人生や恋愛、仕事のお悩み相談なら「豊か人」

豊か人

例え話の効果や使い方:簡単に会話上手になれるたった一つの方法

会話上手の人たちは、会話の中に必ず例え話を盛り込んでいる

簡単に会話上手になれる方法がたくさんあるとはいえ、その中で「例え話」を効果的に使いこなせている人は意外と少ないですよね。「例え話」とは、伝えたい内容を比喩や事例によって、具体的なものの話に置き換えてわかりやすく説明する、短く簡潔な表現話法のことです。

そうは言っても、うまい「例え話」を会話中のその場で思いつけるのは、もともとの会話センスや才能が影響しており、すべての人が簡単にできるのかという懸念もあります。また、「例え話」を使いこなせるようになるための具体的な方法が、実際にあるのかも気になるところです。

しかし、セミナー、コンサルティング、プレゼンテーション、営業、演説、講演会、説明会、授業、テレビ番組、ブログ記事など、あらゆる場所で聴衆やユーザーを魅了する人気講師やカリスマ先生といった会話上手の人たちは、会話の中に必ず「例え話」を盛り込んでいます。さらにいえば、2000年以上前の釈迦やキリストも、教えを伝えるために「例え話」を頻繁に使っていました。

なぜなら、「例え話」を使わなければ、聞き手を誤解させてしまったり、イライラさせてしまったりするからです。その結果、伝えたいことが確実に伝わらず、説得力や影響力を欠いてしまい、聞き手の共感を得られなくなります。

それは裏を返せば、会話に「例え話」を使うだけで、言いたいことが「よりわかりやすく、よりおもしろく」伝わり、説得力と影響力に満ちた深みのある話ができるということです。その結果、会話上手になることができ、聞き手から共感を得られるようになるのです。

そのため、簡単に会話上手になりたいなら、「例え話」を使うことをお勧めします。

「例え話」は、どんな会話テクニックよりも「一瞬で聞き手を納得させる力」があるため、人気講師やカリスマ先生など、「この人、話がおもしろい」と言われている人たちは例外なく、「例え話」を使っているといえます。

本ブログでは、簡単に会話上手になれるたった一つの方法として、「例え話」がもたらす効果と、「例え話」の最も有効な使い方を徹底解説しています。

目次

例え話とは?

例え話とは、ものごとの本質をよりわかりやすく、よりおもしろく言い換えた具体例のこと

「例え話」とは、伝えたいことを比喩や事例によって、具体的なものの話に置き換えてわかりやすく説明する、短く簡潔な表現話法のことです。

つまり、ものごとの本質を「よりわかりやすく、よりおもしろく」言い換えた具体例のことなのです。

 

例え話をうまく使いこなす第一条件

例え話をうまく使いこなし、会話上手になるためには、まず、伝えたいことをはっきりさせることです。

自分の主張(結論)や伝えたいものごとの本質を自らが最も把握しておく必要があるのです。なぜなら、主張やものごとの本質が例え話と正確に連動していなければ効果が見込めないからです。

このことは当たり前のように思えますが、会話が苦手な人ほど伝えたいことが明確になっていません。何が言いたいのか自分自身もわかってないことが多く見受けられます。

 

例え話の原則

主張(結論)・本質を具体的なものの話と置き換えるときは、聞き手にとって身近なものであることが原則です。つまり、聞き手がすでに知っている知識、情報、思想、経験をベースにした具体的なものと置き換えるようにしてください。

主張(結論)・本質を具体的なものに置き換えればいいからといって、ただ細かい描写をすればいいものではありません。聞き手にとってイメージできないものであるなら、それは例え話とはいえないからです。

例え話を聞いたとき、聞き手が一瞬でイメージが浮かぶかどうかが重要なポイントになります。

 

例え話の最大の効果とは?

例え話の最大の効果は、話し手の主張(結論)に説得力と影響力を生み、臨場感をもたらせること

例え話の最大の効果は、話し手の主張(結論)に説得力と臨場感をもたらせることです。ものごとの本質を「よりわかりやすく、よりおもしろく」言い換えることで、聞き手の理解を圧倒的に深めるからです。

その結果、聞き手から共感や賛同を得ることができるのです。

 

例え話を使うと説得力と臨場感が増す理由

例え話を使うことで、説得力と臨場感が増している

例え話を使うと説得力と臨場感が増すのは、聞き手が鮮やかなイメージを持てるからです。

例え話はものごとの本質を「よりわかりやすく、よりおもしろく」言い換える表現話法です。そして、言い換えた表現に対して、どれだけ聞き手が鮮やかなイメージを持てるかがポイントになります。

そのためには、一瞬でイメージが浮かでくるような映像を聞き手に見せることが真髄ともいえます。

 

例え話の具体的な役割

例え話の具体的な役割は、何と言っても「話したいことを聞き手に映像で伝えられる」ということです。その効果は、あらゆる会話テクニックの中で最もパワフルです。

なぜなら、例え話の効果には聞き手が「なるほど!」「そう言われれば確かにそのとおりだ」と反応してしまう人間心理がベースにあるからです。

例え話の利点は、聞き手に具体的な映像を見せることで臨場感を持って理解してもらえることです。そうすることで、同じ映像を共有し、そこに同じエネルギーを発生させ、空間的にも同調を得やすくなります。

すると、話し手の主張(結論)に説得力が増し、聞き手に影響力を与えるようになります。その結果、聞き手の共感と賛同を高い確率で得ることができるようになるのです。

それが、いわゆる「聞き手を感動させる」とか「聴衆を魅了する」といった状態につながるのです。

 

例え話の「一撃納得」の心理的メカニズム

次に記載している流れが、会話に例え話を盛り込んだときの聞き手側に生じる「一撃納得」の心理的メカニズムです。

この心理的メカニズムを理解しておけば、確実に聞き手を感動させることができます。逆に、これを理解していなければ、意図して相手を感動させることは難しくなります。

聞き手が、今、どの段階にあるのかを感じながら、話すことを心がけてください。自分(=話し手)と聞き手を俯瞰して見る(上から見る)ことで、会話をコントロールできるようにもなります。

〈例え話の「一撃納得」の心理的メカニズム〉

「映像で理解することができる」

→「わかりやすい」

→「臨場感にひたれる」

→「的確に共有できる」

→「同じエネルギーが起こる」

→「説得力と影響力が増す」

→「共感できる」

→「感情が動く」

→「納得できる」

→「感動する」

 

会話上手な人の特有の共通点とは?

会話上手な人の共通点は、話の内容を具体的な映像として見せている

話がおもしろく、会話上手な人の共通点は、「話の内容を具体的な映像として見せている」ということです。話し手と聞き手の間に臨場感を生み出し、イメージしやすくするためです。

聞き手にとって、話の内容がイメージできることが重要なポイントになります。聞き手は、聞いているだけで情景が浮かび、話の世界に居合わせていたかのような感覚になるのです。

それを可能にする最もパワフルな方法が例え話なのです。つまり、会話上手な人ほど、例外なく例え話を使っているということです。

 

例え話の映像化(例①)

例え話(=映像)を使うと、聞き手の理解度は圧倒的に深まります。

「豊かさや幸福というものは追いかけ回すものではなく、自分自身の変化や成長によって自然に実現しているものです」という主張があるとします。

この主張を伝えようとするとき、このセリフを何回も言ったところで聞き手の反応はいまいちです。もし、例え話を使わずに、豊かさや幸福について聞かされたとしても、聞き手には曖昧(あいまい)な感じで伝わるだけです。

「豊かさや幸福というものは追いかけ回すものではなく、自分自身の変化や成長によって自然に実現しているものである」といった単なる無機質な説明だけではピンとこないのです。なぜなら、単なる無機質な説明は、文字だけの概念だからです。

そこで、このものごとの本質を「よりわかりやすく、よりおもしろく」言い換えるために、蝶という例え話を盛り込んでみましょう。次のようになります。

【蝶】

「豊かさや幸福というものは追いかけ回すものではなく、自分自身の変化や成長によって自然に実現しているものです。本当の豊かさや幸福というのは、その人の内面が引き寄せるものだからです。

例えば、蝶を捕まえようとするとき、どうやって捕まえますか?蝶はジグザグに飛ぶので、素手や網を使ってもなかなかうまく捕まえられません。どうすれば、蝶を捕まえることができるでしょうか?実は、すぐに簡単に確実に捕まえる方法が一つだけあります。それは、自分自身が密をつけた美しい花になることです。自分自身が美しい花になれば、蝶の方からあなたに寄って来てくれます」

いかがでしょうか。例え話を盛り込むだけで、聞き手の頭の中には、花を自分自身になぞらえ、そこに豊かさという蝶がひらひらと近づいてきている景色が映像として浮かんだはずです。もしかしたら、花の色や蝶の美しい模様までイメージできたかもしれません。

しかも、話し手と聞き手が思い浮かべた映像に大きな違いはないはずです。なぜなら、この例え話を聞いて蝶と花以外の景色を思い浮かべることは困難だからです。

そして、映像を的確に共有できているということは、内容が正しく伝わっているということでもあります。

このように、例え話によって、聞き手は一発でものごとの本質を理解し、腑に落とすことができます。文字だけの理解よりも映像で理解する方が圧倒的にイメージしやすいからです。

 

例え話の映像化(例②)

「幸せはがんばってなるものじゃなくて、緩ませることで実現するのです」という主張があるとします。そこに、山登りと川下りという例え話を盛り込んでみましょう。

【山登りと川下り】

「幸せはがんばってなるものじゃなくて、緩ませることで実現するのです。がんばり続けるということは、現状に何らかの不足を感じているからです。

そこには、努力を怠ってはいけないという怖れがあります。

例えば、山登りと川下り。

山の頂上に幸せがあるとする山登りは、いつもしんどい思いをしなければなりません。たとえ嫌なことでも苦労をしなければ上へ進むことができません。

それに対して、川下に幸せがあるとする川下りは、川の流れに乗るだけでいいのです。嫌なことはしなくてもやりたいことをしていれば、スイスイ勝手に進んでくれます。

無理やり上りつめようとするよりも、意志を持って流れに乗った方が幸せになれるのです」

聞き手は山を登っている人の姿と、ボートに乗って川を下っていく人の姿が見えたはずです。山を登っている人の表情は険しく、川下りの人はニコニコ余裕の表情です。

このように、山登りと川下りという人々の共通認識を使うだけで、ものごとの本質を突くことができるのです。

 

例え話の映像化(例③)

「本質的に相手のためになることを考えよう」という主張があるとします。そこに、少年と魚釣りという例え話を盛り込んでみましょう。

【少年と魚釣り】

「本質的に相手のためになることを考えた言動が大切です。その場だけの対応は、長い目で見たとき、相手のためにはならないからです。

川のほとりでお腹をすかせている少年がいました。

通りかかったある人は、自分が釣った魚を分けてあげました。少年はとても喜んでその魚を食べました。しかし、しばらくすると、またお腹がすいてきました。

次に通りかかった別の人は、魚を与えずに魚の釣り方を教えてあげました。その後、少年は魚が釣れなくてお腹をすかせて困ることはなくなりました。

長い目で見て、どちらが少年のためになるでしょうか…?」

聞き手の頭の中には、少年と通りかかった人たちとのやりとりが、川の景色とともに映像として浮かんだはずです。もしかしたら、表情や会話まで想像できたかもしれません。

その場で魚を与えてしまう行為は、実は少年のためにはならないということが、より伝わってきます。そうすることで、「本質的に相手のためになることを考えよう」という主張がすんなり入ってくるのです。

 

会話上手な人が使う2種類の魅惑の話し方

クライマックス法とアンチクライマックス法という2種類の話し方

例え話を使いこなすようになるためには、話す順番の型を理解しておく必要があります。なぜなら、話す順番次第で聞き手の理解度や興味づけを左右することになるからです。

話し方の型には、大きく2パターンあります。それが、クライマックス法とアンチクライマックス法です。

クライマックスとは、頂点(ピーク)という意味です。会話やストーリーの場合では、主張(結論)や一番の盛り上がりどころ=ヤマ場のことです。

このヤマ場を会話やストーリーのどこに持ってくるかです。

クライマックス法は、最後に結論を持ってくるパターンで、アンチ(反対の)クライマックス法は、最初に結論を持ってくるパターンです。

 

クライマックス法

クライマックス法とは、まず、はじめに前置きの話をしておいて、順々に本題に入っていく話法です。小説や映画、オチのある漫才やお笑い芸人のトークなどに用いられるいわゆる起承転結型。

この方法は、相手の興味を段々に引きつけることができます。ヤマ場に向けて話が展開されていくので、聞き手は結論やオチに興味をそそられるからです。

ただ、クライマックス法が有効になるには条件が必要です。

それは、そもそも聞き手が話題に対して興味があることです。聞き手に興味がなければ、前置きの段階ですぐに飽きられてしまいます。

聞き手の興味と集中力が持続する場合に有効だといえます。そのためには、何よりもストーリー展開がうまくなければいけません。

 

アンチクライマックス法

アンチクライマックス法とは、まず、冒頭で話の核心を伝え、そのあとでそれについて展開する話法です。

この方法は、冒頭でインパクトを与えることで、聞き手に一気に興味を持たせることができます。もともと関心はなくても、冒頭の段階で一気に興味を引きつけられれば、そのあとも関心を持って聞いてもらえるようになります。人は一度興味を抱くと、その興味が満たされるまで行動する傾向にあるからです。

しかし、冒頭で聞き手の興味を引きつけられなければ、機能しなくなります。

 

強烈な心理作用!ツアイガルニク効果

ツアイガルニク効果とは、人は完成されたものよりも未完成のものに意識が強く向く心理効果のことです。

  • 「続きがどうしても気になる」
  • 「知らないままではいられない」

といった心理状態に対し、その未知の部分を埋めようとする強烈な作用のことです。ブルーマ・ツアイガルニクという心理学者によって提唱されました。

クライマックス法がうまくはまっている場合、聞き手には「この次どうなるのだろう?」という心理が働いています。興味のある小説や映画、オチのある漫才やお笑い芸人のトークなどです。

アンチクライマックス法がうまくはまっている場合、聞き手には冒頭でわいた興味に対して「具体的にはどういうことだろう?」という心理が働いています。

いずれにしても、ここで重要なことは、人は無意識で「空白(=未知の部分)を埋めたい」という衝動があるということです。

「この次どうなるのだろう?」「具体的にはどういうことだろう?」という疑問や謎に対して好奇心が旺盛になります。なぜなら、空白を埋めることで、人は本能的に安心と快感を得ようとするからです。

 

アンチクライマックス法から取り組む理由

アンチクライマックス法は、主張(結論)、理由、具体例、まとめで展開する

会話上手な人の話し方のパターンが2つあるとはいえ、どちらが取り組みやすいか迷うところです。

いずれにしても、どちらの話し方にも共通しているゴールは、聞き手の共感を生むことです。聞き手から共感を得られれば自分の主張(結論)が伝わるからです。

そうは言っても、クライマックス法では、聞き手に興味がない場合は成立しないという懸念もあります。聞き手が飽きるとそこで終了です。結論にいたるまでに興味を失われては意味がありません。

一方、アンチクライマックス法では、冒頭のつかみの部分で相手の興味を引きつけられなければ、その時点で成立しません。

そのうえで、セミナー、コンサルティング、プレゼンテーション、営業、演説、講演会、説明会、授業、テレビ番組、ブログ記事など、あらゆる場面で聞き手を魅了する人たちに共通している基本的な話し方は、アンチクライマックス法なのです。

