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脳科学が証明!圧倒的「行動力」をつけたければ感情を味方にせよ!

人生を決めるのは行動力

「やる気が出ずに、なかなか行動に移せない…」この記事に目をとめていただいたあなたは、そう悩んでいませんか?

それを解決するシンプルな方法は、「人間の3つの脳のメカニズム」について理解し、理性ではなく、「感情」を味方にすることです。

そうすれば、あなたは、たとえどんな状態でも、どんどん行動していけるようになります。それによって、やる気も持続します。その結果、あなたの夢や目標の実現が驚異的に早まることをお約束します。

「人生は、行動力で決まる!」あなたがそう思っているなら、ぜひ、参考にしてください。

目次

圧倒的「行動力」をつければ、望むことがどんどん実現していく

圧倒的行動力をつければ、望みが実現していくあなたには、このような価値観・信念があるのではないでしょうか?

  • 人生は、行動力で決まる!
  • 行動しなければ、何も始まらない
  • 何ごとも、先のばしにしてはいけない

このような価値観・信念があるあなたが、「人間の3つの脳のメカニズム」について理解を深め、圧倒的「行動力」をつける方法を実践すれば、あなたは、たとえどんな状態でも、どんどん行動できるようになり、やる気も持続します。

そして、あなたが行動に移すことで、望むすべての実現が早まります。なぜなら、この地球は、行動したこと・体験したことで実現までの時間をコントロールできるシステムになっているからです。人生は行動力で決まるのです。

あなたの行動力は次のようにパワーアップします。

  • 面倒くさくても、行動に移せる
  • お金がなくても、行動に移せる
  • 時間がなくても、行動に移せる
  • 自信がなくても、行動に移せる

つまり、あれこれと迷うことなく、行動できるということです。

圧倒的「行動力」をつける方法とは?

行動に「好きの感情」「快の感情」を貼りつける世の中の多くの人は、こう言います。

  • 「やる気を出せ!」
  • 「モチベーションを高めろ!」
  • 「根性が足りない!」

行動力をつけるために、このような身もふたもない精神論を持ち出します。そして、乗り越えようとしますが、もちろん99%うまくいきません。なぜなら、ひたすら理性で抑え込もうとしているだけで、感情を無視しているからです。その結果、自分のことをダメ人間と思い込み、他人と比べては落ち込んで行く。脳のメカニズムを理解せずに、精神論を持ち出すだけでは、いずれその行動は破綻します。

しかし、もう、そんなバカげたことをする必要はありません。あなたが圧倒的「行動力」をつける方法は、実にシンプルです。たったこれだけです。

それは、「人間の3つの脳のメカニズムについて理解し、感情を味方につけること」です。なぜなら、理性よりも感情の方が人間に与える影響力が圧倒的に強いからです。

あなたはこれまで、理性の力で何とかしようとしてきたはずです。どちらかというと、感情は振り回されるもので、いいイメージがないかもしれません。

しかしです。人間は「感情的満足」を求めています。そのため、感情を無視すれば、実はうまくいかないのです。そうではなく、理性を使って感情を最大限味方にすること。それが、圧倒的「行動力」をつけるマスターキーだったのです。

例えば、次のような似た経験はありませんか?

  • この仕事を終わらせたら、達成感と一緒にうまいビールが飲めると思うと、もうひと踏ん張りできる
  • 学校の意義を教えられても響かなかったが、好きな人に会えると思うだけで学校に行けた

あるいは、

  • 想いを伝えなければもう会えないと分かっていても、フラれてしまう恐怖によって何も言えなかった

いかがでしょうか?

あなたにも似た経験があるはずです。

このように、僕たち人間は理性ではなく、感情に大きく影響を受けながら日々の行動を決めているのです。そして、その感情は「好き・嫌い」「快・不快」の両方があり、どちらにも影響を受けています。

  • 達成感という喜びの感情で、もうひと踏ん張りできる
  • 好きな人に会えるという楽しみの感情で、学校に行けた
  • フラれてしまうという恐怖の感情が、何も言わないという行動をさせた

そうであるならば、あなたが今すぐ取り組みたい行動に、「好きという感情」「快の感情」を連動させればいいのです。あなたが取りたい行動にペタペタと「好きという感情」「快の感情」を貼りつけていくイメージです。

いかがでしょうか?あなたは、できそうですか?結論から言います。あなたは100%できます。なぜなら、理由は次の2つです。

  • 感情が「快」になったとき、やる気が出てきた経験をすでに持っているから(確証)
  • 苦行する必要はなく、楽しいことを見つけていく作業だから(簡単)

僕の場合でいうと、仕事は僕の最高の価値観である「研究する・伝える・笑わせる」に直結しており、そこにある感情は、楽しい、スッキリ、感動、爽快、快感、幸せなどです。

そうすると、僕にとっては、「仕事=楽しい、スッキリ、感動、爽快、快感、幸せ」というものになっています。そのため、仕事が苦しくなることはありません。周りから見ると、大変に思えることもあるだろうし、激務に見えることもあるでしょう。しかし、本人は何ら努力しているつもりもありません。なぜなら、「仕事=好きという感情・快の感情にひたれるもの」だからです。

僕はいつも三日坊主でした…

僕はいつでも三日坊主でしたそもそも、行動力について考えたきっかけは、僕の中にある「暗黒時代」があったからです。

それは、「これをやろう!」と思っても、やる気はそのときだけで、行動に移せない。移せたとしてもやる気が長続きしない。絵に描いた三日坊主。

そして、そんな自分をひどく責めては自己嫌悪する毎日。周りからの評価にもおびえていました。

  • あいつは口だけ、度胸がない
  • あいつは、人生、後ろ向きなネガティブ人間
  • あいつは、本当は自信がない
  • あいつは、失敗を恐れる性格
  • あいつは、自己肯定感が低い

そんな自分の惰性のような生き方から脱却するために、圧倒的な「行動力」をつける必要があったのです。

そして、人間の行動力ややる気には、理性ではどうにもならない奥深いものを発見したのです。自分が怠惰になる原因は、自分の感情を無視した理性だけに頼った生き方だった。そのことに気づいたのです。

