夢がない方が幸せ？人生に夢や目標はいらない？夢を持つことの大切さ

2021-05-02　 未来波動 引き寄せの法則

「夢は見るものじゃない、叶えるものだ！」
「志を高く持て！」

僕たちはずっとそう言われてきましたよね。

テレビや本、ドラマや映画のセリフ、音楽の歌詞、スポーツ選手のインタビュー、世界中の名言・・・

「夢を持とう！」
確かに良い響き・・・

でも実は、そのせいで苦しい思いをしている人たちもいる。
僕もそうでした。

夢がない自分は取り残されていく。
たとえ夢を持ったとしても、夢と現実のギャップに苦しみ続ける。
それが人生だとしたら、夢って何のためにあるのでしょうか？
なぜ、人は願うのでしょうか？
目的や目標は本当に必要なのでしょうか？

今、あなたに何らかの夢があって、その夢がなかなか叶わない。
もしそうなら、僕なりの答えをお届けします。

夢を持つことは本当に大切なのか？

「あなたの夢は何ですか？」
「あなたは何のために生きていますか？」
「あなたの生きる意味は何ですか？」
「使命は？ビジョンは？」

こう聞かれると、あなたは正直どんな気分になりますか？
もしかしたら、あなたは何だかウーッとなっているかもしれません。

僕たちは子どもの頃から、大人たちにずっと同じことを尋ねられてきました。
「大きくなったら何になりたいの？」
親に聞かれ、学校で発表し、作文や文集に書いてきましたよね。
周りの大人やメディアから、夢の大切さを教えられてきましたよね。

その結果、「人生には夢が絶対に必要だ」そんな価値観を植え付けられてきたのかもしれませんね。

「人生で大切なのは夢を持つことだ」

これって本当でしょうか？

もしかしたら、社会の洗脳でしょうか？
誰かにいいようにコントロールされているのでしょうか？

夢、願い、目的、目標・・・
夢はいったい何のためにあるのか？

あなたはどう思いますか？

なぜ、夢を持つと苦しくなるのか？

あなたはきっと今、何らかの夢を持っていますよね。
ビジネス、収入、免許、資格、恋、結婚、家族・・・
でも、現実はいつまでも夢のまま。
「叶わないことばっかり」

もしかしたら、あなたは夢を持つことに疲れているかもしれませんね。
夢を追いかけ続けることが苦しくなっている。
夢って大切で、きっと良いもののはず。
でも、何だか苦しい・・・

これ、なぜでしょうか？

それは・・・

夢や願いがある分、今の自分の中に「欠乏や不足が生まれてしまうから」です。
目的や目標がある分、到達できていない今の自分に「不満を感じてしまうから」です。

正直なところ、あなたはどこかでこんなふうに思っていませんか？

「夢を実現できた自分こそが本当の自分であって、まだ実現できていない今の自分は本当の自分じゃない」
「願いを叶えた自分はスゴくて、叶えていない今の自分はまだまだダメ」
「目標を達成できた自分こそが幸せなのであって、達成できていない自分は幸せじゃない」

どうでしょうか？
こう思うと、確かにしんどいですよね。

今ここで幸せなんて感じられない。
とてもじゃないけど、人生最高とはならない。

ずっと未熟で満ち足りない感覚。
自分を認めちゃいけない感覚。
それは言いようのない劣等感になる。

「今の自分はダメだ」
「こんな自分はまだまだ」

やんわりと、でも確かに感じてしまう。
夜、なぜだか泣けてくる。

「もっとスゴくならなきゃ」
「もっともっと優秀にならなきゃ」

今の自分を無意識に否定している。

あなたはこんな経験ありませんか？
僕はずっとありましたよ。

これが夢を持つことの「弊害」なのかもしれません。

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夢がない方が幸せ？

では、なぜ、夢を持つことで今に幸せを感じられないのでしょうか？
夢と現実のギャップにストレスを感じてしまうのか？

その原因はこんな思い込みがあるから・・・かもしれません。

• 「夢を叶えた人＝成功者・幸せ」
  
• 「夢を叶えられなかった人＝失敗者・不幸」

僕たちは、こんなふうに人の一生をジャッジしている。

それは、学校教育や社会通念の中で、じっくりと時間をかけて信じ込まされてきた。
無意識に沁み込んでいく。
だから、僕たちは必死になった。

「夢は叶えなきゃいけない」
「夢を実現できない人は負け」

そうすると、いつの間にか夢を持つことが怖くなる。
だって、叶わないことの方が多いから。

「だったら、夢なんて持たない方がいい」
「目的も目標もいらない」
「そっちの方が今に幸せを感じられる」

そう思ってしまいますよね。

このように、夢を持つことには確かに負の側面もある。

だいたい、「夢が大切だ」と言っている人は、自分はうまくいったから言えることなのか？
みんながみんな、そうじゃない・・・

もしかしたら、その人たちだけが取り上げられているだけかもしれません。
その陰で、多くの人たちが夢を持ったがゆえに苦しい思いをしている。
それが、僕たちの現実なのかもしれません。
あなたはどう思いますか？

