力と記憶力を必要とします。しかし、これが巧みにできたら、あなたは一発で相手から「信頼の置ける人物」と位置づけられるようになります。実際にこれを意識していると、相手が何を考えているかを知る有効なトレーニングにもなります。

それが、「過去引用」です。

これは、過去の話の中に出てきたワードを、目の前に引っ張ってくる方法です。

もし、あなたが1時間前に使ったワードを、相手がもう一度言ってきたらどんな感じがしますか?例えば、このようなケースです。

「…やっぱり人間性の豊かな人は、ポジティブにもネガティブにも偏らないニュートラルな立場でいるよね~」

こんなやりとりがあったとして、話題がすっかり変わった1時間後に、相手から、こう言われたらいかがでしょうか?

「…それって、やはり、さっきおっしゃっていたニュートラルという考え方ですね?」

あなたが人生の重要な心構えとして持っているニュートラルというワードを、しかも1時間前に使ったものをここで繰り返されるわけです。その人に対して、あなたはどんな感情を抱きますか?

さらに、これが1時間前ではなくて、ずっと以前に会話したワードだったらどうですか?「どれだけ、真剣に自分の話を聞いてくれているんだ」という思いになりますよね。

ただ、重要なことは、話の本質と相手の世界観に沿った内容であることです。何でもかんでも覚えておいて、繰り返せばいいというわけではありません。話の本質を見事に突いており、また、相手の世界観をしっかりカバーできていることが条件です。

実際にこれらが使えるようになると、あなたの相手を思う真剣さを一瞬で伝えるだけでなく、次のような印象を与えることになり、頼りになる存在だと認識されていきます。

  • 「お!この人、頭の回転速いな」
  • 「お!この人、誠実な人柄だな」
  • 「お!この人、飲み込みが速いな」

相手を心地よくさせる人がやっている質問とは?

相手を心地よくさせる人は、タイミングを見計らい、相手の信念や生き様について質問しています。相手の承認欲求を満たし、自己重要感を高めることができるからです。それによって、相手は前のめりになって話してくれるようになり、何より、深い関係になることもできるのです。

じっくり見ていきましょう。

ところで、あなたは、まとまった休日があれば、どんなふうに過ごしますか?いろんな過ごし方があると思いますが、やはり、人気なのが旅行ではないでしょうか。

では、そもそも、人はなぜ旅行に行くのでしょうか?

それは、「非日常を味わいたいから」です。普段の毎日では、体験できないことをしたい。日常ではない時間を過ごしたいからです。

では、なぜ、非日常を味わいたいのか?

それは、「良い感情にひたりたいから」です。人は、良い感情にひたりたいから、旅行に出かけるのです。当然と言えば、当然ですね。

それを踏まえて、では、なぜ、人は人に会いたくなるのでしょうか?

人が人に会いたくなる理由。人が、この人に「また、会いたい!」と思う理由。そうです。旅行と一緒です。

「非日常を味わいたいから」なのです。それによって、「良い感情にひたりたいから」です。

あなたが、「あ~、また、この人に会いたいな~」と思う人ってどんな人ですか?

  • あなたに、新しい気づきを与えてくれる
  • あなたに、刺激をもたらす
  • あなたに、癒しを提供してくれる

要するに、「あなたの感情を心地よくしてくれる人」ですよね。

では、相手の感情を心地よくする具体的な方法とは何でしょうか?「また、会いたい!」と思われる人がやっていること。

それは、前述のとおり、相手の承認欲求を満たし、自己重要感を高めることです。

そのために、心がけること。

それは、「相手に自分自身のことについて、いかに話してもらえるか」です。

人は、自分の話を聞いてもらい、認められることで、猛烈に承認欲求を満たす生き物だからです。

それを可能にする「トークの司令塔」。それが、何度も言っている「質問」です。

その中で、信頼関係、親近感を築けたら、最終的には、相手の「信念」や「生きざま」に迫るような質問までできるとベストです。相手との距離がグンと縮まるからです。経験則ですが、聞かれた相手も、最初はビックリするかもしれませんが、状態も感情も「前のめり」になって、話し出してくれます。

そのうえで、さらに大切なこと。

それは、「質問」をトークのテクニック的な要素として使わないことです。つまり、相手の承認欲求を満たしたいから、自分が良い人と思われたいからだけで、使わない。

大切なのは、その奥側にあるものです。

それが、「相手に、心から興味を持つこと」です。この在り方が重要なんです。

  1. 相手に、心から興味を持つから、質問する
  2. 質問するから、相手は自分自身について話す
  3. その結果、相手の承認欲求が満たされる
  4. そして、あなたに「また、会いたい」と思ってもらえる

この順番が重要なのです。

そうじゃないと、単なる心理学を使ったトークゲームになってしまう。

じゃあ、「相手に興味を持つ」にはどうしたらいいか?