なぜなら、人が話を聞く集中力が3分程度であることを経験的に知っているからです。また、人は自分が関心を持つことができ、かつ、おもしろいことでなければ聞く態勢にならないこともわかっています。

もちろん、相手との信頼関係があり、聞き手の興味を充分に引きつけられている状況ならば、クライマックス法も有効になります。

ただ、このクライマックス法は、主張(結論)のヤマ場までに聞き手を飽きさせない会話センスや話術が求められます。

そのため、簡単に会話上手になるために例え話を有効に活用したいなら、まずは、アンチクライマックス法で展開していくことをお勧めします。

 

アンチクライマックス法は会話上手の基本

内容がわかりやすく、説得力がある人の話し方には共通の型があります。それは、【主張(結論)→理由→具体例→まとめ】で展開していくアンチクライマックス法です。

話がわかりやすく、説得力のある人は、最も伝えたい主張(結論)から言います。次に、その主張(結論)に対する理由を述べ、それをよりわかりやすくするために具体例を言います。そして、最後にもう一度、軽くまとめておきます。

このまとめは、必ずしも言わなければならないわけではありません。特に、具体例の時点で聞き手のテンションが最高潮であるなら、まとめは軽く添える程度がいいでしょう。具体例の時点で充分に成立しているのに、再度、主張(結論)を述べなおすことで、くどくなることもあるからです。

いずれにしても、会話上手な人たちの話が飽きることなくテンポよく進んでいくのは、この【主張(=結論)→理由→具体例→まとめ】をくりかえしているからです。

そして、主張(結論)と理由をわかりやすくする重要な具体例の部分に用いるのが例え話なのです。この例え話が秀逸であればあるほど、主張(結論)と理由が強化されるのです。

つまり、具体例にあたる例え話がうまいほど、伝えたい内容の説得力と影響力が増すということです。

アンチクライマックス法を使って、冒頭で聞き手に興味を引いてもらえれば、聞き手の頭の中は、「へ~そうなんだ!で、それってどういうこと?もっと知りたい!」となります。「続きがどうしても気になる」「知らないままではいられない」といった心理作用です。

冒頭で生じた興味と、もっと知りたいという欲求を満たすために、聞き手は続きを聞いてくれます。そして、具体例として例え話を聞くことで、一気に「空白」が埋まるのです。

「なるほど!そういうことか」となるわけです。

そのとき、人は快感をおぼえます。一度、くすぐられた好奇心が満たされると本能的にドーパミン(快楽ホルモン)が分泌されるからです。

そして、その空白を埋めてくれた相手に敬意と好意を抱くようになります。共感できた話をした相手に対して、否定したり、非難したりすることは心理的に難しくなるからです。

 

主張(結論)→理由→具体例→まとめ

妻の尻に敷かれている夫が、妻と二人でドライブ旅行しても何もおもしろくないという主張(結論)があるとします。これをアンチクライマックス法で展開してみましょう。

〈主張〉

妻の尻に敷かれている夫が、妻と二人でドライブ旅行しても何もおもしろくない

〈理由〉

夫婦の主導権を妻に握られていて、いつでも言いなりだから

〈具体例(例え話)〉

絶景のドライブコースをちょっとだけ楽しく護送されているようなもの

〈まとめ〉

やっぱり、恐い妻とのドライブ旅行はつまらない(笑)

上記を踏まえると、次のような話になります。

【恐妻家のドライブ旅行】

「妻の尻に敷かれている夫が、妻と二人でドライブ旅行しても何もおもしろくないよ。だって、夫婦の主導権を妻に握られていて、いつでも言いなりだからね。もうね、絶景のドライブコースをちょっとだけ楽しく護送されているようなものだよ。やっぱり、恐い妻とのドライブ旅行はつまらないね(笑)」

いかがでしょうか?このように、いかに妻の言いなりになっている男性が妻とドライブ旅行してもおもしろくないかが一発でわかります。主張(結論)と理由のあとに、具体例(=例え話)を言うことで、主張と理由がよりわかりやすく表現されています。

聞き手には、絶景のドライブコースなのに、妻の監視にビクビクしながら運転させられている男性の姿が見えたはずです。

となりに女性を乗せて絶景のドライブコースを運転するという男性にとっては心弾むシチュエーション。

しかし、その女性が鬼嫁だったら、たちまち厳しい監視で護送されている心境になるわけです。しかも、運転しているにもかかわらずです。

その映像を見せることによって、恐い妻とのドライブ旅行は楽しくないという主張を100%伝えることに成功しています。

また、話の展開もスムーズで、聞いている方は「心地よさ」を感じられます。

 

例え話の効果や使い方を習得するメリット

例え話の効果や使い方を習得するメリット

例え話の効果や使い方を習得し、会話の中で例え話を有効に使えるようになると、聞き手の評価が格段に上がります。

例え話は聞き手に具体的な映像を見せる効果があり、臨場感をもたらせます。そうすることで、聞き手に鮮明なイメージを与え、共感を得られるようになるからです。

その結果、自分の主張(結論)が受け入れられるようになります。会話中に例え話を有効に使えたとき、聞き手の率直な評価は次のようになります。

  • この人、頭がキレる
  • この人、頭の回転が速い
  • この人、説得力がスゴい
  • この人、説明わかりやすい
  • この人の話、聞き入ってしまう
  • この人の話、映画観てるみたい
  • この人の話、何だか感情に響く
  • この人の話、スゴく深い
  • この人の話、共感できる
  • この人の話、納得できる

話し手側のメリット:主張(結論)を正確に伝えられる・共感と賛同を得られる

聞き手側のメリット:わかりやすい・聞き入ってしまう・スッキリする・納得できる

 

例え話を効果的に使う潜在的メリット

例え話を効果的に使う潜在的メリットは「人にモテる」ようになります。(もちろん、人間性ありきです)なぜなら、私たちの人間関係には、相補性の法則(自分の不足を補ってほしいという心理)が働いているからです。

例え話を使って、会話上手になると、自分の主張(結論)を聞き手に説得力と影響力を持って伝えることができます。聞き手に自分の主張(結論)を一発で理解してもらい、共感や賛同を得ることができます。

そうすると、共感や賛同を得た相手から好意を抱いてくれるようになります。人は自分の知的欲求を満たしてくれる人を本能的に好きになるからです。それを相補性の法則といいます。

そのため、例え話をうまく使えている場合の好感度は、使わないときと比べて圧倒的に高くなります。

その結果、職場の上司・同僚・部下、お客様、生徒、会員、メンバー、セミナーなどの聴衆、コンサル・コーチ・カウンセラーなどのクライアント、日常の初対面の人、夫、妻、子ども、親戚、同性の友人、異性の友人、恋人など、あらゆる立場の人からモテるようになるのです。

そのうえ、+α(プラスアルファ)でさまざまなメリットがもたらされます。ほんの一例をご紹介しておきます。

  • 人気セミナー講師になれる
  • 予約待ちのコンサル・コーチ・カウンセラーになれる
  • セミナーやコンサルティングをすると口コミが広がる
  • たくさんの人に紹介されるセミナー講師やカウンセラーになれる
  • 洗練されたテンポのいいセミナーができる
  • 参加者から「ためになるお話でした」と感謝される
  • バックエンド(利益商品)が売れる
  • メールリストが増やせる
  • コミュニティの会員を増やせる
  • 所属するコミュニティで人気者になれる
  • 飲み会などで人気者になれる
  • 人気ブロガーになれる
  • 業界で有名になれる
  • 親として子どもに尊敬される
  • クラスの人気者になれる
  • 大人気先生になれる
  • 授業の評判が上がる
  • パートナーができる
  • 聞き手を感動させることができ、価値ある時間を提供できる
  • 説得力と影響力のある言葉になるので、聞き手をより感動させることができる
  • 多くの共感と賛同を得ることができ、多くの人たちに影響を与える存在になれる

このように、「人にモテる」ことで、さまざまなメリットを得ることができるのです。

 

会話上手になる目的の明確化

例え話を使って、会話上手になるうえで大切なことは、自分が求めている潜在的メリットが何なのか(=潜在的ニーズ)をはっきりさせておくことです。なぜなら、その潜在的ニーズが強力なモチベーションになるからです。

そのため、「例え話の効果や使い方をマスターした自分が、本当に求めていることが何なのか?」を、ぜひ発掘しておいてください。

やり方は簡単です。それは、自問自答です。人の脳は質問されると、反射的に答えるようにできているからです。

自分にどうなりたいかを問うことで、自分の潜在的ニーズが深掘りできます。「例え話を使って会話上手になることで、どうなりたいのか?」を、自分に質問してみることをお勧めします。

 

例え話の効果や使い方を知らないデメリット

例え話の効果や使い方を知らないデメリット

例え話の効果や使い方を知らないまま、会話中に例え話を使わなければ、聞き手に伝わる%(割合)が下がり、聞き手をイライラさせてしまいます。

例え話がないと、聞き手に具体的な映像を見せることができず、臨場感がありません。臨場感がなければ、話の内容を共有することができずに、エネルギーの同調も起こりません。なぜなら、聞き手は具体的な映像を共有できず、イメージしにくいからです。

そうすると、共感や賛同を得ることは難しくなります。

その結果、自分の主張(結論)が受け入れられにくくなるのです。会話中に例え話を使わずに主張ばかりしていると、聞き手の率直な評価は次のようになります。

  • この人、おもしろくない
  • この人の話、わかりにくい
  • この人の話、つまらない
  • この人の話、理屈っぽい
  • この人の話、何だか表面的
  • この人の話、感情に響かない
  • この人の話、共感できない
  • この人の話、納得できない
  • この人といると疲れる

話し手側のデメリット:主張(結論)を正確に伝えられない・共感と賛同を得られない

聞き手側のデメリット:わかりにくい・つまらない・イライラする・腑に落ちない

 

例え話を使わない潜在的デメリット

例え話を効果的に使えない潜在的デメリットは、「反感を持たれかねない」ことです。(もちろん、人間性ありきです)なぜなら、ここでも相補性の法則(自分の不足を補ってほしいという心理)が働いているからです。

例え話を使わずに、会話下手なままだと、自分の主張(結論)にも説得力と影響力を失ってしまいます。聞き手に自分の主張(結論)がなかなか伝わらず、共感や賛同を得ることができなくなります。

その結果、「結局、何が言いたいのだろう…?」と聞き手に苦痛を感じさせてしまうのです。

さらには、聞き手は共感や賛同を得られない相手に嫌悪感を抱くようになります。人は自分の知的欲求を満たしてくれない人を本能的に疎外するからです。それを相補性の法則といいます。

そのため、例え話をうまく使いこなせていなければ、好感度は自然と下がってしまうということです。

その結果、職場の上司・同僚・部下、お客様、生徒、会員、メンバー、セミナーなどの聴衆、コンサル・コーチ・カウンセラーなどのクライアント、日常の初対面の人、夫、妻、子ども、親戚、同性の友人、異性の友人、恋人など、あらゆる立場の人から敬遠される可能性も出てくるのです。

なぜなら、聞き手にとっては、わかりづらい主張や説明がずっと続くだけで納得できないからです。話し手から主張(結論)だけを一方的にされる会話は、聞き手にとって苦痛でしかありません。

そのうえ、+α(プラスアルファ)でさまざまなデメリットが引き起こされます。ほんの一例をご紹介しておきます。

  • 人気のないセミナー講師になる
  • 評判のないコンサル・コーチ・カウンセラーになる
  • セミナーやコンサルティングをしても口コミが広がらない
  • 紹介が出ないセミナー講師やカウンセラーになる
  • 説教くさく、テンポの悪いセミナーになる
  • 参加者から「ムダな時間だった」と酷評される
  • バックエンドが(利益商品)売れない
  • メールリストが増やせない
  • コミュニティの会員を増やせない
  • 所属するコミュニティで人気者になれない
  • 飲み会などで人気者になれない
  • 注目のないブロガーになる
  • 業界で無名のまま
  • 子どもから嫌がられる
  • クラスになじめない
  • 人気のない先生になる
  • 授業の評判が下がる
  • パートナーができない
  • 聞き手を退屈させ、価値ある時間を提供できない
  • 説得力と影響力が言葉にないので、聞き手を感動させられない
  • 共感と賛同を得ることができない

このように、「反感を持たれる」ことで、さまざまなデメリットを引き起こす可能性があるのです。

主張(結論)を聞き手にとってわかりやすく言い換えられるかが、会話上手のポイントです。聞き手にとって、わかりやすく言い換えてもらえることで、一瞬で理解が深まります。

もしも、例え話を使わないで自分の主張(結論)だけを話していても、聞き手の理解度は浅く、共感を得ることは難しくなります。

場合によっては、自分の言いたいことだけを言う自己中心的な人物に映り、聞き手から嫌悪感を抱かれる可能性もあります。そうなると、会話上手どころではなくなってしまいます。

 

例え話は「おくすりゼリー」

例え話は、他者目線というおくすりゼリーである

例え話は「優しさ」でできているともいえます。他者へ対する気遣い、思いやりがベースにあるからです。

例え話をうまく使う人の動機は、いつも聞き手の立場にあります。

つまり、徹底的に「他者目線」になっているということです。

他者目線になって、どのように話をされたらわかりやすいかをいつも考えています。その結果、具体例において適切な例え話を使っているのです。

これは、子どもが薬を飲むときに使う「おくすりゼリー」と同じです。

「おくすりゼリー」は、薬が苦手な子どものために開発された服薬専用のゼリーです。薬特有の匂いや味をゼリーが包み込み、薬を飲み込むことを助けます。

普通に飲めば苦い薬を、ゼリーと一緒に飲むことで楽に飲み込むことができるというわけです。

自分の主張(結論)を一方的に言うことは、聞き手にのどを通らない薬を強引に押し込めているのと一緒です。薬を飲み込むためには、例え話というゼリーが必要なのです。

例え話は、話し手にとっても聞き手にとっても、まさに「会話の生命線」といえるものなのです。

 

例え話は一瞬で聞き手をスッキリさせる

何分間もかけて、熱心に説明したところで、それが聞き手に伝わっていなければ意味がありません。お互いにストレスがかかるだけです。

聞き手にとってわかりにくいことも、秀逸な例え話を入れ込むと、一瞬で聞き手に理解してもらえます。

そのとき、聞き手はものすごくスッキリします。今まで不透明だったものが、鮮明になっていくことは快感だからです。

同時に、聞き手は共感し納得している状態でもあります。人が納得している状態は、いわゆる「腑に落ちる」状態です。

この腑に落ちる状態になってもらえれば、共感や賛同を自動的に得ることができています。

 

例え話によって人が腑に落ちる状態とは?