では、なぜ、理性ではなく感情を味方にすれば、行動できるようになるのでしょうか?やる気が続くのでしょうか?ここが納得できなければ実践しても効果は期待できません。

それを紐解くヒントはあなたの中にあります。それは、あなたの脳です。そのため、あなたは、「人間の3つの脳のメカニズム」について知る必要があります。これを理解すれば、あなたの世界は180度変わることでしょう。

これから、あなたがやることは、次の2つだけです。

  1. 「人間の3つの脳のメカニズム」について理解を深める
  2. 感情を味方にする具体的な方法を知り、実践する

それでは、じっくり迫っていきましょう。

「人間の3つの脳のメカニズム」について

人間には3つの脳が同時に存在しており、それぞれ役割を持って機能しています。それぞれの目的・役割・性質を把握し、どのように相互に連動しているのか?それを理解したとき、あなたが行動できない真の原因を知ることができます。

3つの脳(古い脳2つと新しい脳1つ)が同時に共存している

爬虫類脳は脳の奥、哺乳類脳は脳の真ん中、人間脳は脳の表面にある

人生つまらない人が今すぐやめるべき15個の習慣でもお話したように、僕たち人間には、3つの脳(古い脳2つと新しい脳1つ)が3層構造になって共存しているといわれています。具体的には次の3つになります。

  • 爬虫類脳(反射脳)…身体
  • 哺乳類脳(情動脳)…感覚
  • 人間脳(理性脳)…思考

アメリカの医学博士、ポール・D・マクリーン博士によって提唱された「脳の三位一体論」の仮説によれば、人間の脳は太古の脳を包むように新しく付け加えるようにできていると考えられています。

分析や計算を扱う左脳と想像やイメージを扱う右脳といった左右の働きとは別に、上下の働きがあるとするものです。

例えば、あなたの右手をグーにしてみてください。そして、左手でグーにした右手を包んでみてください。右手の手首から拳あたりが、最も太古で奥にある爬虫類脳の脳幹です。次に、右手の拳まわりが哺乳類脳の大脳辺縁系。そして、包んでいる左手が人間脳である大脳新皮質になります。

よく「心・技・体」という表現がありますが、ここでは、「体・感・考」となります。 それぞれの脳の構造や機能は違いますが、この3つの脳はいつでも一体となって階層的に働いています。

そこで、あなたの脳には、3人の住人がいるとイメージしてください。その3人はそれぞれ特有のしかも強烈な個性を持って、自分の欲求を第一に日々暮らしています。

そして、あなたが直接的に話せるのは人間脳だけです。あとの2人は別人格だと思ってください。

あなたに分かりやすくイメージしてもらえるように、アンパンマンで例えてみます。登場人物は、ばいきんまん、ドキンちゃん、アンパンマンの3人です。(もう1人のキーパーソンは後ほど紹介)

あなたの中には、ばいきんまん、ドキンちゃん、アンパンマンの3人がいる。そして、それぞれ該当する脳は以下のようになります。

  • 爬虫類脳…ばいきんまん
  • 哺乳類脳…ドキンちゃん
  • 人間脳…アンパンマン

では、それぞれがどんな個性を持っているか見てみましょう。

〇ばいきんまん(爬虫類脳)…典型的ないじめっこタイプ

  • 自分中心主義の精神(自分の顔を分け与える自己犠牲精神のアンパンマンとは正反対)
  • とにかく、誰かを困らせたくてイタズラや悪さをする
  • 「出たな、おじゃま虫!」が口ぐせで、アンパンマンを見ると反射的に攻撃する
  • すぐにカッとなり、「うるさい、うるさーい!」と、激怒しながら襲ってくる
  • 短絡的欲求を我慢できずに、空腹になると他人のものを平気で奪う
  • 変装、人質、だまし討ちなど、「卑怯はオレ様の得意技」を公言している
  • ばい菌なので、必要悪ともいえる存在(いなくては成立しない存在)
  • 不潔を好み、お風呂や掃除といった清潔なことが、とにかく嫌い
  • 単純、間抜け、さぼりたがり

〇ドキンちゃん(哺乳類脳)…楽しいこと大好きな天真爛漫タイプ

  • わがままな性格で、好き嫌いがはっきりしている
  • 小悪魔的な存在で、女王様気質
  • いつもバイキンマンと行動を共にしている
  • ドキドキすることが大好き(ドキンちゃんの名前の由来)
  • 「お腹へった」「退屈」が口ぐせ
  • 「ドキンちゃんもいま~す」のアピールを欠かさない
  • 世界で一番美しい女の子と信じているナルシスト
  • 食パンマン様が大好き(アンパンマンの友人)

〇アンパンマン(人間脳)…まじめな好青年タイプ

  • 自己犠牲精神のかたまり(自分の顔のあんをあげる)
  • 誰にでも優しくお人好しの「ミスターいいやつ」
  • 「困っている人はいないかな?」が口ぐせの「ザ・平和」
  • ばいきんまんとは仲良くしたいけど、悪さをしたときは手厳しい
  • 必殺技なのに致命傷に至らないパンチで攻撃する
  • すぐに人質を取られたり、罠にはめられたりしてピンチになる
  • 少しでも顔が濡れたり、汚れたりするだけで、パワーダウン
  • 「ジャムおじさんに知らせて」と他力本願
  • 自分の弱さを隠すことなく、信念を持って活動している

いかがでしょうか?これが3つの脳のイメージです。

そして、あなたは今、あなたのありたい姿のために行動力のある人間になりたい。そう思っています。しかし、いつも思い通りにいきません。

そんなあなたに3人は次のような態度で接してきます。

  • アンパンマン…「愛と勇気さえあれば何でもできる。君なら大丈夫!」とあなたを応援しています。
  • ドキンちゃん…ばいきんまんと一緒なので、基本的に面白くないあなたに興味を持ちません。
  • ばいきんまん…基本的にあなたを困らせることに喜びを感じているので、邪魔ばかりしてきます。

それでは、具体的にそれぞれの脳について説明します。

爬虫類脳(ばいきんまん)

爬虫類脳(反射脳)は、「生きるための脳」です。

脳幹・大脳基底核・脊髄などによって成り立ち、人間においては、0歳児から7歳児にかけて発達するといわれています。やり取りはテレパシー。

(根源的目的)