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夢は人生を元気にする「ツール」

そのうえで、僕はこう思います。

「やっぱり、夢はあった方がいい」

確かに負の側面もありますよね。
でも、それ以上に恩恵だってあると思うのです。

夢を描くことで、希望、興奮、ワクワク、ドキドキが生まれる。
僕は夢を描いた「せい」で、人生が面白くなると思うのです。

それが本来の夢の『効能』なのではないでしょうか。

「夢は人生に希望を与えてくれるもの」

だからやっぱり、僕は夢が好きです。

「叶うか、叶わないか」
それは一旦置いておいて、人生を元気にする「ツール」として使えばいいと思うのです。

みんな夢を過大評価しすぎだと思います。
もっと適当で、もっといい加減で、もっと遊びのような感覚でいいのです。

例えば、波打ち際で砂の城を作る。
思ったよりも波が来る。
一気にのまれる。
壊れる。
跡形もなく消え去ってしまう・・・

「だから、どうした！？」

また作り直せばいいのです。
今度は城じゃなくてもいい。
「や～めた」もう帰ったっていいのです。

砂の城は一瞬の夢だったかもしれない。
でも、作っていた時間は本物だったはずです。

『その本物にこそ、人生の輝きがある』

僕にはそう思えてなりません。

どれも素晴らしい体験だった

僕はこれまでいろんな夢を見てきました。

• プロ野球選手になるために、東京の大学に進学したこと
• シンガーソングライターとして、東京で活動したこと
• 34歳で小学校免許を取得し、教員採用試験を受けたこと
• 起業することで天職に就いたこと

成功もしたし、形にならなかったこともあります。
むしろ、挫折した方が圧倒的に多い。

でも、そこには1つの共通点があります。
あなたは何だと思いますか？

それは・・・

『どれも素晴らしい体験だった』

そうなのです。
夢を持ったおかげで成功もしたし、心も折れました。
でもそれらはすべて、素晴らしい体験だったのです。

今、振り返ると心からそう思います。
「無意味な体験だったな」とは、やっぱり思えないのです。

確かに、夢を追いかけることで辛いことはたくさんありました。

できないことを突きつけられる。
能力や才能のなさを痛感する。
周りと比較されて笑われる。
思い通りにいかない。
どうしても無理なことだってある。
理想と現実のギャップに打ちのめされる。

だけど、すべて素晴らしい体験だったと思うのです。
そこには、よく分からないけど人生の『恩恵』がちゃんとあると思うのです。

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夢は叶ってもいいし叶わなくてもいい

「だったら、そもそも夢って叶わなくもいいの？」
そんな声が聞こえてきます。
「叶わない夢なら、最初から望まなければいい」
あなたはそう思いますか？

僕は、『夢は叶ってもいいし、叶わなくてもいい』と思っています。

もちろん、叶うことは嬉しいことです。
でも、夢を叶えたから幸せで、夢を叶えられなかったら不幸。
そんなふうには思えません。

「夢が叶ったら人生成功、叶わなかったら人生失敗」

人ひとりの人生が、こんな単純なわけありませんよね。
もっと、人生には「行間」があると思うのです。

「夢が叶うか叶わないか」なんて、じゃんけんと一緒です。
結果がそれほど大切なら、みんなじゃんけんで決めればいい。
野球だって、サッカーだって、試合はしないで代表がじゃんけんすればいい。
結果だけなら、試合内容なんていらない。

「夢なんて叶っても、叶わなくてもいい」

そんなことよりも、夢の「中」を生きることです。
「夢中」になること自体がすでにスゴいことなのです。

僕は、それだけで充分だと思うのです。

夢の中にいることで、そこでしか見られない景色がある。
そこでしか味わえない感情がある。

それが人生を豊かにしてくれる。
つまり、あなたの毎日を躍動させてくれるものこそが夢なのです。

もし、そうじゃないなら、それはあなたの夢ではなく、誰かの絵空事に振り回されているだけかもしれませんね。

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夢を持つことで苦しむ人と楽しむ人の違い

では、「夢を持つことで苦しむ人」と「夢を持つことで楽しむ人」とでは、いったい何が違うのでしょうか？
あなたはどう思いますか？

それは、『今、見ているもの』が違うのです。

つまり、意識の焦点が違うのですね。

それは、「のに」と「から」のほんの少しの違いなのです。

どういうことか？

「夢を持つことで苦しむ人」は、日常的にこう感じている。

「私にはこんな夢がある『のに』、今の私はこんな状態だ・・・」

そうやって、欠けている部分、揃っていない部分、満たされていない部分、なっていない部分をじっと見ている。
つまり、日々、欠乏や不足を感じているのです。

一方、「夢を持つことで楽しむ人」は、いつもこう感じている。

「私にはこんな夢がある『から』、今の私はこんな状態だ！」

そうやって、埋まりつつある部分、形になり始めている部分、すでに満たされている部分、準備が整っている部分を意図的に見ている。
つまり、日々、充足を感じているのです。