それは、簡単に言うと、「興味を持てる」人と出会うことです。

好奇心を駆り立てられる人と出会う。そうすれば、自ずと「相手に興味を持つ」ことができます。そうしたら、あとは、思い切って質問することです。

「こんな質問したら、失礼かな~?」とか、思うかもしれませんが、人は、自分のことについて質問されるのは嬉しいものです。なぜなら、「自分に興味を持ってもらえている」=「存在が承認されている」からです。

最後に、効果のある質問の一例をご紹介します。

それは、これです。

「○○さんの○○において、プロフェッショナルとは何ですか?」

これ、オープン質問なので、結構、悩まれる人もいますが、ものスゴく真剣に答えてくれます。なぜなら、その人の「信念」や「生きざま」を表現するものだからです。

例えば、次のようになります。

  • 「○○さんの仕事において、プロフェッショナルとは何ですか?」
  • 「○○さんの子育てにおいて、プロフェッショナルとは何ですか?」
  • 「○○さんの父親としての、プロフェッショナルとは何ですか?」
  • 「○○さんの健康を保つことにおいて、プロフェッショナルとは何ですか?」

つまり、「その人の人生において、最もエネルギーをかけていることについて、プロフェッショナルの定義を聞く」ことです。

これ、一発で、「私は、心からあなたに興味ありますよ~」を、伝えられます。それは、相手の承認欲求を満たし、自己重要感を高めることになり、その結果、相手を心地よくさせるのです。

関係が浅い相手でも、あなたの言葉に魔法が宿る秘密とは?

言葉に魔法を

それは、「家族や大切な友人のように話す」ことです。

僕たちの日常は、あらゆる場面で「説得」のオンパレードだということにあなたは気づいていましたか?

  • 親が子どもに躾をする
  • 子どもが親にお小遣いをねだる
  • 学校の先生が生徒に授業する
  • 友達どうしで約束をする
  • 上司が部下に指示を出す
  • 後輩を飲みに誘う
  • 彼女が彼氏にお願いをする
  • 婚約者にプロポーズする

これらは、ほんの一部ですが、いずれにしても説得し、説得されている構図です。ここで、考えたいのは説得するのがうまい人とそうでない人の違いです。

そもそも、説得とは、「相手の意図に関わらず、自分の思い通りの事柄を相手に実行させること」です。

しかし、ここに重大な真実があります。それは、「人は誰も説得されたくない」と思っています。人は説得されることを無意識で拒絶しているのです。説得された内容が100%正しいと本人も自覚していても、説得されて行動に移すのがイヤなのです。自分の行動はすべて自分で決めたいという欲求を、人は無意識に持っているからです。

どんな依存心の強い人でも、本質的には自分の意志で行動したいと思っています。説得によって、行動しているのは、他人にコントロールされていると感じます。つまり、自分じゃない誰かを生きることになるんです。

つまり、説得上手な人は、実は、説得だけしているわけでありません。実は、相手を説得して動かすのではなく、納得してもらって、本人の意志で動いてもらっているのです。

そこで、「説得」から「納得」に発展させるために、誰にでもできる簡単な方法をご紹介します。

それが、「両面提示の法則」です。

これは、メリットとデメリットの両方を伝えることによって、相手に安心感を与え、信頼を得る方法です。

もし、あなたがエアコンを買いに家電量販店に行ったとしましょう。そこで、販売員の人から、2通りの商品説明を受けたとします。

  • 「このエアコンは、人気№1で、性能、価格の面でも他を圧倒しております」
  • 「このエアコンは、確かに機種は古いです。ですが、○○製なので万全のサポートがついております」

いかがでしょうか?

前者は、商品のメリットだけの説明です。何だか不安になって怪しいと思いませんか?一方、後者は、商品のメリットとデメリットをセットで説明しています。何だかメリットがより際立ち、信頼感と安心感が増しませんか?

では、ここで最も重要な要素についてお話します。

もし、あなたが販売員の立場だとしたとき、この「両面提示の法則」は、どんな人に使いたいですか?つまり、きちんとデメリット面も話しておきたい相手は誰でしょうか?

それは、「あなたの家族や大切な友人」ではないでしょうか?

つまり、あなたにとって大切な人にだったら、両面提示の法則は自然と使っているはずなのです。

  • もし、目の前のお客さんが、あなたの親だったら…
  • あなたの旦那さん(奥さん)だったら…
  • あなたの子どもだったら…
  • あなたの兄弟姉妹だったら…
  • あなたの親戚のおばさんだったら…
  • あなたの同級生だったら…
  • あなたの恋人だったら…

その人にとってベストな商品を勧めますよね。デメリットを隠して、ただ売れればいいなんて思いませんよね。

ここに共通している想いは、これです。

「相手にとってベストとなるように話したい」

つまり、関係が浅い相手であっても、家族や大切な友人に対するように、あなたが言葉を紡ぐとき、あなたの言葉に魔法が宿るのです。「相手のベストを考えてくれる人間性」にこそ、人は安心し、信頼するからです。そのとき、人は説得されていません。納得している状態になっているのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ここまで、会話における20個の要素を、人間の行動心理、根本的欲求、マインド面、テクニック面の4つをベースに解説してきました。

  1. 一貫性の法則や相補性の法則といった心理学
  2. 人間の根本的欲求である承認欲求や自己重要感
  3. 会話のタブーや会話をするうえでのマインド面
  4. 相手から信頼され、安心感を与えるテクニック面

20個の要素の中で、あなたにとって印象的だったのはどれでしたか?

ここで、あなたに1つお願いがあります。たった1つ、これです。

「職場や家庭での実際の会話で、どれか一つでもいいので、意識して実践してみてください」

20個すべてを同時にやろうとする必要はありません。あなたが取り組みやすいこと、あるいは、早急に改善する必要を感じていることからでいいので、ぜひ、実践してみてください。

もし、どれが1つ取り組むとしたら、20個の要素の中で、あなたにとってどれが現実的でしょうか?

この20個の要素を理解していただき、実践することで、あなたの会話力は劇的に高まります。それによって、あなたの抱えてる人間関係の悩みが、今よりも確実に解消されることをお約束します。

 

今回も、ブログを読んでいただき、心からありがとうございます。

このご縁を、大切に育めて行けたら光栄です。

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