「腑に落ちる」の語源は、ものごとを内蔵ごと理解するということです。腑=内臓を表し、落ちる=吸収するという意味です。

つまり、理解するときに頭だけではなく、体ごと納得している状態なのです。

この言葉が使われ始めたのは、明治時代。この頃は、西洋医学が発展し、内臓は消化吸収の役割があることが広まりました。それになぞらえ、深い理解にいたった場合に「内臓がものごとを吸収した」と表現するようになったのです。

一般的に、ものごとが理解でき納得したとき、「腑に落ちた」といい、反対に理解できずに納得できないときは、「腑に落ちない」などといいます。

 

圧倒的証明!例え話の歴史

古今東西、名だたる先人たちも例え話を使ってきた

会話において、例え話とは「一撃納得」の人類普遍の最高のツール(道具)です。簡単に会話上手になるためのツールとしては、最も身近にあるものといえます。なぜなら、古今東西、名だたる先人たちも例え話を使ってきたからです。

実は、2000年以上前の釈迦やキリストの教えの中にも例え話は頻繁に登場します。

釈迦の説法には比喩経と呼ばれる例え話があります。キリスト教の聖書の内容もほとんどが例え話です。

また、古今東西、偉人たちの名言にも例え話がたくさん使われています。他にも、「アリとキリギリス」「北風と太陽」などのイソップ寓話も、すべてが例え話を使った教訓です。

このように、およそ2000年以上前から、世界中で文化や民族のちがいをこえて使われてきたのが例え話です。

例え話が、ものごとの本質を伝えることにおいて、誰に対しても普遍であり、そして「一撃納得」の最高のツールだということを歴史が証明しているのです。

 

釈迦の主な例え話(比喩経)52

約2400年前に釈迦が説いた説法です。

ここでは、釈迦がいかに例え話を活用されていたかを実感していただくために記載しています。熟読はせずに、軽く読み進めてください。

  • 成仏の月
  • 雪山童子(せっせんどうじ)
  • 薬王菩薩(やくおうぼさつ)
  • 三車火宅(さんしゃかたく)
  • ブッタ
  • アンバパ―リー
  • ブッタへの悪口
  • パターチャーラー
  • サンキッチャ
  • サーリプッタとモッガラーナ
  • スダッタ長者
  • 白象の菩薩
  • 梵天(ぼんてん)の懇願
  • チュッラパンタカ
  • ブッタ最後の説法
  • 多聞第一のアーナンダ
  • 功徳を積む
  • スブーティ
  • カッサバ三兄弟
  • ソーナ・コーリビーザ
  • 糞掃衣(ふんぞうえ)を着たカッサバ
  • ハトの重さ、人の重さ
  • ドロだんご
  • 欲張りなメス鳥お妃の病気と正しい道
  • モッガラーナの供養
  • 欲望の空しさ
  • ライオンの毛皮
  • 鬼子母神(きしもじん)の前世
  • 努力の神様
  • ことの発端
  • スメーダの善行
  • 貪欲
  • 故郷での説法
  • 足の不自由な猿
  • 貧女の一灯(ひんにょのいっとう)
  • 鹿野苑(ろくやおん)の鹿
  • デーバダッタ
  • 運命的な出会い
  • 四つの門
  • 花まつり
  • 月に昇ったウサギ
  • 消えた白象
  • 布袋さん
  • ブタ王とトラ王
  • 星占い
  • 出家した農夫
  • 蛙の裁き
  • 盲目と象
  • 愚かな男と牛
  • シラミとノミ
  • 大きな樹の下で
  • スジャータの供養

 

キリスト教の主な例え話(聖書)43

約2000年前にキリスト教の聖書に書かれた教訓です。

ここでも、キリストがいかに例え話を活用されていたかを実感していただくために記載しています。熟読はせずに、軽く読み進めてください。

  • 新しいワインと古い皮袋
  • 木とその実(良い木に良い実、悪い木に悪い実)
  • 空の鳥と野の花(カラスと野のユリ)
  • 借金をしていた二人
  • 家と土台
  • 二人の息子
  • 深夜のうるさい友人
  • やもめと裁判官(未亡人と悪い裁判官)
  • 善きサマリア人
  • 金持ちとラザロ
  • 種まき
  • 成長する種
  • 一粒の麦
  • からし種
  • パン種
  • 毒麦
  • ともし火
  • 愚かな金持ち
  • 仲間を赦さない家来
  • 忠実なしもべと悪いしもべ
  • 実のならないいちじくの木
  • 隠された宝
  • 真珠の商人
  • 狭い戸口・狭い門
  • ぶどう園の労働者
  • 盛大な宴会・王子の婚宴
  • 不正な管理人
  • ファリサイ派の人と徴税人
  • 預けたお金
  • ぶどう園の悪い小作人
  • 芽吹いたいちじくの木
  • 十人のおとめ羊の囲い
  • 良い羊飼い
  • ぶどうの木
  • 盗人
  • 塔と王
  • 取るに足りないしもべ
  • 見失った羊
  • 銀貨をなくした女
  • 放蕩息子(ほうとうむすこ)
  • 羊とやぎ

例え話の効果を発揮してきた世界の名言

例え話の効果を発揮してきた世界の名言

数百年も前にも言われた名言が現代でも評価されているということは、ものごとの本質を見事に言い表せているということです。

ものごとの本質を他者に伝えるとき、聞き手に一瞬でイメージしてもらえるかが最も重要です。

そのためには、聞き手にとって具体的な映像を見せる必要があります。そして、その具体的な映像は、聞き手がすでに知っている知識、情報、思想、経験をベースにすることが条件になります。

 

例え話を使った名言(11個のサンプル) 

「笑顔は1ドルの元手もいらないが、100万ドルの価値を生み出す」

(デール・カーネギー)

 

「運命がレモンをくれたら、それでレモネードを作る努力をしよう」

(デール・カーネギー)

 

「雑草とは何か?その美点がまだ発見されていない植物である」

(ラルフ・ワルド・エマーソン)

 

「人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしい。重大に扱わねば危険である」

(芥川龍之介)

 

「虹だって15分続いたら人はもう見向かない」

(ゲーテ)

 

「収入は、靴のようなものである。小さすぎれば、われわれを締めつけ、わずらわす。大きすぎれば、つまずきや踏み外しの原因となるのだ」

(ジョン・ロック)

 

「荒々しい自由の海には、波がつきものだ」

(トーマス・ジェファーソン)

 

「人生は一枚の銀貨のようなものだ。それをどう使おうと勝手だが、使えるのはたった一度きりである」

(ミゲル・セルバンテス)

 

「国民による時々のちょっとした反逆は、政府の健康のためには必要な医薬品である」

(トーマス・ジェファーソン)

 

「一つの扉が閉じるとき、別の扉が開きます。しかし、我々はしばしば閉じられた扉をあまりにも長く、後悔しながら見ているので、我々の前に開かれている扉を見ていない」

(ベル)

 

「エメラルドは、人に褒められなくても、その価値を失わない」

(マルクス・アウレリウス・アントニヌス)

 

簡単に例え話(=具体例)として使える8つの方法 

比喩、物語・小話、寓話、事例、エピソード、名言、心理学実験、ことわざ・慣用句は例え話として使える

例え話は基本的に短い比喩や事例のことですが、ここでは会話上手になるための「具体例の役割」としてとらえます。主張(結論)に対して、「あ~なるほど!確かにそのとおりだ」と瞬間的に聞き手に納得してもらうことが具体例の最大の役割です。

そのため、主張(結論)に連動しており、聞き手の知識や経験に沿った的確な具体例を選んでください。そうでなければ、逆に主張(結論)がわかりにくくなってしまいます。

こちらが例え話(=具体例)として使いやすい8つの方法です。

①比喩

②物語・小話

③寓話(ぐうわ)

④事例

⑤エピソード(逸話)

⑥名言

⑦心理学実験

⑧ことわざ・慣用句

この8つを例え話(=具体例)として盛り込めば、確実に会話上手になれます。

例え話の効果は、具体的な映像で見せることで聞き手にイメージさせ、臨場感をもたらせることです。そうすると、共感を得ることでき、聞き手を「なるほど!うまいこと言う」と納得させられるのです。

つまり、ものごとの本質を「よりわかりやすく、よりおもしろく」言い換えた具体例の働きこそが例え話なのです。

それでは、具体的にどういうものなのか、一つ一つ事例をあげながらご紹介していきます。

 

例え話として使える比喩

比喩とは、伝えたい本質を「よりわかりやすく、よりおもしろく」言い換えた例え話(=具体例)の基本です。

聞き手にとって、ものごとの本質だけを聞かされるよりも、身近なものに置き換えて説明されることで一気に理解度は深まります。

 

【6パックの腹筋】

私たちは、もともと幸せな存在なのです。夢中になれることも、他者にはない才能も、実は初めからあるからです。

例えば、「腹筋を6つに割って、美しい肉体になりたい」と言う人。しかし、腹筋というのは、そもそも誰もがすでに割れています。腹筋の上に覆い被さっている脂肪が割れた腹筋を隠しているだけなのです。

だから、むやみに腹筋を鍛えることよりも、要らない脂肪を取り除くことで、割れた腹筋は自ずと出てくるのです。

「好きなことが見つからない」「やりたいことがわからない」「自分には才能がない」と言う人がいますが、本当は好きなこともやりたいこともちゃんとあります。すごい才能も初めからちゃんと備わっています。

しかし、ネガティブな思考や環境に邪魔されて、それに気づけていないだけなのです。

だから、本当の自分に気づくためには、「人生の余分な脂肪」をデトックスすればいいだけなのです。

 

【ジャンボジェット機の翼】

固定観念やこだわりを持つことよりも、なにごとにも柔軟に対応する姿勢が大切です。人間関係においては、余計な衝突を生むことなく、いかに協力してもらえるかです。

ジャンボジェットを支える翼。

あんな巨大な胴体を支えているなら、飛行中に風で折れてしまうのではないかと思う人もいるかもしれません。

しかし、実際の翼は、真っすぐに張りつめたまま動かないわけではありません。実は、なんと最大8メートルも上下にしなるそうです。

ここに安全の秘訣があるのです。もしも、ピンっと強固なものであったら、風に耐えられなくて根本から折れてしまいます。

他人の考えを聞くときも、自分の固定観念を捨てて、一旦は受け止め、受け流す柔軟性が大切です。そうでなければ、協力してもらえるどころか、反発し合うだけで、やがては人間関係も根本から折れてしまいます。

 

【金(ゴールド)】

どんな状況でも変わることない価値が人生にはあるのです。その価値が人を強くするのです。

金はどんな高温で長期間焼かれて溶けても、金は金のままです。なんと1グラムも失われることはありません。

どんな逆境にさらされても、それが本物であれば、傷つくことも、汚されることも、失われることもないのです。

どんな状況でも決して変わらない、あなたにとっての「本物の金」は何ですか?

 

例え話として使える物語・小話

物語・小話とは、登場人物が出てくる架空のストーリーで表した例え話(=具体例)です。

登場人物の感情や背景などが心の機微(ふれあい)を醸し出し、主張(結論)をさらに強化します。

 

【売春宿の門番】

ある分野における能力がないことに悲観する必要はありません。コンプレックスがきっかけで、大きなチャンスをつかむこともあるからです。

ある男が売春宿の門番をしていました。ある日、経営者が「今日から日報をつけてくれ」と仕事を依頼しましたが、男は字が書けないため、門番の仕事をクビになってしまいました。

困った男は、唯一できる大工仕事を職業にしようとしましたが、近所に工具を売っている店はなく、仕方なく遠く離れた町まで買いに行くことになりました。

それから数日後。自分の町に戻った男のところへ隣人が、「工具を貸してくれ」とやってきました。男は「これは商売道具なのでタダでは貸せない」と言うと、「だったら、お金を払うから貸してくれ」となりました。 そのとき、男はひらめきました。これをきっかけに、工具のレンタル業を始めたのです。

すると、その事業は大流行り。晩年はお金持ちになったということです。

お金持ちになった男に、ある人が聞きました。

「あなたほどの商才のある人が、もしも読み書きができていたなら、今頃はいったいどんな人物になっていたでしょうかね?」

お金持ちになった男は答えました。

「売春宿の門番のままでしょう…」

(※ 読み書きができていたなら、頼まれた日報をつけられたから)

人生には、足りないものがあるからこそ、それがきっかけとなって、もっと大きなものを得られることもあるのです。

 

【サーカスのゾウ】

日々の行動は、私たちの無意識にある思考回路、信念、心のクセが決定しているのです。それほど、無意識の力は強いということです。

サーカスの見世物(みせもの)として連れて来られた子ゾウは、いつも頑丈な鎖でつながれていました。

子ゾウは自由を求めて鎖の長さ以上に移動しようとしますが、鎖に邪魔されてできません。子ゾウなので鎖を切る力もまだありません。やがて、何度も失敗するうちに逃げられないと観念するのです。

月日が流れ、大人になったゾウは、つながれている鎖を引きちぎる力は充分にあるのに、無意識から「鎖は切れない」「鎖の長さ以上には行動できない」と信じているので、抵抗することなく一生鎖につながれたままでした。

もし、行動を変えたければ、自分の無意識にある思考回路、信念、心のクセを見直してみることです。

 

【農夫の遺言】

うまいアドバイスをするには、洞察力と先を見通す力が必要です。人を動かすには、その人の性格や行動を考慮し、良き結果に導くことがコツなのです。

ある農夫が怠け者の息子に遺言を残しました。「私が死んだら畑を深く掘り起こすように…」と。 息子はきっと莫大な遺産が埋まっているのだと思い、一心不乱に畑の隅から隅まで深く掘り起こしましたが、結局、何も見つかりませんでした。

しかし翌年、よく耕された畑はかつてないほどの豊作となったのです。

うまいアドバイスは、想像以上の結果をもたらすこともあるのです。

 

例え話として使える寓話(ぐうわ)

寓話とは、登場人物が動物や自然現象に擬人化(人のように見立てる)されている例え話(=具体例)のことです。

登場人物が動物や自然現象なので、ファンタジー的な要素となり、聞き手に抵抗感を持たせずに主張(結論)を強化することができます。

 

【賢いキツネと臆病なウサギ】

どれだけ知識や方法を知っていても、行動に移さなければ意味がありません。知っているだけでは、現実は何も変わらないからです。

キツネとウサギが狩人に襲われた時の対処法について話し合っていました。

キツネは賢いので、「そうだな~オレはあの屋根の上に登ったり、あそこの塀の影に隠れたり、はたまた、あの穴に身を潜めるか…まあ、いろいろと助かる方法を知っているよ!」と自慢気に話しました。

一方、ウサギはと言うと、「いや~僕は臆病だから一目散に逃げることしか思いつかないよ」と肩を落としました。それを見たキツネは笑いました。

しばらくして、そこへ狩人がやってきました。ウサギはとにかく逃げることしかできないので、一目散に逃げ出しました。

しかし、キツネはあの屋根に登ろうか、あそこの塀に隠れようか、それとも、あの穴に身を潜めようかと迷っているうちに狩人に撃たれてしまいました。

成功とは、知識や方法をたくさん知っていることではなく、いかにそれらの知識や方法を生かせたかです。

「何をするかを知っている」よりも「知っていることを実行する」ことがより重要であり、どれだけ素晴らしい知識や方法をたくさん持っていても、それを実行しなければ意味がないのです。

 

【キツネのお見舞い】

他人の失敗や災難をよく見ておくことです。そうすることで、多くのリスクを回避することができます。

ある年老いたライオンが狩りをするのが体力的にきつくなりました。そこで、 洞窟の奥に病気のふりをして寝込み、お見舞いに来た動物たちをみんな食べることにしました。

ある時、お見舞いに来たキツネは洞窟の外からライオンに声をかけました。

ライオンが「どうしてここまで来てくれないのか」と尋ねると、キツネはこう答えました。

「ライオンさん、一つ質問させてください。入って行く足跡はたくさんありますが、洞窟から出てくる足跡が一つもないのはどういうことでしょうか…?」

他人の失敗や災難を見て、自分に置き換えてそれを学びとすれば、多くのリスクを回避できるのです。

 

例え話として使える事例

事例とは、前例の事実(ケース)のことです。

主張(結論)と理由を強化する具体例として、ここでは前例の事実(ケース)だけではなく、統計、データ、分析・実験結果、法則も含みます。

 