危険(死)を避けて、「安心・安全でいたい」

(役割)

心拍、呼吸、体温調節、血圧、飲む、食べる、性行動、闘争、逃走といった本能=生命維持機能を司っている。

(性質)

  • 自己中心的で、目の前のことしか考えない
  • 衝動的で短絡的欲求を満たそうとする
  • 自分さえ満足できれば、あとは怠慢
  • 恐怖を避け、危険なことはしない
  • 追いつめられると攻撃的になる
  • とりあえず、逃げる
  • 現状維持
  • 食べたい
  • 飲みたい
  • 排泄したい
  • 性的欲求を満たしたい(子孫繁栄)
  • 寝たい
  • 動きたくない
  • 支配したい
  • いじめたい
  • 楽をしたい
  • 金が欲しい
  • 縄張りを守りたい

爬虫類脳は、反射的に反応し、自動的に活動している

この爬虫類脳は反射的であなたの意志とは関係なく活動しています。それが、よく分かる例えが「レモンをかじる」ことです。あなたは、これから以下のことをイメージしてください。

  1. 黄色いみずみずしいレモンをまな板に置く
  2. その真ん中を、包丁でジュブッと切ってください
  3. レモン汁があふれている断面を思いっきりかじってください

どうですか?口の中にジュワッと唾液が出てきませんでしたか?これは、あなたの爬虫類脳が自動的に活動している結果です。

あるいは三国時代。曹操という名将がいました。長く険しい行軍の途中、のどの乾いた兵士たちに、「もうすぐ行くと、梅園がある」と言ったそうです。そうすると、兵士たちの口に唾液が出てきてのどの渇きがとれたという逸話も残っています。

このように、反射的に反応すること、無意識の体の動きは爬虫類脳が担当してくれています。

今、あなたはこの記事を読みながら呼吸していますよね。心臓は動いていますよね。「よし、呼吸しながら、心臓をきちんと動かしながら読むぞ~」とは思っていない。意識しなくても呼吸し、心臓を動かしています。

他にも、あなたは全力で走ったとき、体の状態はどうなりますか?両手を膝においてハアハアと呼吸を荒くさせるはずです。これは、酸素を多く取り込むことで、激しくなった心臓の鼓動を通常状態に戻そうとしているのです。これも、意識しなくても勝手に体がやっていることです。

他にも、以下のような無意識の反射があります。

  • 暑くなると汗をかくことで体温を下げる
  • 寒くなると毛穴を閉じ、筋肉をブルブルと震わせることで体温を上げる
  • 食物摂取が必要になると、エネルギー補給のために空腹を感じる
  • 体内の水分が減少すると、水分補給のためにのどが渇く
  • 心臓が一定のリズムを刻む
  • 呼吸を整える
  • 姿勢を維持する
  • 恐ろしい瞬間や危険な場面に遭遇すると、血の気が引いて顔面蒼白→これから起こり得る出血に備え毛細血管が収縮するため
  • 他人に必要以上に近くに来られると不快感を覚える→身体に害を及ぼされる距離と感じているため
  • 突然、異臭がすると、顔をしかめる
  • 赤ちゃんは、おっぱいを見せると母乳を吸おうとする

このように、あなたが意識しようとしまいと、爬虫類脳は24時間365日、休むことなく活動を続けます。

爬虫類脳が発達した背景

では、なぜ、爬虫類脳はこのようなシステムを持って発達してきたのでしょうか?それは、太古の僕たちの祖先にヒントがあります。

太古の昔、人間はいつも生命の危険にさらされていました。ただでさえ、原始時代の人間の平均寿命は15歳~30歳。しかも、いつ猛獣に襲われるか分からない。どこで病気やケガを負うか分からない。医療のない時代にそれらは致命傷でした。

5分後には、狂暴な獣に食い殺されるかもしれない。病気やケガですぐに命を落とすかもしれない。今、食べられるだけ食べておかないと、餓死するかもしれない。

こういった過酷な現実の中、生きていたのです。つまり、「すぐに死ぬ」可能性が非常に高かった。そのため、生命を維持するために、この爬虫類脳が発達したというわけです。

本能が「生き残る」ことを絶対的な使命にしていたので、衝動的で短絡的な行動を取ります。

  • 目の前の肉を食べる…「最近、メタボ気味でダイエット中だから、今日の肉は腹八分にしておこう」なんて、思っていられません。なぜなら、この先、何日も食べ物にありつけない可能性があったからです。それでは、生き残れません。
  • 目の前の異性と性交する…「きちんと、この女性とおつき合いし、相手の準備ができたらセックスしよう」なんて、相手の気持ちや状況なんて考えられません。なぜなら、5分後には死ぬかもしれないのに、相手に嫌われることがイヤで子孫を残さないなんてありえないからです。
  • 目の前の危機を避ける…「いざとなったら銃もあるし、先進医療もあるから、猛獣が出て来ても平気、平気。かかってきなさい」なんて、悠長なことは言っていられません。なぜなら、ちょっとしたケガでも致命傷になるからです。猛獣に出くわしたら、それはそれは全力で逃げます。

このように、とにかく生きるために短期的な欲求を満たそうとするのが、いわゆる本能なのです。それが、現代の僕たちの脳にもしっかりと残っているというわけです。そのため、現代でも、爬虫類脳を野放しにしておくと、以下のように、自己中心的、衝動的、怠惰的、短絡的に欲求を満たそうとします。

  • 目の前をミニスカートの可愛い女の子が通ったら、無意識に見てしまう
  • 通りがかりのきれいな女性と性行為をしたくなる
  • 目の前にある好きなものを食べたい
  • 嫌な思いをしたときは、暴飲暴食をする
  • 他人を誹謗中傷する
  • やるべきことがあるけど、後回しにする
  • 簡単に今すぐ、スキルをつけたい
  • ずっと寝ていたい
  • 楽をしながら、金儲けがしたい

また、多くの企業がこの人間の本能を利用した戦略をとっています。例えば、性的なイメージを想起させることで、商品やサービスに好意を持たせようとするものです。

  • ジュースの瓶の形状が女性の腰のくびれになっている
  • ドライヤーの持つところを平均的な男性器の太さにしている
  • 映画やアニメの映像の中に性的な文字を入れている
  • 雑誌や漫画の表紙に中身とは関連のない女性の水着姿を掲載する