ここ、伝わりますかね？

要は、「ない」を見ているのか、「ある」を見ているのか。
夢と今の「ギャップ」に「差」だけを感じているのか、それとも、「つながり」を感じているのか。

そこが違うと思うのです。

例えば、月収100万円にするという夢、目標がある。

もしそこで、あなたの財布の中に1万円が入っていたとしましょう。
あなたはそれをどう感じますか？

あなたが、「夢を持つことで苦しむ人」ならこう考えるはずです。
「月収100万円という夢がある『のに』、私の財布には1万円しか入っていない」

そう『見る』から、「まだまだ足りない、ダメだ～」となる。

あなたが、「夢を持つことで楽しむ人」ならこうなるはず。
「月収100万円という夢がある『から』、私の財布には1万円が入っている」

そう『見る』から、「どんどん増えていく！よっしゃー」となる。

夢と現実のギャップという意味では同じ状況ですよね。
でも、そのギャップを「ネガティブな差」とするのか、「ポジティブなつながり」として解釈するのか。

つまり、単なる欠乏・不足と捉えるのか、充足と捉えるのか・・・です。

それだけで『波動』が違ってきます。

夢と現実のギャップを「ネガティブな差」だけで解釈すると、そりゃ誰でも不安になるし、苦しくなりますよね。
そういう気分、感情、身体の状態なら、ネガティブな波動が出ます。

「ポジティブなつながり」で解釈すると、安心できるし、順調だと思えますよね。
何だか楽しくなる。
そうすると、ポジティブな波動が出るというわけです。

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夢を持ちながら今ここを幸せに生きる

もちろん、「夢はあった方がいい」と思うのは僕の感じ方なので、人それぞれです。
もしも、あなたが夢を描くことで今ここを幸せに過ごせないなら、夢は持たなくてもいいと思います。

ただ、夢ってそんなに大げさなものでもないと思うのです。
行き当たりばったりでも、「とりあえずやってみよう」でもいいのです。
使命だとか、ビジョンだとか、そんな仰々しいものを持ち出すから「重たく」なる。
「ちゃんと叶えよう」となる。

夢なんて、叶っても叶わなくてもどっちでもいいのですね。
つまり、結果だけに執着しなくてもいい。

そんなことよりも、夢にニヤニヤしながら『今ここを楽しむ』ことです。
『ごきげんさんで生きる』ことです。

それが『夢中になる』ということ。
もともと、人生なんて夢の中なのかもしれません。

未来の理想の自分こそが本当の自分とか、今の自分は本当の自分じゃないとか・・・

考えすぎだと思います。
どっちも本当のあなたですよ。

そして、夢を叶えた未来のあなたも素晴らしいし、今ここを生きているあなたも素晴らしいのです。
どっちも素晴らしいことにすればいいのですね。

『どっちの自分も素晴らしい』

つまり・・・

『夢と現実のギャップがあっても、今をとことん幸せに生きていい』

そうすると不思議・・・
そんな波動を出せば、夢はどんどん叶っていくのです。

最後に

いかがでしたでしょうか？

今回は、夢がもたらす「パワー」みたいなものをお話しさせていただきました。

夢が叶った時はじめて笑えて、それまではイバラの道・・・
こんなのはウソだと思います。

逆に、どうせ叶わないなら夢なんていらない・・・
これも何だか豊かじゃない。

そうではなくて・・・

『夢を持ちながら、今ここを幸せに生きる』

これが、僕にとっては心地良い生き方ですね。

夢があるおかげで、自分を知ることができる。
夢があるおかげで、自分を好きになれる。
夢があるおかげで、人とつながっていく。
夢があるおかげで、人の優しさが分かる。
夢があるおかげで、人は強くなれる。
夢があるおかげで、人生の体験が豊かになる。

今のところ、僕はこんなふうに思っています。
あなたはどうですか？

あなたも僕もみんな、『夢と現実のギャップがあっても、今を幸せに生きていい』のです。

このメッセージがあなたの心を少しでも軽くできたなら嬉しく思います。

あなたは大丈夫です！

今回もご覧いただき、心からありがとうございます。

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