【やる気次第】

「わたしは大ざっぱなので…」というのは、できない理由にはなりません。その人が本気かどうかだけです。

この前もそういう人がいたので、「じゃあ、例えば米袋の中の米粒の数を正確に数えたら1億円あげますって言ったら、きちんとやるでしょ?」って聞いたんです。そうしたら、二つ返事で「はい!」って答えていましたよ。

やろうと思えば、きちんとできるものなのです。

 

【マンホール】

ものごとにはどんなものにも理由や意味があるといわれています。そうであるならば、たとえ状況が良くないときでも、そこにも理由や意味がきっとあるはずです。

例えば、道路のマンホール。あのフタはどうして丸いのか知っていますか?ちゃんと理由があるのです。実は、

フタが外れたときも絶対に下に落ちないためなんです。

マンホールのフタの形にも理由があるのです。だから、たとえどんなマイナスの状況であっても、必ずそこに理由や意味があるのです。それを見つけ出し、プラスに変えていけば、また道はひらけるのです。

 

【富士山】

トップを目指さなければ意味がないときもあります。世の中には、一番にならないと認知も評価もされなくなってしまうこともあるからです。

日本で一番高い山は富士山だということはみんな知っています。しかし、「日本で二番目に高い山は?」と聞かれたら、ほとんどの人が答えられません。

ものごとによっては、時として、一番にならなければ正当な評価を受けられないこともあるのです。

 

【大きな石】

人生で幸せになる秘訣は、自分の一番やりたいことから率先してやることです。物理的にも人生の時間は限られているからです。

時間管理術のプロ講師があるグループに講演をしました。

大きな壺を用意し、はじめにこぶし大の大きな石を壺に入れます。そこで、彼は尋ねました。「この壺はもういっぱいでしょうか?」みんなが「いやいや、まだです。小石なら入ると思います」と答えました。

彼は今度は小石をたくさん入れ、壺を揺すると、小石が隙間に埋まっていきました。また、彼は尋ねました。「この壺はもういっぱいでしょうか?」みんなが「いやいや、まだです。砂利なら入ると思います」彼は砂利を入れはじめました。砂利も隙間に入っていきます。

また同じ質問をしました。「この壺はもういっぱいでしょうか?」みんなは黙って状況を見守っています。

最後に彼は水の入ったバケツを取り出し、壺がいっぱいになるまでザーっと水を注ぎました。

そして、みんなを見渡し「この実験の意味が何だと思いますか?」と尋ねました。すると、優秀な一人の若者が答えました。「どんなにスケジュールが詰まっていると思えても、工夫次第で仕事を入れることができるということです」…みんなは「なるほど」と、うなずきました。

しかし、「実は、そうじゃないのです!」彼は笑顔で言い放ち、こう続けました。「大きな石は一番初めに入れないと、永遠に入れられなくなるということです。小石、砂利、水のあとでは、どうやっても壺からはみ出してしまいます…」

あなたの人生の「大きな石」は、夢の実現、家族との時間、友人との語らい、仕事、お金、健康、それとも趣味でしょうか? 自分の最もやりたいことを後回しにすると、一生達成できなくなるのです。

 

【幸運のリストラ】

どんな不運な目に合っても、ニコニコしていればいいのです。そこには必ず3つの幸運があるからです。

Aさんは業績悪化のため、突然、会社をリストラされてしまいました。仕事に対しては誠実に取り組んでいただけに「なぜなんだ?」という気持ちもありました。

それでも、会社を退職したあとAさんはニコニコしています。どんな不運な状況でも幸運が3つは必ずあるものです。

まず、「リストラという形であっても、退職金がたくさん出た!」

そして、「働きづめだったので、しばらくは家族との時間が持てる!」

さらに、「これを機会にずっと念願だった独立起業にチャレンジしてみよう!」

 

【特別】

当たり前のことを当たり前に続けることが、自分の存在価値を高める唯一の方法なのです。何か特別なことをしたからといって、すごい人になるわけではありません。

ある有名パテシエは、生クリームをかき混ぜるという地味な下ごしらえを、毎日、必ず自分でします。弟子が何人もいるので任せてしまえばいいのに、彼は一度もその作業を弟子にやらせることはありません。生クリームのできですべての商品の味が決まるからです。

ある日、お客さんが彼にこんな質問をしました。「こんなに美味しいケーキを作るための秘訣は何ですか?」と。彼は答えました。

「秘訣なんてありませんよ。ただ、決めたことを一切の妥協なくやっているだけです」

自分の存在価値を高め、特別な存在になるためには、何か特別なことをしなければいけないと思いがちです。しかし、「当たり前のことを当たり前に続けること」…実はこれこそが、わたしたちを「特別」にしていくのです。

 

【ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)】

人生には良いときも悪いときも両方必ずあるものです。

ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)を知っていますか?これを知っているだけで、安心して人生を進んでいくことができます。

ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)とは、神話研究の第一人者であったジョセフ・キャンベルによって発見された神話の中の共通パターンのことです。神話の主人公の人生は、一連の流れを必ずたどるようになっています。

その流れとは、(天命)→(旅の始まり)→(境界線)→(メンター)→(悪魔)→(変容)→(課題完了)→(故郷へ帰る)といったものです。

簡単にいうと、天命を受けた主人公が旅に出ます(天命・旅の始まり)。そして、最初の試練を乗り越え(境界線)、師匠(メンター)に出会い成長できたかと思いきや、大きな障害や困難にぶつかりどん底に突き落とされます(悪魔)。しかし、そのどん底でしか経験できないことが主人公を真の人格者にします(変容)。そして、再び立ち上がり大偉業を成し遂げ(課題完了)、故郷へ帰還する(故郷へ帰る)といった流れです。

多くの映画、ドラマ、アニメ、小説などにもこの流れが使われています。

重要なことは、実際の私たちの人生にもこの流れを当てはめてみることです。そうすれば、自分の現在の段階や状況を冷静に分析することができます。

たとえ大きな障害や困難に合おうとも、それは必然的に起こっていることがわかるので、落ち着いて「次の一手」を考えられるというわけです。

 

例え話として使えるエピソード(逸話)

エピソード(逸話)とは、その人にまつわるちょっとした話のことです。

先人たちのエピソードは、例え話(=具体例)として使えば、そこに権威性をもたらせます。なぜなら、その先人たちはそれぞれの分野で偉業を成し遂げており、説得力と影響力という点では非常に強いからです。

 

【フォードの電話】

何でも自分でできる必要なんてありません。できないことや不得意なことは、できる人に任せてしまえばいいのです。

自動車会社フォード・モーターの創設者であるヘンリー・フォード。

才能ある実業家でしたが、学歴は中卒。そんなフォードに対して、いじわるなマスコミが、ある会見場で常識問題クイズを出しました。すると、彼はこう答えました。

「私は自分の机にある電話で、その答えを知っている人に電話をすれば、その答えをもらうことができます。何の問題があると言うのですか?」

自分が苦手なことを克服しようとすることよりも、その分野はできる人に任せてしまって、自分の得意分野に時間と労力を注げばいいのです。

 

【カーネギーのエサ代】

成功の鍵は、相手の自尊心を心から尊重することです。そうすれば、敵を作らずに、多くの人が味方になってくれるからです。

現在ではニューヨークのカーネギーホールにもその名が残っている鉄鋼王のアンドリュー・カーネギー。

彼が幼少の頃、お腹に赤ちゃんのいるウサギを拾いました。しかし、家が貧乏でエサ代を捻出(ねんしゅつ)できません。

そこで彼は、友人たちにエサ集めの協力を依頼しました。ただ、普通にお願いしたのではなく、協力してくれたら生まれてくる子ウサギに友人の名前をつけることを条件にしたのです。

すると、みんな喜んで協力したそうです。子ウサギに自分の名前がつけられることで自尊心が満たされるからです。その後、実業家になってからも、吸収合併した会社に対しては、相手の名前を残すことを積極的に行いました。

人に優劣をつけることなく、どんな相手に対してもその人の自尊心を尊重し、満たしていくことが成功の鍵なのです。

 

【ウォルトのディズニーランド】

どんな人であろうと、その人の声を真摯に(まじめに・ひたむきに)受け止めることです。人生には、思いもよらないところからヒントがもたらされることもあるのです。

「ミッキーマウス」の生みの親であるウォルト・ディズニー。

ある休日、ウォルトは自分の子どもと一緒に小さな遊園地にやってきました。子どもには充分楽しめるものでしたが、大人のウォルトには退屈そのものでした。

そうやって退屈をやり過ごしていたウォルトは、自分の子どもからこんなことを言われました。

「ねえねえ、どうしてパパはそんなにつまらなそうにしてるの?もっと楽しみなよ!」と。そこで、ウォルトはひらめきました。

「そうか!大人も楽しめるスリルと冒険の夢の国があればいいんだ!」

ビジネスや経営の知識も経験もない自分の子どもの一言から、ディズニーランドを構想したウォルト。どんな人の声も受け入れる姿勢がチャンスをつくるのです。

 

例え話として使える名言

名言とは、「確かにそうだ!」と感じさせる偉人たちが残した短い言葉のことです。

エピソードと同じように、名言も例え話(=具体例)として使えば、そこに権威性をもたらせます。聞き手は、「あの偉人が言っているのだから、確かにそうかもしれない」と感じるからです。実際、時代も場所もちがうのに、いまだに人の心を打つ名言は、たくさんの人を救い、勇気づけてきました。

 

【悩みあるからこそ人生は燃える】

今、悩みがある人はラッキーです。悩みがあるから、いろいろなことに気づけるのです。経営の神様と呼ばれた松下幸之助さんの言葉です。

人には燃えることが重要だ。燃えるためには薪(まき)が必要である。薪は悩みである。悩みが人を成長させる。

(松下幸之助)

人生を情熱とともに生きたければ、悩みをネガティブにとらえるのではなく、必需品にしてしまえばいいのです。

 

【ダイヤモンドの輝き】

真の成功者は、自分だけの力で成功したとは決して思っていません。他人に生かされ、助けられていることを知っています。こんな言葉があります。

ダイヤモンドは自分で輝いているわけではない。何かの光を反射しているのである。

自分がこの世界に存在できるのは、他の人の支えがあるからです。自分ひとりだけの力で成功することはできないのです。

 

【幸福の香水】

幸福は分かち合うことです。そうすれば、その幸福はもっともっと素晴らしいものになるからです。アメリカの思想家であるエマーソンの言葉です。

幸福は香水のごときものである。人に振りかけると、自分にも必ずかかる。

(ラルフ・ワルド・エマーソン)

手に入れた幸福を自分のものだけにするのではなく、多くの他者と分かち合うことで、結果的には自分もますます幸福になっていくのです。

 

例え話として使える心理学実験

心理学実験とは、実験的手法により心の理解を目指す実験のことです。

実験結果をデータや数字で示すことは、主張(結論)に対する信ぴょう性を圧倒的に強めます。

 

【固定的動作パターン】

人に何かを頼むとき、何らかの理由をつけると承諾を得やすくなります。たとえ、それが正当性を欠いた理由であったとしてもです。なぜなら、人間や動物は「固定的動作パターン」を持っているからです。

「固定的動作パターン」とは、何かの刺激を受けた場合、それに対して決まったパターンの行動をとってしまう本能的動作のことです。

ここでいう「固定的動作パターン」は、人は理由をつけられるだけで頼まれごとを承諾しやすくなるという本能的動作です。

「影響力の武器」(著者:ロバート・チャルディーニ)で紹介されているコピーの頼みごとに関するこんな心理学実験があります。コピー機でコピーを取っている人に対して、どんな言葉なら順番を代わってもらいやすいか、3つのケースで検証が行われました。

まず、「先にコピーを使わせてください」のときは、代わってくれたのは60%でした。
次に、「急いでいるので、先にコピーを使わせてください」のときは、94%でした。

「急いでいるので」という理由をつけただけで、ほぼ全員が代わってくれたのです。

さらに、「コピーを取らなければいけないので、先にコピーを使わせてください」というケースでも、なんと
93%の人が順番を代わってくれたのです。「コピーを取らなければいけないので」は、正当な理由ではありません。それでも、93%の人が承諾したのです。

つまり、何らかの理由つきで頼まれると、承諾しやすいという「固定的動作パターン」が、私たちの中にはあるということです。

日常でも、「コーヒーいれて」と理由なしで頼むよりも、「一休みしたいからコーヒーいれて」と頼んだ方がいいわけです。もっといえば、「コーヒーが飲みたいから、コーヒーいれて」でもいいのです。

ビジネスや日々の暮らしの中で、頼みごとをするときのポイントは理由をセットにすることだといえます。

 

【プラシーボ効果】

心から信じているものが、現実を創造しているのです。人間の思い込みの力によって、現実はどうにでもなるということです。

人間の思い込みによって生じるさまざまな影響のことを、「プラシーボ効果」といいます。プラシーボ(Placebo)とは、薬効成分を含んでいないニセモノの薬のことです。

例えば、頭が痛い人に、「これは即効性抜群の頭痛薬だ」と言って、実はただの白い粉(でんぷん)を飲ませるとします。そうすると、痛みが和らぐ現象が起きるのです。実際に、 1954年には、「この薬はよく効く鎮痛剤だ」と言ってプラシーボ(=偽薬)を処方したところ、およそ30%の患者に鎮痛効果が見られたという報告がありました。

それだけではありません。他にも、ケガが治ったり、成績が向上したり、あるいはノンアルコールの飲み物でも酔っぱらうなど、思い込みの力によってさまざまなプラシーボ効果が実証されています。

このプラシーボ効果を自身のプロ野球人生に大いに活用した人がいます。元プロ野球選手の新庄剛志さんです。

彼は、「自分はチャンスにしか打てない」と日頃から周囲に公言しており、実際にここ一番で試合を決める決勝打で多くのファンを魅了しました。「自分はチャンスにしか打てない」という強烈な思い込みでプラシーボ効果を生み出していたといえます。

また、こんな恐ろしい実験結果も報告されています。

身体は健康な死刑囚に目隠しをして手足を固定し、「人間は10%の血液がなくなると死にいたる」と耳元でささやいてから足に少しだけ傷をつけて、血がしたたる音を聞かせながら放置したのです。そして「今、お前の体からちょうど10%の血液が出た」と告げたところ、なんとこの死刑囚は本当に死んでしまいました。

しかし、聞かせていたのは実は血ではありませんでした。水がしたたる音を聞かせていたのです。それなのに、囚人は死んでしまったのです。これもプラシーボ効果ですが、人間はポジティブなことよりもネガティブなことの方がプラシーボ効果が出やすいということです。

いずれにしても、強い思い込みが生み出すプラシーボ効果を有効に使えれば、さまざまなことが思いどおりになる可能性が高いということです。思い込みによって死ぬこともできるのなら、思い込みの力を使って人生を豊かにすることもできるのです。

 

【希少性の法則】

希少性(少ないこと)によって、私たちの判断や見解は左右されます。人は数が少ないものに対して、無意識で価値を感じる生き物だからです。

経済活動において、人は「市場に出回っていないのには、それ相当の理由がある」と無意識で判断します。そして、「今、買わないと、次はなくなってしまっているかも…」という心理状態になるのです。

なぜなら、人は、いつでも簡単に手に入るものには価値を低く感じ、入手困難なものには価値が高いと感じる傾向があるからです。それを希少性の法則といいます。

社会心理学者のステファン・ウォーチェルによるこんな実験結果があります。

「瓶の中のクッキーの味」

Aグループには、10個のクッキーが入った瓶を、Bグループには、2個のクッキーが入った瓶をそれぞれ渡します。そして、それぞれ、1個取り出して食べてもらい、その味の感想を述べてもらったのです。どちらも、色、形、味ともにまったく同じクッキーです。