さらに、僕たちが映画、ドラマ、小説、漫画などを観たり、読んだりするのは、本能的な欲求を発散しようとする側面もあるのです。なぜなら、そこには、暴力、セックス、金などの非日常シーンがふんだんに入れられているからです。つまり、登場人物に自分を重ねることで疑似体験をし、本能的な欲求を満たしている。そのため、多くのヒット作のテーマが、本能を刺激するものになっているのです。

爬虫類脳は変化を拒絶する

爬虫類脳は太古の記憶のままで、祖先がやってきたことをそのまま受け継いでいます。例えていうなら、どんなに時代が変わろうと一切変わろうとしない頑固な伝統保持者です。祖先万歳なのです。そのため、目の前で新しい状況が起きたとしても、「押し通~す!」の一点張りで、太古のやり方を踏襲します。

つまり、「過去万歳!新しいことイヤ!」という猛烈なこだわりがあるのです。なぜなら、安心・安全でいられることが何よりの生きがいなので、それを少しでも脅かす可能性があるものは一切排除しようとするためです。

あなたが、たとえどんな最悪な状況であれ、生命を維持できたということは、それは安心・安全だと本気で思っています。だから、それ以外の行動に対しては激しくNoを主張してくるというわけです。

このように、この爬虫類脳の頑固で自己中心的で短絡的な性質は、僕たちの理性を一瞬で踏みにじるという無慈悲な行為に及びます。

  • 「起業するぞ~!」→「はい、それダメ~」
  • 「転職するぞ~!」→「はい、それダメ~」
  • 「投資するぞ~!」→「はい、それダメ~」
  • 「お金稼ぐぞ~!」→「はい、それダメ~」
  • 「給料上げるぞ~!」→「はい、それダメ~」
  • 「人脈作るぞ~!」→「はい、それダメ~」
  • 「恋をするぞ~!」→「はい、それダメ~」
  • 「パートナーと出会うぞ~!」→「はい、それダメ~」
  • 「家族を持つぞ~!」→「はい、それダメ~」
  • 「ダイエットするぞ~!」→「はい、それダメ~」
  • 「禁煙するぞ~!」→「はい、それダメ~」
  • 「スキルアップするぞ~!」→「はい、それダメ~」
  • 「資格取るぞ~!」→「はい、それダメ~」
  • 「趣味を見つけるぞ~!」→「はい、それダメ~」
  • 「性格変えるぞ~!」→「はい、それダメ~」
  • 「人格磨くぞ~!」→「はい、それダメ~」

無慈悲極まりなく、一瞬で却下です。

せっかく、あなたが新しいことにチャレンジしようとしても、即反対。せっかく、あなたが自分を変えようと決意しても、即却下。あなたが正月元旦に立てた一年の目標も、夏前には忘れているのはこのためです。

爬虫類脳にとっては、あなたの人生が良くなろうが悪くなろうが興味はありません。良くなることも変化、悪くなることも変化だからです。だから、現状維持あるのみ。ただ、その本能が備わっているからこそ、人類は今日まで進化し、繁栄することができたのも事実です。

哺乳類脳(ドキンちゃん)

哺乳類脳(情動脳)は「感じるための脳」です。

扁桃体、海馬体、帯状回などの大脳辺縁系から成り立っており、人間においては、7歳から14歳の間に形成されるといわれています。やり取りはイメージ。

(根源的目的)

「快を得たい・不快を避けたい」

(役割)

感覚で感じることで、喜び、愛情、恐怖、嫌悪、怒りといった本能的な情動を司っている。

(性質)

  • 「好きか嫌いか」「快か不快か」で判断する
  • 種の保存のために、社会的、仲間意識(関わりたい)を重視
  • 所属する欲求・愛の欲求がある
  • 承認欲求がある

哺乳類脳は「好き嫌い」「快と不快」を決定する

哺乳類脳は、別名を情動脳といい、「好き嫌い」「快と不快」を感じ取るための脳です。

例えば、ワニやヘビがニッコリと笑っている顔や、悲しそうにまゆをしかめている顔を見たことがありますか?ないですよね。なぜなら、ワニやヘビといった爬虫類には感情がないからです。

それに対して、犬やネコは表情が豊かですよね。喜んだり、悲しんだり、警戒したり、怖がったりします。なぜなら、感情があるからです。

哺乳類脳は、喜び、楽しみ、嬉しさ、幸せを感じるとき、その状態を◎とします。悲しみ、憎しみ、むかつき、寂しさ、不幸せを感じるとき、その状態を✕とします。

そのため、僕たちは好きなもの、快感を得られるものを求めます。そこでは、「快」の感情になれるからです。逆に、嫌いなもの、不快なものは避けようとします。そこでは、「不快」の感情になってしまうからです。

当たり前に思えますが、これは哺乳類脳があるからです。もし、これがなければ、僕たちは感情を味わうことのできない人生を送ることになります。

例えば、あなたの人生で、夢中になっていることは何ですか?

  • マラソン・筋トレ・ヨガ・瞑想・フットサル・草野球・ダイビング・登山
  • 音楽鑑賞・楽器演奏・映画鑑賞・小説・漫画・ゲーム・フィギア集め
  • 料理・DYI(日曜大工)・ガーデニング・家庭菜園・ペットの飼育
  • 旅行・ドライブ・釣り・サーフィン・キャンプ
  • ボランティア・飲酒・ギャンブル

何でもいいです。たとえ、社会的には「それ、アウトでしょ」と感じるものであってもです。

本質は、なぜ、それをやっているかということです。それは、ただ、あなたが好きだからです。そこに「快」の感情があるので、ずっとやっていたいと思うのです。

逆に、あなたの人生でやっていないことは何ですか?

  • 健康のための食事や運動
  • スキルアップや人との交流
  • 学びや趣味の充実
  • お金儲けや仕事

他にもいろいろあると思います。では、なぜ、それをやっていないかというと、ただ、あなたがそれをすることが嫌いだからです。そこに「不快」の感情があるので、やらない。とにかくやりたくないのです。

そして、無理してやっているとどうなるか?いずれ、精神的、肉体的に支障が出てきます。

このように、好きなことはやる。嫌いなことはやらない。哺乳類脳によって、僕たち人間は、そうなっています。

哺乳類脳は群れで行動することを重視する

哺乳類脳は群れで行動することを重視します。なぜなら、単体で生きていくよりも、個々の能力を結集させた方が生存可能性を上昇させられるからです。その結果、「種の保存」が実現しやすくなるのです。

  • 我が子の笑顔を見るだけで、微笑んでしまう
  • 愛くるしい存在に対して、優しい気持ちになる
  • 仲間と協力して育児をする
  • 仲間の中にいる弱者や非力な存在を守ろうとする(母性)
  • 仲間に指示を出し、リーダーシップ性を発揮する(父性)

そのため、群れ=社会的集団の一員として認められているかどうかが、生死に直結しているということです。だから、僕たちはコミュニティを築き、その中で自分が不可欠な存在、つまり、重要な存在と認められるために振る舞うというわけです。いわゆる、所属と愛の欲求と承認欲求と呼ばれるものです。

例えば、次のような行動を取ります。

  • 友人を作り、自分の価値観を共有できる存在を増やそうとする
  • 家庭、学校、会社といった組織に属していると安心する
  • 社会的集団の中で、協調することで役立とうとする
  • 自分を重要な存在と認識させるために自慢、アピールする
  • 社会的な影響力を持とうとする

これは、他人を強く意識することで、反応する脳だといえます。

人間脳(アンパンマン)

人間脳(理性脳)は「考えるための脳」です。

右脳・左脳の大脳新皮質から成り立っていて、人間においては、14歳から28歳の間に形成、その後も鍛えれば発達していくといわれています。やり取りは言語。

(根源的目的)

「自己実現したい」「成長したい」

(役割)

言語、学習、思考、空間把握、記憶、創造、倫理など知性・知能を司っている。

(性質)

  • 言語を使って考えることで、理性的で未来的思考ができる
  • 分析力があり、戦略的で長期的にものごとをとらえられる
  • 調査・研究によって目標を達成できる
  • 問題解決する能力に優れている
  • 創造性がある

人間脳は理性的にものごとを考えられる

人間脳は、どう生きていくかを常に考えています。夢の実現、目標の達成、問題解決、発明、価値の創造、未来的思考、よりよい暮らしなど、いわゆる「自己実現したい」「成長したい」と思っています。

例えば、「ボク、今年の目標は走力を伸ばすことだワン。そのために、散歩のときは、100mダッシュを10本するんだワン!」という犬はいません。なぜなら、犬は、言語を使って思考することができないからです。思考することは、人間だけができる能力なのです。霊長類最高と呼ばれるゆえんです。

また、この人間脳のおかげで、爬虫類脳の欲求をセーブすることができるのです。あなたは、たとえこんなふうに思っても、実行に移すことは、まずないですよね。

  • 「あ~、あの子タイプ。子孫繁栄のためだ。襲っちゃえ」
  • 「あ~、お腹すいたな。そうだ、この店の食べ物を盗んじゃえ」
  • 「あ~、この上司むかつくわ。よし殴って殺しちゃえ」

このように、人間脳の理性で欲求をコントロールしているのです。

  • 短絡的な欲望をコントロールする
  • 長期的に考え、取り組める
  • メリットとデメリットを比較でき、我慢することができる

3つの脳の役割

爬虫類脳は「生きていく脳」、哺乳類脳は「感じる脳」、人間脳は「考える脳」

ここで、一度まとめておくと、このようになります。

  • 爬虫類脳…「生きていく脳」・「安心・安全」・生存本能と生命維持を司る(体)
  • 哺乳類脳は…「感じる脳」・「快と不快を判断」・感情の情動を司る(感)
  • 人間脳は…「考える脳」・「自己実現と成長」・知性や知能を司る(考)

実は、これらの3つの脳によって、人間の欲求は分類することができます。

マズローの5段階欲求に、生存欲求、安全欲求、所属と愛の欲求、承認欲求、自己実現欲求があります。これをアメリカの心理学者クレイトン・アルダファーは、3つの欲求に集約しました。それが、次の3つです。

  • 生存欲求
  • 関係欲求
  • 成長欲求

つまり、「生きたい」「関係を保ちたい」「成長したい」という欲求です。これらは、基本的には「生存欲求」から満たそうとしますが、同時に存在するものです。

アンパンマンでいえば、ばいきんまんは、ただ今日を生きます。ドキンちゃんは、みんなと関わり合いながら楽しく生きていたい。アンパンマンは、世界のことを考えて生きます。

つまり、「ただただ、生きていたい」「気分良く生きていく」「どう生きるのか」という順番があるということです。

マズローの5段階欲求は、「生存欲求」「関係欲求」「成長欲求」の3つに分類できる

そして、この3つの欲求をそれぞれの脳が担当しているのです。

  • 生存欲求、安全欲求→「生存欲求」…爬虫類脳
  • 所属と愛の欲求、承認欲求→「関係欲求」…哺乳類脳
  • 自己実現欲求→「成長欲求」…人間脳

ここで、重要なポイントは、もちろん、生存欲求がベースにありますが、3つの欲求は同時に存在しているということです。つまり、3つの脳は同時に働いているということです。それぞれが役割分担していますが、個々に独立しているわけではなく、相互に機能し合っているということです。

例えば、アンパンマンのアニメでいえば、こんなことは起きないですよね。

  • ばいきんまんが、「今回の登場人物はオレ様だけだ」
  • ドキンちゃんが、「今回は物語が退屈だから出ないわよ」
  • アンパンマンが、「僕もパトロール疲れたから休みますね」

いやいや、全員の出演あってこそのアニメです。つまり、意図的に今はこの脳を使って、この脳を停止させるといったことはできません。

「心・技・体」が、バランスよく一つになったとき、最高のパフォーマンスを発揮するように、3つの脳も、「体・感・考」がバランスよく連動する必要があるのです。 

2種類の脳の命令系統

〇【人間脳→哺乳類脳・爬虫類脳】の場合(普段の命令の流れ)