すると、Bグループの方が、美味しいという評価がなされたのです。つまり、数が少ない方に価値を感じたというわけです。人の味覚にも希少性の法則が影響していることがわかります。

このように、希少性(少ないこと)は、私たちの判断や見解に大きな影響を及ぼしているのです。

 

例え話として使えることわざ・慣用句

ことわざや慣用句とは、昔からの風刺や教訓、言い回しのことです。

ことわざや慣用句は義務教育で習うので、共通認識が高く具体例として使いやすいといえます。ただし、認知度の低いものも多くあるので、それらは使わない方がいいでしょう。

そのまま使っても効果はありますが、使い方が一般的に広く認知されているので、いわゆる「なるほど感」は期待できません。しかしその分、聞き手のイメージ化は鮮明になります

 

(ことわざ)

これは、【主張(結論)→理由→具体例→まとめ】といったケースにこだわる必要はありません。サラッと入れ込んでください。ほんの一例をご紹介しておきます。

 

残り物には福がある…人が取り残して最後に残ったものには、思いがけない幸運がある

「焦らなくても大丈夫だよ。君がほしいものはちゃんとあるよ。残り物には福があるって言うしね」

 

好きこそ物の上手なれ…好きなことは上達が早い

「本当に歌がどんどんうまくなっていくね。好きこそ物の上手なれとはこのことだね」

 

善は急げ…よいと思ったことは、すぐに実行した方がいい

「そうと決まったら早速やってみようよ。善は急げだ!」

 

(慣用句)

慣用句の場合は、そのまま使うことも効果がありますが、それにプラスして、「アレンジアウトプット」(元ネタをテンプレートとして独自にアレンジして使うこと)をお勧めします。

これは、【主張(結論)→理由→具体例→まとめ】といったケースに使うわけではなく、相手の状態やその場の状況に対する言い換えの要素で使います。(いわゆる、例えツッコミの要素も含んでいます)ほんの一例をご紹介しておきます。

 

開いた口がふさがらない…あきれてものも言えないさま

(相手の発言があまりにもバカバカしいとき)

「開いた口が完全に固定されてしまうわ!」

 

蚊の鳴くような声…聞きとれないような弱々しい声

(相手の声がとても小さく自信がないとき)

「蚊でももうちょい声出るよ」

 

かぶとを脱ぐ…かぶっていたかぶとを取り、敵に降伏する→相手に降参する

(初めからあきらめる気で取り組んでいる人を見て)

「かぶと脱ぐのがスムーズすぎへん?」

 

閑古鳥が鳴く…商売がはやらないさま

(商売がうまくいかず、やけくそ状態を伝えたくて)

「鳴いてる閑古鳥まで売ったろか!」

 

脚光を浴びる…舞台に立ってライトを浴びる→広く世間から注目される

(スゴい人気のある人に対して)

「何色のライトを浴びたら、そんなに輝けるんですか?」

 

九死に一生を得る…危険な状態から、かろうじて命が助かること

(いつもリスクを取らずに安定だけを求める人に対して)

「九死に何生得る気なん?」

 

ゴマを擦る…他人にへつらって自分の利益を得ようとすること

(権威のある人にいつもへつらう人に対して)

「ゴマ擦りすぎて、もうペースト状になってますやん!」

 

尻が軽い…女性の浮気なさま

(男遊びが激しい女性に対して)

「尻が風船やん!」

 

棚に上げる…物を棚に上げてしまうように、自分の不利なことにはわざと触れないでおくこと

(いつも自分の不利なことには触れない人に対して)

「もう棚はパンパンでしょ?一度、質屋の鑑定に出してみたら?」

 

手の平を返す…露骨に態度を変えるさま

(自分の利得のために、すぐに態度を変える人に対して)

「お前、手首の腱(けん)切れてるん?手の平返しすぎてぐにゃぐにゃやん」

 

波に乗る…時の流れにうまく乗ること・調子に乗ること

(ものスゴく調子に乗っている人を見て)

「波に乗ってるね~!今日もこれからサーフィン?」

 

鳩が豆鉄砲を食ったよう…突然のことにあっけにとられきょとんとしているさま

(びっくりしておもしろい顔になっている人を見て)

「何でっぽう食ったら、そんなおもろい顔になるん?」

 

鼻で笑う…軽蔑した笑い方

(笑いをこらえている人に対して)

「鼻で笑って、心は爆笑やろ?」

 

火に油を注ぐ…火に油を注ぐと、さらに火の勢いが増す→状況をさらに悪化させること

(状況を悪化させることをわざと言う人に対して)

「石油王でもそこまでせえへんよ」

 

ひんしゅくを買う…見る人に不快な行為をして嫌われること

(いつも周りからうとまれている人に対して)

「さては、ひんしゅく業界からマージンもらってるな?」

(注)マージン…ここでは中間業者の儲け分

 

水と油…水と油は溶け合わない→相性が合わないさま

(本当に仲が悪い人たちに対して)

「水と油でも、もうちょい仲良くすると思うよ」

 

目を三角にする…怖い目つきをして怒るさま

(恐い目つきでにらんでいる人に対して)

「目を三角にして怒るどころか、直角二等辺三角形ですやん!」
 

例え話を使って表現できる4種類のジャンル

例え話は、人生(精神)、仕事、お金、人間関係の4つのジャンルを表現できる

例え話は、普段の会話はもちろん、セミナー、コンサルティング、プレゼンテーション、営業、演説、講演会、説明会、授業、テレビ番組、ブログ記事など、あらゆる場面で使うことができ、表現できるジャンルも分けることができます。

人が生きていくうえで、関心を寄せるジャンルは大きく分ければ8種類といわれています。それが、精神、健康、仕事、お金、学び、趣味、家族、人間関係の8種類です。

そして、さらに大きく分けると、人生(精神)、仕事、お金、人間関係に集約されます。

この4種類のジャンルを意識して話すだけで、洗練された会話になっていきます。それでは、人生(精神)、仕事、お金、人間関係を表現する例え話をそれぞれ見ていきましょう。

 

人生を表現している有名な例え話

【センターピン】

人生を幸せに生きるコツは、どのポイントにエネルギーを注いでいれば、すべてがうまくいくのかを知ることです。すべてに対して全力で取り組んでいたら、いずれ疲弊してしまいます。

例えば、ボーリングでストライクを取るために、どこを目がけてボールを投げますか?10本すべてに当たるように投げているという人はいないはずです。先頭のピン、もしくはその周辺ではないでしょうか?

その先頭のピンを的確に倒せれば、残りの9本も確実にそして、自動的に倒れます。つまり、ストライクを取るためには、10本を倒すことではなく、先頭の「センターピン」をいかに倒すかが重要なのです。

人生においても、まずは「センターピン」をしっかり決めることです。つまり、自分がそれを大切にすれば、他のすべてもうまくいくという価値観が何なのかをはっきりさせることです。

それがわかれば、そこにエネルギー、時間、お金を集中させて行くのです。

そうすれば、残りの9本が確実に、自動的に倒れて行くように、人生も2次的、3次的により良く展開して行くというわけです。

 

仕事を表現している有名な例え話

【大聖堂】

自分にとって目の前の仕事が何なのか、普段から自分自身が意味づけをしておくことです。それによって、仕事への取り組み方が変わってきます。

もし、仕事がイヤになったときは、自分が仕事にどう向き合っているのか、本音を追求してみてください。

ある人が同じ建築現場でレンガを積み上げている3人Aさん、Bさん、Cさんに同じ質問をしてみました。「あなたは今この瞬間、何をしていますか?」と。

Aさんは、

「今ですか?レンガを積み上げているんですよ。きついです…」

Bさんは、

「今ですか?見ての通りですよ。働いているんですよ。日雇いですから!」

Cさんは、

「今ですか?私は今、素晴らしい大聖堂を建てているんです」

Aさんは取り組んでいる内容を、Bさんは自分の境遇を答えたのに対し、Cさんは自分の志と仕事のビジョンを答えたのです。仕事の辛さや環境、あるいは、報酬に対する不満を持つよりも、もっと広く大きな視点で自分の仕事をとらえる方が心豊かに仕事に取り組めるものです。

それでは、お聞きします。「仕事中のあなたは、今、何をしているところですか?」

 

お金を表現している有名な例え話

【秘密のサンタ】

どんな境遇であろうと、先に与える人が結局は与えられる人になるのです。世界はエネルギーが循環しているだけで、お金もエネルギーのひとつなのです。

ある男が空腹に耐えかねてレストランでお金もないのに食事をしてしまいました。レジの前で苦し紛れに「お金を落としたみたいなんだ…」と店員に言いました。すると、店員はしゃがんで「これですよね?」そう言って落ちていた20ドル札を渡してくれました。

その後のある寒い夜、男は、なけなしのお金でポップコーンを買おうとしました。しかし、そこにいた販売員の女性は自分よりもひどく貧しく見えました。そこで男は、自分がレストランで救われた経験を思い出し、この女性販売員にお釣りのすべてを渡したのです。

そのことをきっかけに、彼はたとえ少額でも、「秘密のサンタクロース」として寄付活動を行うようになりました。やがて、縁が縁を結び、実業家として大成功を収めることになるのです。

彼の名はラリー・スチュアート。

与えることがその人の運命を変え、仕事に良い影響を与え、巡り巡って自分のところにお金は循環されることを体現したのです。

ちなみに、20ドル札を拾ったレジの店員も、もちろん拾ったのではなく、とっさに判断し自分のお金をラリーに「与えた」のだそうです。

 

人間関係を表現している有名な例え話

【下関のフグ】

周りにいる嫌いな人も、実は「お蔭様」の存在です。自分の本音を見せてくれたり、反面教師になってくれたり、いろいろな刺激を与えてくれているのです。

山口県下関で水揚げされたフグは、トラックの水槽で東京や大阪などに運ばれます。しかし、運んでいる途中で活力が低下し、味が落ちてしまうという問題がありました。なぜなら、フグしかいない水槽の中では、フグたちは安心して免疫を下げるからです。

そこで、フグの天敵であるカワハギを一匹だけ水槽の中に入れておきます。そうすると、フグは天敵の脅威から身を守ろうと活力を維持することになり、その結果、鮮度や味がきちんと保たれるというわけです。

家庭や職場などにおいて、嫌な人やソリが合わない人も確かにいます。しかし、適度なストレスは自分の細胞を活性化させてくれるので、むしろ、ありがたい存在として感謝してみることです。

あなたにとって「カワハギ」は誰ですか? その人に感謝してみてください。そうすれば、苦手だった環境も、そして、人間関係も好転していきます。

 

「会話上手は、言い換え上手!」例え話脳とは?

主張(結論)を言い換えている

「あの人、会話上手!」と言われる秘訣は、普段から「言い換え上手」になることです。そのためのコツは、脳を「例え話脳」にすることです。

「例え話脳」とは、ものごとに対する表現を2個以上持っている状態、または発想できる能力のことです。「例え話脳」になると、ものごとを多角的にとらえられ、ひとつのものごとに対する表現のバリエーションが豊富になります。

多くの人が同じような表現をする中、他の人とはちがう言葉、状況、状態で言い換えられる力は、会話力を劇的に高めることになるからです。

そのためには、いわゆる「例えツッコミ」をする習慣をつけてみてください。例えツッコミとは、何かに例えて短くツッコミを入れるプロ芸人のテクニックのことです。

もちろん、プロ芸人の領域まで目指す必要はありませんが、いずれにしても、さまざまなものごとや現象を言い換えるコツをつかんでおけば、それがベースとなって、例え話を効果的に使えるようになるのです。

 

「会話上手は、言い換え上手!」48個のサンプル

「例え話脳」を使った言い換えをするには、ものごとや現象を普通に見るだけではなく、別の角度から見る習慣をつけることです。

ただし、この例えツッコミも、【主張(結論)→理由→具体例→まとめ】といったケースに使うわけではなく、相手の言葉や状況に対する言い換えの要素で使います。具体的には次のようになります。48個のサンプルをご紹介します。

 

(高価なメニューばかり食べたがる子どもに対する一言)

〈そのまま〉

「めっちゃ、グルメやな~」

→〈言い換え〉

「口が重役やん!」

(注)一般的に会社の重役クラスは収入が高いことから

 

(いかにその行動がたやすいかを表した一言)

〈そのまま〉

「ものスゴく簡単だよ」

→〈言い換え〉

「のび太でも100点とれるよ」

 

(いかにその行為に対して怒っているかを表した一言)

〈そのまま〉

「もうっ!これは本当に腹が立つ」

→〈言い換え〉

「もうっ!これはガンジーでも手が出てるよ」

(注)ガンジーは「非暴力主義」でイギリスから独立を勝ち取ったインドの活動家

 

(いつも寛大に接してくれるAさんへの感謝を表す一言)

〈そのまま〉

「Aさんって、本当に心が広いですね」

→〈言い換え〉

「Aさんって、心の敷地面積、広すぎますよね。固定資産税とか大丈夫ですか?」

 

(わかりきった答えを聞いてくる人に対する一言)

〈そのまま〉

「その質問って、もう答えはわかりきっているよね」

→〈言い換え〉

「その質問って、50円切手はいくらですか?と聞いているようなものだよ」

 

(ロールプレイングゲームをものスゴくやりこんだことを表した一言)

〈そのまま〉

「そのゲーム、めちゃめちゃやったわ」

→〈言い換え〉

「そのゲーム、勇者の剣が刃こぼれするほどやったわ」

(注)武器を装備して魔物を倒していくゲームであることから

 

(サングラス、ガム、ピアス、タメ口の彼氏を連れてきた娘に対する一言)

〈そのまま〉

「もう、彼は絶対にダメだよ」

→〈言い換え〉

「バカボンのパパでも、ダメって言うと思うよ」

 

(浮気癖を問い詰められたときの一言)

〈そのまま〉

「もうしてないよ。完全に足を洗ったから」

→〈言い換え〉

「もうしてないよ。足を洗うどころか、高圧洗浄済みだから」

 

(あまりにも黙っている人に対しての一言)

〈そのまま〉

「全然、しゃべれへんやん」

→〈言い換え〉

「判決でも待ってるん?」

(注)判決を言い渡される直前は、静かになるイメージから

 

(人生、投げやりになっている人に対する一言)

〈そのまま〉

「人生、捨てることだけはアカン。もう一回やり直したらええねん」

→〈言い換え〉

「人生、シャットダウンだけはアカン。もう一回再起動したらええねん」

 

(褒められたことが嬉しいことを伝えたいときの一言)

〈そのまま〉

「そんなに褒められたら、めっちゃ嬉しいわ」

→〈言い換え〉

「ちょっと待って!録音するからもう一回言って!」

(注)何度も聞き直したいほど嬉しいことを伝えるため

 

(あたかも定説のように決めつけてくる人に対する一言)

〈そのまま〉

「勘違いだよ。みんながみんなそうじゃないよ」

→〈言い換え〉

「勘違いだよ。沖縄の人みんなが、ゴーヤのことが好きとでも?」

(注)ゴーヤは沖縄の特産品であることから

 

(ギャンブル好きな人に対する一言)

〈そのまま〉

「お前、ほんまにパチンコ好きやな~」

→〈言い換え〉

「お前、生まれたときの第一声『リーーーーーチ』やったもんな(笑)」

 

(コネを使って、簡単に教職につけたことを表す一言)

〈そのまま〉

「しゃあないやん。親が教師でコネ使えてんから」

→〈言い換え〉

「しゃあいないやん。生まれたとき、『採用試験一次免除』の通知書、握ってたらしいから(笑)」

 

(お金のことや儲け話が大好きな人に対する一言)

〈そのまま〉

「お前、ほんまにお金のこと好きやな~」

→〈言い換え〉

「初めて書いた漢字、『運用』やもんな!(笑)」

 

(Aさんがどれだけお金持ちかを表す一言)

〈そのまま〉

「Aさんって、めっちゃお金持ちですよね」

→〈言い換え〉

「Aさんって、5万円玉貯金してますもんね!」

 

(銀だらの西京焼きが大好きなことを表す一言)

〈そのまま〉

「これ、本当に大好き。私、銀だらの西京焼きが一番!」

→〈言い換え〉

「これ、本当に大好き。人生のほとんどは、銀だらの西京焼きに教えてもらったからね」

 

(突然、意味不明なオチのない話をし出した人に対する一言)

〈そのまま〉

「まったく、意味わからないんですけど…(笑)」

→〈言い換え〉

「一杯ひっかけてきましたね」

(注)酒を飲んだ人がしどろもどろになることから

 

(ものスゴく上から目線で話してくる人に対する一言)

〈そのまま〉

「スゴい上から目線ですね」

→〈言い換え〉

「上からどころか垂直に見下ろしてますよね?一瞬、見えなくなりましたもん(笑)」

 

(嫁が怒って口を聞いてくれないときの一言)

〈そのまま〉

「全然、しゃべってくれへんやん」

→〈言い換え〉

「さては、くちびる縫ったな?」

 

(挙動不審になってキョロキョロしている人へ対する一言)

〈そのまま〉

「何をそんなにキョロキョロしてるの?」

→〈言い換え〉

「VRでもはめてるの?」

(注)VRゲーム…特殊なゴーグルを装着すると仮想現実を疑似体験できる

 

(他人のアイデアを自分のものにしようとする人への一言)

〈そのまま〉

「すぐに、自分のものにしようとするんだから!」

→〈言い換え〉

「やってること、ジャイアンやで!」

(注)「のび太のものはオレのもの」というジャイアンの思想から

 

(頼んだ天ぷらが衣ばっかりだったときの一言)

〈そのまま〉

「この天ぷら、衣ばっかりやん」

→〈言い換え〉

「胃薬2本いるやつやん!」

 

(あまりにも遅すぎることに対する一言)

〈そのまま〉

「それは、遅すぎるよ!」

→〈言い換え〉

「10月に田植え始めるぐらい遅すぎるよ!」

 

(段取りを間違っていることに対する一言)

〈そのまま〉

「段取りが全然ちがうよ!」

→〈言い換え〉

「鍋の前に雑炊作り出すくらい段取りちがうよ!」

 

(関東出身なのに、大阪弁をしゃべってと言われたときの一言)

〈そのまま〉

「え?大阪弁はしゃべられないよ」

→〈言い換え〉

「え?大阪弁はしゃべられないでんねん」

(注)わざとおかしな大阪弁を使うことで、しゃべられないことを表している

 

(お弁当のごはんを残してきた子どもに対する一言)

〈そのまま〉

「あらら、ごはん、残してきたの…」

→〈言い換え〉

「あらら、残飯マンになってたのね」

 

(うわさをすれば、いつも現れる友人に対する一言)

〈そのまま〉

「いつも、すぐに出てくるな~」

→〈言い換え〉

「どこでもドア持ってるな?」

 

(毎回、場を凍らせる発言をする人に対する一言)

〈そのまま〉

「お前、またそんなしょうもないこと言って…」

→〈言い換え〉

「誰か~!みんなにカイロ持ってきたって~。貼るタイプで!」

 

(いつも、ギャグがスベル人に対する一言)

〈そのまま〉

「おいおい、またスベッてるよ」

→〈言い換え〉

「よっしゃ、両手両足スノータイヤつけたろ!」

 

(絶妙なフリをしたのに、うまく返せなかった人に対する一言①)

〈そのまま〉

「何やってんねん!せっかくいいフリあげたのに」

→〈言い換え〉

「絶妙なスルーパスやったのに、お前もスルーしてどないすんねん!」

 

(絶妙なフリをしたのに、うまく返せなかった人に対する一言②)

〈そのまま〉

「何やってんねん!せっかくいいフリあげたのに」

→〈言い換え〉

「PK用意して、あとは蹴るだけやのに、なんで後ろに蹴んねん?」

 

(資料などを見ていて、見当ちがいなことを言う人に対する一言)

〈そのまま〉

「どこ見てんの?ちゃんと見てよ!」

→〈言い換え〉

「どこ見てんの?一回、リフレッシュのために目薬いっとこ!」

 

(ものすごく難しいということを表す一言)

〈そのまま〉

「それは、できっこないよ。絶対に難しいよ」

→〈言い換え〉

「それは、USJでミッキーを見つけるぐらい難しいよ」

(注)USJ…ユニバーサルスタジオジャパン

 

(今日は何だか存在感が薄い人に対する一言)

〈そのまま〉

「君、今日は何だか元気ないね~」

→〈言い換え〉

「君、帰り道、手をあげてもタクシー止まってくれないよ」

(注)タクシーにも気づいてもらえないほど、存在感が薄い

 

(配慮することなく、ズケズケとものを言う人に対する一言)

〈そのまま〉

「プライベートなことやから、もうちょっと気を使ってよ」

→〈言い換え〉

「ちょっと、靴!靴!ものすごい土足やん。あと、ピンポンもしてないよ」

 

(休みの日まで、仕事モードで過ごしている人に対する一言)

〈そのまま〉

「休みの日ぐらい、ゆっくり過ごそうよ」

→〈言い換え〉

「F1だってピットに入るときは、スピード緩めるよ」

 

(自分の意見が、吟味されずに次々に却下されることに対する一言)

〈そのまま〉

「ちょっと~!もうちょっと、僕の意見、聞いてくれません?(笑)」

→〈言い換え〉

「ちょっと~!大食い選手権の参加者でも、もうちょい味わうよ!」

 

(近くにいるのに、無視されていることに対する一言)

〈そのまま〉

「ちょっと~!無視しないでよ~(笑)」

→〈言い換え〉

「あれ?言語設定って日本語でいいんだよね?(笑)」

 

(いつも威張って、ふんぞり返っている人に対する一言)

〈そのまま〉

「お前、ふんぞり返り方が半端ないな!」

→〈言い換え〉

「お前、ふんぞり返り方が半端ないな!お前のあとの風呂、お湯なくなってるんちゃう?」

(注)風呂に入るときでも、ザブーンとふんぞり返るイメージで、お湯があふれ出ることから

 

(自己顕示欲が強い人に対する一言①)

〈そのまま〉

「ほんまにお前って自己顕示欲が強いな。オレがオレがのやつやな~(笑)」

→〈言い換え〉

「非通知設定で電話しても、名前出てきそうやな~(笑)」

 

(自己顕示欲が強い人に対する一言②)

〈そのまま〉

「ほんまにお前って自己顕示欲が強いな。オレがオレがのやつやな~」

→〈言い換え〉

「お前、気づいてないと思うけど、お前と新幹線乗ってるとき、オレ窓の外に出てるからな(笑)」

(注)あまりにもオレがオレがなので、新幹線の席まで取られているということ

 

(成績が悪い生徒を表す一言)

〈そのまま〉

「あいつは、全然できないよ」

→〈言い換え〉

「あいつは、抜群にできないよ」

(注)抜群のあとには、普通は肯定的な言葉がくるが、あえて「抜群+否定語」で表現している

 

(ものすごく追い込まれている人に対する一言)

〈そのまま〉

「めっちゃ追い込まれてるやん!」

→〈言い換え〉

「バンジージャンプ台で目隠し外されるドッキリか!」

(注)もう飛ぶしかない状況だから

 

(すごく美しい女性を見たときの一言)

〈そのまま〉

「これは、目の保養やね」

→〈言い換え〉

「これは、目の保養どころか、目のリゾートスパやね」

 

(ネガティブな情報を知らされて、自分が辛いことを伝える一言)

〈そのまま〉

「はぁ~、そうなんだ。それは本当にイヤだな~」

→〈言い換え〉

「はぁ~、そうなんだ。(頼むふりをして)マスター強めのを一杯!」

(注)悩んでいる人が、強い酒を飲んで紛らわそうとするよくあるシーンから

 

(落ち着きがなくソワソワしている男性に対する一言)

〈そのまま〉

「もうちょっと落ち着きなよ!」

→〈言い換え〉

「妊娠結果を待ってる産婦人科の待合室か!」

 

(何でも最初がエネルギーを使うことを表した一言)

〈そのまま〉

「最初がしんどいのよ」

→〈言い換え〉

「自転車のペダルと一緒。最初がグンと重たいのよ」

 

「例え話脳」を活性化させる主な状況10

「例え話脳」を活性化するには、普段から例え話に意識的に「触れる」ことが重要です。

誰が、誰に対して、どの話題で、どの状況で、どのように、どんな例え話を使っているかを、日々、注意深く観察してみてください。

同時に、ひとつのものごとに対して、そのままの表現とは異なる言葉、状況、状態で言い換えられる習慣をつけることです。それは、誰かや何かに向けてでも、独り言でもかまいません。

その意識を持てば、今までの表現のクセが自ずと変わってくるからです。「例え話脳」を活性化させるチャンスとして、次の場面をあげておきます。

 

  • (家庭・職場・友人など)相手との会話中
  • 本を読んでいるとき(特に自己啓発・小説・心理学など)
  • ネットでコンテンツ(記事)を読んでいるとき
  • セミナーや説明会に参加しているとき
  • 映画を観ているとき
  • 音楽を聴いているとき
  • テレビを見ているとき
  • お笑い芸人のトークを聞いているとき
  • 広告を見ているとき
  • 一人で思考しているとき

 

会話上手はやっている!2種類の例え話の作り方

例え話の作り方には即興型とストック型の2種類がある

例え話の作り方には即興型とストック型の2種類があります。

即興型は、話や会話の中でその場で思いつくやり方です。

会話の中で、どんな場合にも突発的に思いつく瞬発力と発想力が必要になります。会話は相手があるもので、「生もの」だからです。

しかしながら、この作り方は高度な会話センスと才能が必要になってきます。また、毎回、思いつけるかどうかも不確定です。思いつけたとしても、それが本質を見事に表現できているものかも未知数です。

ストック型は、既存の例え話を大量にインプットし、それをアウトプットしていくやり方です。

相手、人数、場所、話題によって変わるのが「生もの」である会話です。それに対して、はじめから例え話を準備しておくやり方なので、特別な会話センスや才能は必要ありません。

 

例え話を作るには、ストック型が取り組みやすい理由

まずは、ストック型から取り組まれることをお勧めします。即興型を採用すると、かなりの会話センスや発想力をはじめ、ボキャブラリー(言葉の数)の多さや秀逸な表現方法が必要なベースになるからです。

普段から例え話を意識して話している人でないかぎり、いきなり即興型で例え話をその場で思いつき量産していくことは現実的ではありません。

タレント、お笑い芸人、有名な司会者たちも即興型で例え話を作っているように見えますが、ある程度は準備されているそうです。今日のタレントのメンバー、企画、話題を考慮して、あらかじめシミュレーションをしているのです。例えツッコミで有名な南海キャンディーズの山里さんも例えツッコミのフレーズネタがあるとのことです。

人気セミナーや講演会なども、話し手側には台本があって主張したいことが決まっています。そのため、「この主張の場合は、この例え話を使おう」というようにあらかじめ準備されています。

つまり、いわゆる鉄板(硬い意味から確実な状態)の例え話をくりかえし使っているということです。

会話上手な人たちでさえもストック型を採用しているなら、はじめて取り組むならストック型がお勧めといえます。

 

「会話上手は、例え上手!」簡単にできる3つの秘訣

例え話を使って会話上手と言われるための3つの秘訣

例え話の効果を理解し、使い方をマスターすれば、簡単に会話上手になれます。何か特殊なことをする必要はありません。これが、「あの人、会話上手!」と言われるための3つの秘訣です。

  1. インプット
  2. 通常アウトプット
  3. アレンジアウトプット

このように、定期的な「①インプット」と「②通常アウトプット」+「③アレンジアウトプット」をくりかえせば、大量の例え話があなたの血肉となります。

そうすれば、次のような感覚がつかめるようになります。

  • 主張(結論)に最もフィットする例え話
  • 聞き手のタイプ(性格や年齢)に応じた例え話
  • 聞き手の問題解決時に必ず響く「鉄板」例え話

 

1日5分!例え話をインプット(=ストック)する

例え話を使って会話上手になる最適の方法は、大量インプット(ストック)

例え話を使って会話上手になる最適の方法は、「大量インプット」です。これが、最もはやく、最も簡単に、最も確実に効果を発揮できます。「生もの」である会話において、事前に準備しておく方が現実的だからです。

一般的に、会話上手になりたい多くの人が、例え話をその場で考えたり作ろうとしたりします。いわゆる即興型の例え話です。

しかしながら、天才的にその場で例え話を発想できる人は、やはり特殊な才能の持ち主です。それができるならいいですが、多くの人にとっては、やはり現実的ではありません。

今すぐ、簡単に、話をおもしろくしようとするなら、ストックした例え話をそのまま使うか、もしくは、ストックしたものを「テンプレート」として、それを巧みにアレンジして使う方が確実的です。

そのためには、ストックしておいた例え話をすぐに取り出せるように把握しておく必要があります。ポイントは、わずか1日5分でいいので、定期的なインプットをくりかえすことです。

 

エビングハウスの忘却曲線

ドイツの心理学者、エビングハウスの発表した「エビングハウスの忘却曲線」では、時間の経過とともに、人がどれだけ記憶したことを忘れているかを数値化しています。

人が何かを記憶したとき、20分後には42%忘れ、1時間後には56%忘れます。そして、31日後には79%忘れることが知られています。

記憶した直後から忘却は始まり、最初は一気に忘れ、次第にゆっくりと忘れるようになるということです。

ただ、逆に言えば、一度に多くのことを記憶するよりも、何度かに分けて記憶すれば定着率は上がることも示しています。つまり、例え話をストックしていくうえでも、定期的なインプットが不可欠なのです。

また、インプットするときのコツは、ジャンルに分けておくことです。

私たちが会話に持ち出す話題は、精神、健康、仕事、お金、学び、趣味、家族、人間関係の8種類です。さらに、大きく分けると、人生(精神)、仕事、お金、人間関係のたった4種類になります。

ただインプットするのではなく、この例え話は人生(精神)、仕事、お金、人間関係のどれに一番当てはまるかを意識しながらインプットしてください。そうすれば、「記憶の引き出し」が整理されるので取り出すときも簡単にできるようになります。

 

1日1回!インプット(=ストック)した例え話をアウトプットする

例え話を1日1回アウトプットする

インプット(=ストック)した例え話を普段の会話はもちろん、セミナー、コンサルティング、プレゼンテーション、営業、演説、講演会、説明会、授業、テレビ番組、ブログ記事など、あらゆる場面でアウトプットしてください。

このアウトプットを続けることで「血肉化」は劇的に進みます。血肉化とは、知識や思想などを自分のものとして取り込むことです。

定期的なインプットに加え、それをアウトプットすることで格段に自分のものになっていきます。

1日1回のアウトプットでも充分に効果はあります。そうすることで、例え話脳になっていくのです。

また、アウトプットするときも、この例え話は、どのジャンルなのかを意識してください。人生(精神)、仕事、お金、人間関係のうち、どれについて例えているのかをはっきりさせることです。