例えば、会社の同僚に飲みに誘われて、延々と愚痴を聞かされたとします。

  • (人間脳)愚痴を聞かされることにメリットはない(損得)
  • (哺乳類脳)「あ~、嫌だな~」(不快)
  • (爬虫類脳)反射的にその場を立ち去ろうとする(逃避)

愚痴を聞かされる状態を判断し、損得を考えます。そして、「メリットがない」という言葉を使うことで、意識することができる。そうすると、「嫌だな~」という不快な情動がわき、それに対して、「その場から立ち去ろう」という行動を取ろうとするのです。

〇【爬虫類脳・哺乳類脳→人間脳】の場合(とっさの命令の流れ)

例えば、夫婦で話し合っているときに、意見が合わずに妻がコップを投げつけてきたとします。

  • (爬虫類脳)反射的にコップをよけようとしたり、手で防ごうとしたりする(防衛反応)
  • (哺乳類脳)恐怖と怒りの情動がわいてくる(不快)
  • (人間脳)「いったい何なんだよ!」(理性)

コップを投げつけられた瞬間、生命維持機能が反射的に働き、それにぶつからないように動きます。そして、身体の危険に対して恐怖と怒りの情動がわきます。それが、意識に上がってくる。その結果、「いったい、何なんだよ」という言葉を発し、その場を対処しようとします。

このように、2種類の脳の命令系統があり、3つの脳はそれぞれの役割を協同して担っているのです。

「爬虫類脳・哺乳類脳>人間脳」という歴然たる力の差

ここで重要なポイントがあります。それは、この3つ脳には歴然とした力関係があるということです。実は、爬虫類脳と哺乳類脳の驚異的なパワーに人間脳は太刀打ちできません。

例えば、人間脳が「これをやろう!」と目標を立てたとしても、爬虫類脳と哺乳類脳は、あらゆる手段を使って全力でそれを阻止しようとしてきます。なぜなら、エネルギーを使うことは面倒くさいからです。面倒くさいことはひたすら避けます。

この阻止しようとする力は、もう圧倒的です。10回戦ったとしたら、9回以上勝ちます。彼らの勝率は90%以上です。

例えば、世の中を見渡してみてください。

サプリメント、ダイエット器具、トレーニングメソッド、フィットネスジム、パーソナルジム、断食方法など、ダイエット業界は大盛況です。テレビ、CM、本、ネット、講座などダイエット商材はたくさんあります。

なぜ、いつまでもこの業界にニーズがあるのか?それは、ほとんどの人がダイエットに成功していないからです。つまり、爬虫類脳と哺乳類脳に惨敗しているというわけです。

この力関係を人数でいうと、人間脳を1人とするなら、爬虫類脳と哺乳類脳は総勢19人になります。あなた1人を19人が囲んでいるのです。1対19の戦いです。絵に描いた「多勢に無勢」なのです。

行動できずに人生が変わらない原因

僕たちが何らかの行動をしようとするときの命令の流れは、【人間脳→哺乳類脳・爬虫類脳】になります。

人間脳が、創造的思考や未来的思考によって行動を起こそうとします。そうすると、哺乳類脳が、過去データを持ち出し、その行動に対する「快と不快」を判断します。ほとんどは、不安、心配、恐怖、焦り、悲しみ、怒りなどの情動を呼び起こします。

ここでいくら人間脳が「大丈夫」と唱えたところで、基本的に哺乳類脳は聞く耳を持ちません。なぜなら、爬虫類脳と結託しているからです。思い出してください。ドキンちゃんがいつも一緒に行動しているのは誰でしたでしょうか?そうです。ばいきんまんですよね。

その結果、爬虫類脳が「それ、ダメ~」と却下します。これが、あなたがいくら行動しても、結局はできないという結末にいたる原因です。なぜなら、命令系統の強さは、「爬虫類脳・哺乳類脳>>>>>人間脳」だからです。

例えば、あなたがダイエットに取り組もうとします。

まず、人間脳が、「ダイエットしたら仕事も恋もうまくいく」と言葉で考え、行動に移そうとします。そすると、その言葉に反応した哺乳類脳が、「いやいや、ダイエットはしんどいよ。この前もやったけど、結局はリバウンドしたでしょ。やるだけ無駄だって」と、過去の記憶データから不安、心配、恐怖、焦り、悲しみ、怒りなどの情動を呼び起こします。

その結果、爬虫類脳に「人間脳がダイエットって騒いでる…やめとこうね」と伝えます。爬虫類脳は、待っていましたとばかりにそれを受け入れます。

そして、ちょっと空腹を感じると、「やばい!餓死するぞ。チョコレート!チョコレート!」の合唱を始めます。人間脳は、催眠をかけられたようにそれに手を出してしまう。そして、「私って本当にダメ。行動できない人間なんだ…」ここにダイエット失敗が成立するのです。

このように、3つの脳の中では爬虫類脳と哺乳類脳の生存本能と情動本能が最強なのです。人間脳が霊長類最高の能力だとしても、本能には絶対服従を強いられるのです。

そのため、「脳の三位一体論」を提唱したポール・D・マクリーン博士は古い脳と新しい脳が同時に存在することを「人間の苦悩」と呼びました。

  • 「やりたいことにつながっているのに、なぜかできない」
  • 「やめればいいと分かっているのに、なぜがやめられない」

例えば、以下のようにです

  • 体型維持のためにジョギングしたいのに、続かない
  • 資格取得の勉強をしたいのに、今日はやめておこう
  • 早起きがいいと知っているのに、深夜までネットサーフィン
  • 酒は肝臓に悪いと分かっているのに、飲み過ぎる
  • タバコは百害あって一利なしだと分かっているのに、吸ってしまう
  • 甘いものはダイエットの天敵と分かっているのに、食べてしまう

そして、最後に巧妙な罠を仕掛けてきます。

  • 「できない」ことに対して、「1回できなかったんだから、もうできることはない。やめとこうぜ」
  • 「やめられない」ことに対して、「1回やっちゃったんだから、もう、2回も3回も同じでしょ」