そして、アウトプットには「通常アウトプット」と「アレンジアウトプット」の2つがあります。

 

例え話の「通常アウトプット」

ストックした例え話をそのまま使うやり方です。話題と連動していなければ、意味がわかりづらくなるので注意が必要です。

しかし、話すときに「話題(主張・結論)+例え話」をセットに考えてから話せば、大きな成果が期待できます。

 

例え話の「アレンジアウトプット」

ストックしておいた例え話を適切な場面でそのまま使うことが基本ですが、それをテンプレートとして、うまくアレンジして使うこともできます。これは、究極の会話センスと才能を必要とする即興型レベルではないですが、やはり、瞬発的な発想は必要です。

ただ、これがうまくできてくると例え話を量産できるようになります。そういう意味でも、定期的なインプットが重要になってきます。それでは、「アレンジアウトプット」とはどのようなものか、具体的にご紹介しておきます。

 

「アレンジアウトプット」の見本①

「本質的に相手のためになることを考えよう」という教訓がこめられた【少年と魚釣り】

お腹を空かせた少年に魚をあげた人と魚の釣り方を教えた人がいて、長い目で見たときにどちらが少年のためになるのかという例え話です。これを独自にアレンジしてみましょう。

ここでのポイントは、例え話に出てくる人や現象が表している要素を取り出すことです。

 

お腹を空かせた少年

=(困っている人や状況)

 

魚をあげた人

=(その場だけの対応)

 

魚の釣り方を教えた人

=(長い目で見た対応)

 

次に、これらと同じ要素のシーンを考えます。

 

(困っている人や状況)

=好きな歌手のDVDがほしいけど、お金がないから今すぐ買えなくて困っている子ども

 

(その場だけの対応)

=困っている姿がかわいそうだからお金をあげる親

 

(長い目で見た対応)

=子どもがお金の管理の方法を学ぶチャンス。さらに、自分の力でほしいものを手に入れる喜びを奪ってはいけないと思う親

 

まとめるとこのようになります。

 

【少年と魚釣りのアレンジアウトプット】

「本質的に相手のためになることを考えた言動が大切です。その場だけの対応は、長い目で見たとき、相手のためにはならないからです。

子どもが好きな歌手のDVDがほしいって言ってるけど、全然お金が足りない。そこで、親としたら2つのやり方があります。1つはそんなに高いものじゃないから簡単にお金をあげてしまう。でもそれは、この子がお金の管理の方法を学ぶチャンスと自分の力でほしいものを手に入れる喜びを奪うことになります。

だからもう1つは、お金の貯め方のコツを教えて、目標期日を設定して一緒にがんばろうって言うやり方。結果として、今回はDVDを手に入れるまで時間がかかってしまうかもしれないけど、今度、ほしいものが出てきたとき、ちゃんとお金の管理ができる力がついています。どっちがこの子のためになるでしょうか…?」

このように、「少年と魚釣り」にこめられている「本質的に相手のためになることを考えよう」という本質を見極めることができたら、いくらでもアレンジができるようになります。

 

「アレンジアウトプット」の見本②

妻の尻に敷かれている夫が、妻と二人でドライブ旅行しても何もおもしろくないという主張(結論)。

 

〈主張〉

妻の尻に敷かれている夫が、妻と二人でドライブ旅行しても何もおもしろくない

 

〈理由〉

夫婦の主導権を妻に握られていて、いつでも言いなりだから

 

〈具体例(例え話)〉

絶景のドライブコースをちょっとだけ楽しく護送されているようなもの

 

〈まとめ〉

やっぱり、恐い妻とのドライブ旅行はつまらない(笑)

 

【恐妻家のドライブ旅行】

「妻の尻に敷かれている夫が、妻と二人でドライブ旅行しても何もおもしろくないよ。だって、夫婦の主導権を妻に握られていて、いつでも言いなりだからね。

もうね、絶景のドライブコースをちょっとだけ楽しく護送されているようなものだよ。やっぱり、恐い妻とのドライブ旅行はつまらないね(笑)」

 

これを独自にアレンジしてみましょう。ここでもポイントは同じ要素を見抜くことです。

 

絶景のドライブコース

=(ポジティブな景色、状況)

 

護送されている

=(イヤな状況)

 

これらと同じ要素のシーンを考えます。

 

(ポジティブな景色、状況)

=ファーストクラス

 

(イヤな状況)

=担当のCA(キャビンアテンダント)が全員おばちゃん

 

そうするとこうなります。

 

〈具体例(例え話)〉

せっかくファーストクラスに乗れたのに、担当のCAが全員おばちゃんみたいなもの

 

【恐妻家のドライブ旅行のアレンジアウトプット】

「妻の尻に敷かれている夫が、妻と二人でドライブ旅行しても何もおもしろくないよ。だって、夫婦の主導権を妻に握られていて、いつでも言いなりだからね。もうね、飛行機で言うと、せっかくファーストクラスに乗れたのに、担当のCAが全員おばちゃんみたいなものだよ。やっぱり、恐い妻とのドライブ旅行はつまらないね(笑)」

 

「アレンジアウトプット」の見本③

(浮気癖を問い詰められたときの一言)

〈そのまま〉

「もうしてないよ。完全に足を洗ったから」

→〈言い換え〉

「もうしてないよ。足を洗うどころか、高圧洗浄済みだから」

 

これをアレンジしてみましょう。

 

(自分がとても空腹だということを伝える一言)

〈そのまま〉

「もう、お腹が鳴ってしかたない」

→〈言い換え〉

「お腹が鳴るどころか、サイレン響いてるわ」

 

例え話を作る前に知っておくべき7つのポイント

例え話は簡単に取り組める

例え話を作る前に知っておくべきことが7つあります。この7つを知っているだけで、例え話がいかに身近で、簡単に取り組めるものだとわかるからです。

①例え話の価値

②例え話を使っている職種と身近な人たち

③例え話がうまい偉人たち165名

④例え話は誰もが使えるもの

⑤例え話を使うための準備物

⑥例え話を使いこなせるようになるまでの時間

⑦例え話を使いこなせるようになるまでの労力

 

例え話の価値

例え話を会話に盛り込むことで、絶大な価値をもたらせます。例え話を使うことで、聞き手を共感させ納得させることができるからです。

例え話は、古今東西、あらゆる会話上手な人たちが例外なく使ってきた人類の普遍的ツールであり、「会話上手は、例え上手」というのは、世界中の人が認めるところです。

ただ、相手との信頼関係や聞き手の状況によって、的確な例え話をする必要はあります。伝えたいこと(主張・結論)と合致しない具体例を言ったところで、逆に混乱させてしまうからです。

 

例え話を使っている職種と身近な人たち

会話上手な人ほど例え話を多用しています。話のわかりやすさやおもしろさは、例え話のうまさと正比例しているといえます。

聞き手の興味を持続させ、「前のめり」にさせる人たちは、みんな例え話を使っているといっても過言ではありません。

 職種で見てみると、思想家、哲学者、政治家、実業家、経営者、文筆家、美術家、探検家、冒険家、音楽家、物理学者、発明家、医学者、科学者、考古学者、数学者、教師、アスリート、タレントなど、さまざまな職種の人たちが例え話を使って、多くの価値を伝えています。

また、いわゆる「人気」「カリスマ」「売れっ子」と言われている人たちの中で、会話上手な人たちは、例外なく例え話を使っています。「会話上手は、例え上手」というのは、多くの人が実感していることです。身近なところでいえば、次のような人たちです。

  • 人気セミナー講師
  • 人気コンサルタント
  • 人気コーチ
  • 人気カウンセラー
  • 学校のカリスマ先生
  • 塾のカリスマ先生
  • 一流営業マン
  • テレビの名司会者
  • 売れっ子お笑い芸人
  • 人気ラジオMC
  • 人気コメンテーター
  • 人気解説者
  • ベストセラー書籍
  • 人気メルマガ
  • 人気ブログ
  • 満員御礼の講演会・スピーチ・説明会
  • 子どもに好かれている父母
  • 会話上手な家族、親戚、友達、恋人

 

例え話がうまい偉人たち165

 

ここでは、いかに昔から現代まで、世界中の人たちが例え話を使っているかを実感していただくために記載しています。熟読はせずに、軽く目を通しておいてください。

 

記載しているのは165名ですが、もちろんほんの一部です。

 

〈世界〉

イエス・キリスト

ソクラテス

アダムスミス

アリストテレス

アルキメデス

アンデルセン

プラトン

モンテスキュー

カエサル

モーゼ

カント

ゲーテ

三蔵法師

コペルニクス

始皇帝

孔子

荘子

老子

孟子

諸葛孔明

シェイクスピア

ダ・ビンチ

フロイト

ベートーベン

マリー・アントワネット

ミケランジェロ

ムハンマド

モーツアルト

ナポレオン

ニーチェ

ニュートン

リンカーン大統領

ルソー

ロダン

ガガーリン

ガリレオ

ガンジー

キュリー夫人

キング牧師

グリム兄弟

サッチャー

サリバン先生

シーボルト

コナン・ドイル

チャーチル

チャップリン

ウォルト・ディズニー

ドストエフスキー

ナイチンゲール

二コラ・テスラ

ピカソ

ベーブ・ルース

ヘンリー・フォード

マーク・トウェイン

ビル・ゲイツ

ゴルバチョフ

クリントン大統領

ケネディ大統領

アイルトン・セナ

アインシュタイン

トーマス・エジソン

カール・ルイス

スティーブ・ジョブズ

スピルバーグ

タイガー・ウッズ

ブルース・リー

マザーテレサ

マリリン・モンロー

ユング

ライト兄弟

ラリー・ペイジ

リンドバーグ

レーニン

ロックフェラー

ジョン・レノン

ジーコ

ロベルト・バッジョ

マラドーナ

マイケル・ジョーダン

ペレ

ボブ・マーリー

ネルソン・マンデラ

ボブ・ディラン

ジェームス・ディーン

スティーブン・R・コビー

ナポレオン・ヒル

ジェームス・アレン

ジョン・レノン

ウォーレン・バフェット

ピーター・ドラッカー

ギーデール・カーネギー

モハメド・アリ

ロバート・キヨサキ

 

〈日本〉

聖徳太子

空海

最澄

親鸞

日蓮

法然

一休宗純

吉田兼好

織田信長

千利休

武田信玄

徳川家康

豊臣秀吉

毛利元就

宮本武蔵

大久保利通

勝海舟

坂本龍馬

夏目漱石

福沢諭吉

高杉晋作

吉田松陰

伊藤博文

川端康成

芥川龍之介

森鴎外

宮沢賢治

湯川秀樹

山本五十六

吉田茂

王貞治

長嶋茂雄

司馬遼太郎

宮崎駿

美空ひばり

渥美清

石原裕次郎

石原慎太郎

斎藤一人

中村天風

稲盛和夫

植村直己

岡本太郎

藤子不二雄

相田みつを

孫正義

田中角栄

小泉純一郎

小泉進次郎

本田宗一郎

松下幸之助

村上龍

村上春樹

黒澤明

所ジョージ

手塚治虫

ビートたけし

タモリ

武田鉄矢

アントニオ猪木

尾崎豊

桑田真澄

三浦知良(カズ)

松岡修造

イチロー

橋下徹

羽生善治

長渕剛

武田早雲

明石家さんま

島田紳助

松本人志

 

 

例え話は誰もが使えるもの

前述の例え話がうまい偉人たちを見ると、簡単には使えないかと思われるかもしれませんが、それほど例え話は多用され、身近なものだというふうにとらえてください。

そういった意味でとらえると、基本的に誰もが使えます。なぜなら、前述の通り、会話上手になるためには話し方の「型」があるからです。

【主張(結論)→理由→具体例→まとめ】の順番に話を展開し、具体例に的確な例え話を入れるだけです。その型にしたがって意識的に取り組めば例え話を有効に使えるようになります。

さらに、例え話を定期的にインプットする「ストック型」を採用することで、格段に使いやすくなります。

もちろん、ある程度の会話センスがあるに越したことはありませんが、特別な会話センスや才能というのは必要ありません。

 

例え話を使うための準備物

普段の会話から【主張(結論)→理由→具体例→まとめ】のアンチクライマックス法で話をする意識を持つことです。そして、例え話を定期的にストックしておくことをお勧めします。

特別な資格などは必要ありません。

 

例え話を使いこなせるようになるまでの時間

ちろん、人によって個人差があります。ある程度の会話センスや経験値などによるからです。

それでも、ストックした例え話を使えるようになるには、早い人でインプットした瞬間から可能です。

例え話をストックしながら、普段の会話から【主張(結論)→理由→具体例→まとめ】のアンチクライマックス法で話をする意識を持てば、遅い人でも1ヵ月間で形になります。

 

例え話を使いこなせるようになるまでの労力

例え話をうまく使えるようになるためには、既存の例え話を定期的にインプットする必要があります。そして、今度はそれをアウトプット(通常アウトプット+アレンジアウトプット)していくことで血肉化されます。

そのためには、定期的なインプットとアウトプットの労力が必要になります。

ただし、コツをつかめれば、例え話は量産できるようになるので、最も労力がかかるのは序盤のみになります。

 

例え話を使うときに覚えておくべき5つのポイント

例え話を使えば、簡単に会話上手になれる

例え話を使うときは、次のように5つのポイントを心がけてください。

①例え話を使う目的

②例え話を使うタイミング

③例え話のはじめ方

④例え話の適切な頻度

⑤間違った例え話が起こす副作用に注意

 

例え話を使う目的

自分の主張(結論)に臨場感と説得力を持たせ、聞き手の理解を深めるためです。それによって、共感・賛同を得ることができ、自分の主張を受け入れてもらえるのです。

また、ものごとの本質を「よりわかりやすく、よりおもしろく」言い換えることで、聞き手の理解を圧倒的に助けることができるからです。前述で何度も言っていますが、ここをいつでも明確に意識しておいてください。

 

例え話を使うタイミング

例え話は、話の4要素である【主張(結論)・理由・具体例→まとめ】の中で具体例にあたります。

そして、会話の中で例え話を使うタイミングは2パターンあります。一つは、主張(結論)と理由の前フリとして、先に具体例として使うクライマックス法です。もう一つは、主張(結論)と理由から先に話し、そのあとに具体例として使うアンチクライマックス法です。

いずれにしても、具体例にあたるのが例え話なのですが、前述の通り、まずはアンチクライマックス法で取り組んでみてください。

 

例え話のはじめ方

基本的に主張(結論)と理由のあとなら、どのようにはじめてもかまいません。ただ、ポイントは「今、話し手は例え話を話しているんだ」ということを聞き手が認識していることです。

そのため、次のような導入のセリフを入れてみてください。

  • 「イメージしてみてください。例えば…」
  • 「こんな話を知っていますか?」
  • 「有名な話があるのですが」
  • 「この前、こんなことがあったのですが」

例え話を使う適切な頻度

伝えたい度合いによって、内容と長さを変えてください。あまりに長い例え話を連続で聞かされるのは苦痛です。

例え話には、比喩・名言・ことわざや慣用句といった一言ものと、小話や物語・寓話・事例・エピソード・心理実験といった長編ものがあります。

一言ものは、会話のいたるところに入れることをお勧めします。長編ものは、むやみに使いすぎると新鮮さがなくなるので注意が必要です。「これだけは伝えたい」と思うときや、聞き手にとって確実にプラスになると判断したときに使ってください。

いずれにしても、聞き手の興味の深さや状況を見て判断するのがベストだといえます。

 

間違った例え話が起こす副作用の注意点

例え話を使えば、無条件に会話上手なれるわけではありません。例え話の内容自体が聞き手の脳内で映像にならなければ意味がないからです。

使い方を間違えると、スッキリするどころか、逆に聞き手を悩ませてしまいます。

例えば、香港旅行のおみやげにもらった龍の置き物が、あまりに陳腐だったのを見たときの一コマ。

 

〈主張〉

この完成度はひどい

 

〈理由〉

龍というより半魚人の顔になっているから

 

〈具体例〉

ドラゴンボール2個で呼び出した神龍みたいなもの

 

〈まとめ〉

あいつ(友人A)、どんなセンスしてるんだ(笑)

 

まとめるとこうなります。

 

【香港旅行のおみやげ】

「この前、香港旅行に行ったあいつ(友人A)から龍の置き物のおみやげをもらったんだけど、これがひどいの。顔がね、半魚人になってるんだ。たぶん、ドラゴンボール2個で呼び出したときの神龍だね。あいつ、どんなセンスしてるんだろ!(笑)」

この場合、聞き手がドラゴンボールというアニメを知っているのなら、非常にわかりやすい例え話になります。いかに龍の置き物のデザインがひどかったのかがイメージできます。

本来のドラゴンボールのアニメでは、ドラゴンボールという光の玉を7つ集め、「出でよ(いでよ)、神龍」と唱えれば、龍が出てきてどんな願いでも叶えてくれるという設定です。

いくつもの冒険を重ねてようやく集めた7つのドラゴンボール。そして、出現する神龍はまさに龍神の姿をしています。それなのに、たった2個で「出でよ(いでよ)、神龍」と唱えれば、出来損ないの龍が出てくるとイメージできます。

しかしながら、聞き手がドラゴンボールのアニメを知らなければ、まったくもって意味が通じません。

例え話のポイントは聞き手に具体的な映像を見せることで、臨場感を持って理解してもらうことです。もし、聞き手がドラゴンボールのアニメを知らなければ、映像も出てこないので臨場感もありません。

同じ映像を共有できていないので、そこに同じエネルギーは起きません。そうすると、「なるほど!確かにその通りだ」という共感を得ることは難しくなります。

 

まとめ

 例え話の効果や使い方:簡単に会話上手になれるたった一つの方法のまとめ

〇「例え話」とは、ものごとの本質を「よりわかりやすく、よりおもしろく」言い換えた具体例のこと

〇例え話をうまく使いこなし、会話上手になるためには、まず、伝えたいことをはっきりさせること

〇例え話の原則は、聞き手がすでに知っている知識、情報、思想、経験をベースにした身近なものと置き換えること

〇例え話の最大の効果は、話し手の主張(結論)に説得力と臨場感をもたらせること

〇例え話を使うと説得力と臨場感が増すのは、聞き手が鮮やかなイメージを持てるから

〇聞き手が鮮やかなイメージを持つために、いかに話したいことを具体的な映像で見せられるかがポイント

・具体的な映像が見える例え話を選択すること

・聞き手と同じ映像を共有し、そこに同じエネルギーを発生させ、空間的にも同調を得る

・話し手の主張(結論)に説得力が増し、聞き手に影響力を与えるようになる

・聞き手は、「なるほど!」「そう言われれば確かにそのとおりだ」となり、共感と賛同を得ることができるようになる

〇会話に例え話を盛り込んだときの聞き手側に生じる「一撃納得」の心理的メカニズムを理解しておく

〇話がおもしろく、会話上手な人の共通点は、「話の内容を具体的な映像として見せている」こと=例外なく例え話をふんだんに盛り込んでいる

・例え話(=映像)を使うと、聞き手の理解度は圧倒的に深まる

・【蝶】

・【山登りと川下り】

・【少年と魚釣り】

〇話し方の型には、クライマックス法とアンチクライマックス法の2パターンがある

 〇クライマックス法とは、まず、はじめに前置きの話をしておいて、順々に本題に入っていく話法

〇アンチクライマックス法とは、まず、冒頭で話の核心を伝え、そのあとでそれについて展開する話法

〇ツアイガルニク効果とは、「続きがどうしても気になる」「知らないままではいられない」といった心理状態に対し、その未知の部分を埋めようとする強烈な作用のこと

〇会話上手になるためには、まずはアンチクライマックス法から取り組む

〇内容がわかりやすく、説得力がある人の基本の話し方は、アンチクライマックス法

・主張(結論)と理由をわかりやすくする重要な具体例の部分に用いるのが例え話

〇主張(結論)→理由→具体例→まとめの事例

・【恐妻家のドライブ旅行】

〇例え話の効果や使い方を習得し、会話の中で例え話を有効に使えるようになると、聞き手の評価が格段に上がる

〇例え話を効果的に使う潜在的メリットは「人にモテる」ようになる

・そのうえ、+α(プラスアルファ)でさまざまなメリットがもたらされる

〇例え話を使って、会話上手になるうえで大切なことは、自分が求めている潜在的メリットが何なのか(=潜在的ニーズ)をはっきりさせておくこと

・「例え話を使って会話上手になることで、どうなりたいのか?」を、自分に質問してみる

 〇例え話の効果や使い方を知らないまま、会話中に例え話を使わなければ、聞き手に伝わる%(割合)が下がり、聞き手をイライラさせてしまう

〇例え話を効果的に使えない潜在的デメリットは、「反感を持たれかねない」こと

・そのうえ、+α(プラスアルファ)でさまざまなデメリットが引き起こされる

〇例え話は「おくすりゼリー」

〇聞き手にとってわかりにくいことも、秀逸な例え話を入れ込むと、一瞬で聞き手に理解してもらえる

〇例え話が、ものごとの本質を伝えることにおいて、誰に対しても普遍であり、そして「一撃納得」の最高のツールだということを歴史が証明している

・釈迦の主な例え話(比喩経)52個

・キリスト教の主な例え話(聖書)43個

〇数百年も前にも言われた名言が、現代でも評価されているということは、ものごとの本質を見事に言い表せているということ

・例え話を使った11個の名言サンプル  

〇例え話は、会話上手になるための「具体例の役割」としてとらえること

・例え話(=具体例)として使える主な方法は8つあり、それらを的確に使えば、確実に会話上手になれる

〇比喩とは、伝えたい本質を「よりわかりやすく、よりおもしろく」言い換えた例え話(=具体例)の基本

・【6パックの腹筋】

・【ジャンボジェット機の翼】

・【金(ゴールド)】

 〇物語・小話とは、登場人物が出てくる架空のストーリーで表した例え話(=具体例)のこと

・【売春宿の門番】

・【サーカスのゾウ】

・【農夫の遺言】

〇寓話とは、登場人物が動物や自然現象に擬人化(人のように見立てる)されている例え話(=具体例)のこと

・【賢いキツネと臆病なウサギ】

・【キツネのお見舞い】

〇事例とは、前例の事実(ケース)のこと

・【やる気次第】

 【マンホール】

・【富士山】

・【大きな石】

・【幸運のリストラ】

・【特別】

・【ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)】

 〇エピソード(逸話)とは、その人にまつわるちょっとした話のこと

・【フォードの電話】

・【カーネギーのエサ代】

・【ウォルトのディズニーランド】

〇名言とは、「確かにそうだ!」と感じさせる偉人たちが残した短い言葉のこと

・【悩みあるからこそ人生は燃える】

・【ダイヤモンドの輝き】

・【幸福の香水】

〇心理学実験とは、実験的手法により心の理解を目指す実験のこと

・【固定的動作パターン】

・【プラシーボ効果】

・【希少性の法則】

 〇ことわざや慣用句とは、昔からの風刺や教訓、言い回しのこと

(ことわざ)

・残り物には福がある

・好きこそ物の上手なれ

・善は急げ

(慣用句)

(注)慣用句の場合は、そのまま使うことも効果があるが、例えツッコミの要素としても使える

・開いた口がふさがらない

・蚊の鳴くような声

・かぶとを脱ぐ

・閑古鳥が鳴く

・脚光を浴びる

・九死に一生を得る

・ゴマを擦る

・尻が軽い

・棚に上げる

・手の平を返す

・波に乗る

・鳩が豆鉄砲を食ったよう

・鼻で笑う

・火に油を注ぐ

・ひんしゅくを買う

・水と油

・目を三角にする

〇例え話は、普段の会話はもちろん、あらゆる場面で使うことができ、人生(精神)、仕事、お金、人間関係の4種類のジャンルを表現できる

・【センターピン】(人生)

・【大聖堂】(仕事)

・【秘密のサンタ】(お金)

・【下関のフグ】(人間関係)

〇「例え話脳」とは、ものごとに対する表現を2個以上持っている状態、または発想できる能力のこと

〇「会話上手は、言い換え上手!」の48個のサンプル

〇「例え話脳」を活性化するには、普段から例え話に意識的に「触れる」ことが重要

〇例え話の作り方には即興型とストック型の2種類がある

〇例え話を作るには、ストック型が取り組みやすい

〇「あの人、会話上手!」と言われるための3つの秘訣

・①インプット

・②通常アウトプット

・③アレンジアウトプット

〇例え話を使って会話上手になる最適の方法は、「大量インプット」

・わずか1日5分でいいので、定期的なインプットをくりかえすこと

〇「エビングハウスの忘却曲線」からもわかるように、例え話をストックしていくうえで、定期的なインプットが不可欠

〇インプット(=ストック)した例え話を普段の会話はもちろん、あらゆる場面でアウトプットしていく

・アウトプットを続けることで「血肉化」は劇的に進む

1日1回のアウトプットでも充分に効果があり、例え話脳になっていく

〇ストックした例え話をそのまま使うやり方

〇ストックしておいた例え話をテンプレートとして、うまくアレンジして使うやり方

〇アレンジアウトプットの見本

・【少年と魚釣り】

・【恐妻家のドライブ旅行】

・【浮気を問い詰められたときの一言】

〇例え話を会話に盛り込むことで、絶大な価値をもたらせる

〇聞き手の興味を持続させ、「前のめり」にさせる人たちは、みんな例え話を使っている

〇例え話がうまい偉人たち165名

〇例え話を使うのに、特別な会話センスや才能というのは必要ない

〇例え話を使うのに、特別な資格などは必要ない

〇ストックした例え話を使いこなせるようになるには、早い人でインプットした瞬間から可能で、遅い人でも1ヵ月間で形になる(※個人差はある)

〇例え話を使いこなせるようになるには、定期的なインプットとアウトプットの労力が必要

〇例え話を使う目的は、自分の主張(結論)に臨場感と説得力を持たせ、聞き手の理解を深めるため

〇例え話は、話の4要素である【主張(結論)・理由・具体例→まとめ】の中で具体例にあたる

〇基本的に主張(結論)と理由のあとなら、どのようにはじめてもかまわない

〇伝えたい度合いによって、例え話の内容と長さを変える

〇例え話の使い方を間違えると、スッキリするどころか、逆に聞き手を悩ませてしまう

・【香港旅行のおみやげ】

 

おすすめ「例え話集サイト」のご紹介

おすすめの例え話集サイトのご紹介

1日5分、例え話の定期的なインプットをするなら、このサイトがおすすめです。

本ブログ管理者「豊か人」が運営管理する日本最大級・例え話集サイト 例え話.com

※ご安心ください。すべて「完全無料」で閲覧していただけます。

本ブログ「例え話の効果や使い方:簡単に会話上手になれるたった一つの方法」が、みなさまを会話上手にする強力な一助になれることを確信しております。

 

今回も、ブログを読んでいただき、心からありがとうございます。

このご縁を、大切に育めて行けたら光栄です。

「世の中が教えてくれた成功よりも、あなただけの豊かさを。」

5冊のe-book 無料プレゼント

願望実現と引き寄せの答えをたった一つに集約!
『あなた史上最高の自己肯定感に満たされる方法』

e-book

今、あなたはこんなふうに感じていませんか?

今まで、自己啓発やスピリチュアルを学んできたけど…

  • 「人生が変わった気がしない…」
  • 「いったい、何が本当なの?」
  • 「もう、いい加減にして!」

このe-bookを読めば、願望実現や引き寄せのために「何をすればいいのか」はっきりします。
ぜひ、この機会に、「これさえやれば、うまくいく!」本当の答えを手に入れてください。

e-bookの内容

  • e-book第1弾 あなたが「変容」する瞬間とは?
  • e-book第2弾 あなたの「変容」を邪魔する2つの障害とは?
  • e-book第3弾 あなたの「本当の姿」とは?
  • e-book第4弾 集合的無意識を味方につけ、望む引き寄せを多発させ、願望を現実化させる秘密とは?
  • e-book第5弾 「絶対的な法則がないことが、絶対的な法則」というこの世界の真理の一面とは?

~最後まで読んでくれたあなたへ特別なご案内~

“個別悩み相談つき”
豊か人Premium勉強会
開催のお知らせ

生き方が変わる。プレミアム勉強会碩 竜平

さんざん痛い目に合って、やっと「本当の自分」に出会えた僕が、「何をやっても変われなかった人」にこそ、伝えたい。

過去の後悔も、未来の不安も、もうどうでもいいです。

あなたは、“なりたい自分”にサクッとなって、今を安心して生きればいい。

それだけで、あなたは変わる。みるみる変わっていきます。

『望む現実を100%引き寄せられる』その秘密を分かち合えれば、あなたも、みんなも喜んでくれる!そして、僕も嬉しい!

その結果、みんなで豊かになっていけるのです。

この勉強会では、「今まで何をやっても変われなかった人」が、劇的に自分が変わる瞬間を体感していただくために開催しております。(※もちろん個人差はあります)

結婚、お金、仕事、人間関係、自分らしさ・・・

どれか1つでも、今、あなたがしんどい思いをしているのなら、どうぞ、僕に会いに来てください。

ぜひ、『歩くパワースポット』のエネルギーを受け取ってください。

きっと、「人生、これで大丈夫!」そう実感していただけます。

個別悩み相談時間の許すかぎり、参加者一人一人のご相談をその場でお受けいたします。

30歳を過ぎると切実になる『よくある5つの悩み』・・・あなたは、どれをスッキリさせたいですか?

この勉強会では、500人以上にアドバイスしてきた「結婚・お金・仕事・人間関係・自分らしさ」の具体的な“悩み解決策”を、その場でお伝えしています。

『心が楽になる考え方』『すぐに実践できる行動』を、詳しくお話ししますので、参加者の多くの方から好評を得ています。

「私は大丈夫なんだ!」「よし、やってみよう!」そんな喜びのご感想をたくさんいただいております。

この機会にぜひ、ご活用ください。

内容一部

  • あなたが出会いに恵まれず、結婚できない理由
  • 今まで、お金を引き寄せられなかった本当の原因
  • あなたのもとへ、どんどんお金が集まり出す秘訣
  • あなたが自信を取り戻し、自己肯定感に満たされるコツ
  • 「○○したいけど、できない」メンタルブロックの解除法
  • 潜在意識にアプローチする4つの質問
  • あなたの時間軸を反転させる秘密の習慣
  • 過去の後悔が消える体感法
  • 幸と不幸は1:1。ネガティブな人や出来事に打ち勝つ究極真理
  • 心理学、脳科学、量子力学、スピリチュアルで解明する引き寄せの種明かし
  • あなたの現実世界を創造しているシンプルなメカニズム

「私だって変われる」を、
たった2時間で。

詳細はこちら