このように、やりたい・やった方がいいことは継続させない。習慣にさせない。逆に、やめたい・やめた方がいいことは続けさせようとする。習慣にしようとする。

例えば、1日、ジョギングをさぼると、「ほら、俺たちにはできないんだよ。もう、やめとこうぜ」と、継続させません。

ダイエット中にチョコレートを食べてしまったら、「ほら、1個食べたんなら2個も3個も同じだろ。ダイエットは明日からでいいよ(グフフ…)」

そして、親玉である爬虫類脳は、哺乳類脳を取り込みます。どういうことでしょうか?それは、自己嫌悪にさせるということです。

  • やった方がいいことを続けられない自分に対して、「あ~、また続けられないや。私ってダメだな」
  • やめた方がいいことを続けている自分に対して、「あ~、またやっちゃった。私ってダメだな」

このように、巧妙に哺乳類脳に自己嫌悪感を植えつけます。その結果、以下の公式が完成します。

「やりたいことをやろうとすること・やめたいことをやめようとすること=自己嫌悪・不快」

  • だったら、「やりたいことはやらない!」→結局、成果が出ない
  • だったら、「やめたいことはやめない!」→結局、悪影響が出る

そして、こう思うのです。

「人生、なぜか、うまくいかない…」

これが、いくら人生を変えようとしても、なぜか変わらない原因だったのです。夢や目標を立てたところで、実現が難しいのはこのためです。

このように、人間脳がどれだけ強い意志を持とうとしても、爬虫類脳と哺乳類脳が、「そんなこと面倒くさい」と判断すれば、人間脳は引き下がるしかないというわけです。

爬虫類脳の反射反応から分かる無意識の力

では、なぜ、爬虫類脳と哺乳類脳の圧倒的勝利になるのでしょうか?

それは、爬虫類脳と哺乳類脳が無意識だからです。あなたのコントロールできるものではないということ。

前述で、レモンを真ん中で切って、レモン汁があふれる断面をかじるところをイメージしただけで、口の中によだれが出てきましたよね。

あるいは、爪を立てて、黒板をひっかいているところをイメージしてください。実際にやっているわけではなくても、「ううう~気持ち悪い」って体が反応しますよね。

これは、あなたが意識してやっていることではなく、爬虫類脳が反射してやっていることなのです。あなたの意志が届かない領域。それが無意識。そして、無意識には勝てないというわけです。

顕在意識と潜在意識

人間の意識には、意識できる領域と意識できない領域があります。それが、顕在意識と潜在意識です。

  • 顕在意識=意識
  • 潜在意識=無意識

顕在意識は、何を考えているか、何を思っているか、僕たちは認識できます。潜在意識は、無意識で認識できません。

あなたは、どちらの手で箸を持ちますか?あなたが箸を持つとき、「よ~し、今日は右手で持つぞ!」なんて意気込むことはないですよね。自然と右手なら右手で持つはずです。

あなたが自転車に乗っているとき、「今、右足でペダルを踏み込んでいる。両手でハンドルを操作して、バランスを…」なんて思考しながら乗っていますか?思考しなくても乗れていますよね。それが、無意識です。

無意識で行っている日常の習慣は身近なものです。

  • 歯磨き
  • 体を洗う
  • 九九を言える
  • 字が書ける
  • パソコンやスマホの操作
  • 歩行
  • 自転車
  • 車の運転

そして、顕在意識と潜在意識は氷山で例えられます。「氷山の一角に過ぎない」という言葉があるように、氷山は海面に見えているわずかな部分と海中深くに沈んでいる見えない部分があるのです。顕在意識は、わずかに出ている海面部分で、潜在意識は、海中に沈んでいる部分です。

顕在意識は5%、潜在意識は95%を占めている

全体の意識の中で、顕在意識は、約5%を占めています。普段の思考・判断をしている領域です。この顕在意識は「建前」ともいえます。

潜在意識は、約95%を占めています。記憶、思考の癖、観念・価値観、世間のならわしなどが保管されている「巨大な貯蔵庫」だと思ってください。この潜在意識は「本音」ともいえます。

(さらに、潜在意識の奥にあるのが、いわゆる魂・もう一人の自分と呼ばれている存在です。)

いずれにしても、この95%の潜在意識が、あなたの顕在意識の思考・判断に影響をもたらします。なぜなら、潜在意識は、潜在意識に保管してあるものを体験させようと働きかけるからです。

ここでは、簡単に言うと、顕在意識は人間脳で、潜在意識は哺乳類脳と爬虫類脳になります。そして、人間の行動のうち5%が自覚でき、残りの95%が自覚できません。無意識です。つまり、人間の95%の行動は、無意識で行われている。爬虫類脳と哺乳類脳の支配下にあるということです。前述の力の差で示した1:19という比率は、この5%と95%から割り出したものです。

その結果、僕たちは、それをすることが、あるいは、それをやめることが、人生を豊かなものにすると分かっていたとしても、やらない、やめられない。そんな矛盾を抱えることになるのです。例えば、以下のようにです。

  • 禁煙すれば、健康になる
  • ダイエットすれば、パフォーマンス力が高まり、モテる
  • スキルアップすれば収入が上がる
  • 起業すれば、やりたいことができる
  • 転職すれば、自分らしく生きられる
  • 自己投資すれば、人生が変わる

それにもかかわらず、行動できない。理屈では分かっているけど、なぜか、行動できない。それは、爬虫類脳と哺乳類脳といった潜在意識に思うようにコントロールされているからです。

これを、心理学、脳科学、量子論、スピリチュアルでいえば、次のようになります。

  • 心理学…「自己不一致」
  • 脳科学…RASによるスコトーマ(盲点)
  • 量子論…「そう想う(見る)から、そうなる(見える)」
  • スピリチュアル…「願望状態の波動」

人間が最も恐れるのは「変化すること」

人間が最も恐れることは何でしょうか?

それは、「変化」なのです。

価値観の変化、信念の変化、考え方の変化、体型の変化、行動の変化など、今の状態を変えること、変わってしまうことが最大の恐怖なのです。

その主な理由は2つあります。

  • 爬虫類脳が、「変化=拒絶」に設定しているから
  • 哺乳類脳も、「変化=不快」と感じるように設定しているから

あなたが、「これをやれば、人生が豊かになる」「これをやめれば、苦しみから抜け出せる」と思っていることでも、それが1ミリでも変化するものであるなら、彼らはボリュームMAXにして「No~~~~~ !!!」と叫びます。

人間脳が、「いやいや、こうやったら絶対よくなるから変化しようよ」と説得したところで、角度にして1度たりともこちらに耳を傾けることはありません。

ばいきんまんが、アンパンマンの言うことを素直に聞いているシーンを想像できますか?できませんよね。いつだって、アンパンマンの「やめるんだ!ばいきんまん」の平和的説得に対して、「うるさい!うるさ~い!」の一点張りです。そして、人質や卑怯な手を使ってでも、アンパンマンをやっつけようとします。

つまり、潜在意識=無意識レベルで変化を拒絶するのです。あなたが生命を維持できて、生きられたということは、たとえどんな状態、状況であろうと万々歳なのです。それを変えることは本能が許さない。現状維持こそ我が使命なのです。

「やりたいけど、できない」「やりたくないのに、やってしまう」

このように、顕在意識と潜在意識が「ねじれ状態」にあるのです。これを、心理学では「自己不一致」といいます。そして、これが、あなたの願望が実現しない原因だったのです。

人生が好転すると分かっているのに、なぜ、変化を恐れるのか?

例えば、ダイエットをすれば、パフォーマンスも上がり、モテるかもしれません。しかし、現状の体重が減り、スリムになるということは「変化」なのです。

ダイエットを始めても、2週間目あたりから体重が落ちなくなる期間があります。それは、爬虫類脳と哺乳類脳が変化を拒絶し、不快に感じて、元の体重に戻そうとする働きです。「おいおい、やばいよ。変化しちゃってるよ。元に戻さないと」と考えます。たとえ、元の体重がどんな数字であったとしても、その体重で生命を維持できたのなら、その体重がベストだと判断するためです。

収入がなかなか増えない人も一緒です。毎月、20万円の収入をずっと続けていると、それが当たり前になる。そこに、年収1000万円のチャンスが舞い込んできたとしても、やらない。なぜなら、月20万円の収入が変化してしまうからです。そのため、当然、20万円を下回ると危機を感じるし、無意識は、20万円を上回っても、それはそれで嫌がるというわけです。

では、なぜ、人生がよくなると分かっていても、これほどまでに爬虫類脳は変化を拒絶し、哺乳類脳は変化することに不快を感じるのでしょうか?

それは、前述のように原始時代の人間の本能によるものです。その時代、人間は常に死と隣り合わせの生活でした。

  • いつ、凶暴な獣に襲われるかもしれない
  • いつ、食べ物が手に入らなくなるかもしれない
  • 知らないものを食べたら、毒があるかもしれない
  • ケガをするかもしれない
  • 病気になるかもしれない

このように、常に生命の危険が起こるリスクを想定しなければいけなかった。

  • 「あの角を曲がると、猛獣がいるかも…」
  • 「今、肉を食べておかないと、餓死するかも…」
  • 「この木の実、美味しそうだけど、毒があるかも…」
  • 「ここをジャンプすれば近道だけど、転んでケガをするかも…」
  • 「環境が違うと、病気になるかも…」

そのため、いつも身構え、徹底的に悲観的な発想をし、ネガティブなとらえ方を優先していたのです。人間の本能は生きること、そして、子孫を残すことだったからです。

現代のように楽観的に生きていたら、ほとんど死にます。だから、常に生命がおびやかされる最悪の状況を想定して、「ザ・ネガティブ人間」に徹する必要があったというわけです。その結果、ものごとを徹底的に悪い方へ考える癖が浸透していったのです。

そのため、この時代の価値観は次のようになります。

  • 何もしない=安心・安全
  • 変化する=危険・死

つまり、爬虫類脳と哺乳類脳を次のように強化していたのです。

  • いかに何もせずに、安心・安全に生命を維持できるか
  • いかに変化せずに、危険・死を回避できるか

この本能は、何万年という歳月をかけて培われたものです。しかし、この数百年で人間を取り巻く環境は急激に変化しました。現代においては、原始時代のように悲観的になる必要はまったくありません。

  • 近所の角を曲がっても、猛獣は出てきません
  • 今、肉を食べなくても、餓死する可能性はありません
  • 毒が回っても解毒剤があります
  • ケガをしても薬があります
  • 病気になっても医療があります

それなのに、現代の僕たちの脳には、「ザ・ネガティブ」という太古の脳が息づいています。だから、「もう、変化することで危ない目にあうことはないから、変化しようよ」と言っても、たかだか数百年の考え方が何万年と続いた祖先のDNAには勝てないというわけです。

そのため、本能という無意識レベルで「何もしない=安心・安全」「変化=危険・死」なので、価値観、信念、考え方、体型、行動を変えることは至難の業だということです。

  • あなたが行動を起こせない
  • 新しいことに挑戦できない
  • 知らない人たちと交流できない

つまり、人生を変えられないのは、あなたのせいではなく、本能が「変化」を恐れているからです。

古い脳(爬虫類脳・哺乳類脳)にコントロールされている人の特徴

では、あなたはどのくらい爬虫類脳や哺乳類脳にコントロールされているでしょうか?また、あなたの周りの人はどうでしょうか?その人たちには、分かりやすい特徴があります。

  • 安心・安全でいられることが第一
  • 恐怖からは一目散に逃げる
  • 必要であるなら攻撃も辞さない
  • 今すぐ、楽に簡単に快楽を得たい
  • 短絡的で目先の快楽で満たしたい
  • 変化することは不快そのもの
  • 愚痴や不平不満が大好き
  • すぐに言い訳をする
  • 他人の悪口を言う
  • 批判的で否定する
  • 嘘をつく
  • 泣き言を言う
  • 依存してくる
  • 他人のせいばかりする
  • 自己否定感がある
  • 共感できない
  • 人の気持ちが理解できない

このように、攻撃的で、短絡的、悲観的、他責的、自己否定的なのです。そういう人たちの口癖は以下のようになります。

  • 「それは、私にはできない」
  • 「そんなことができるわけがない」
  • 「お金持ちにはなれっこない」
  • 「私なんかが、成功できるわけがない」
  • 「それはリスクが高すぎる」
  • 「それは危険だからやめておいた方がいい」
  • 「それをしても意味ないでしょ」
  • 「それは騙されているに決まっている」
  • 「うまくいく保証なんてあるの?」
  • 「やってくれるって言ったじゃない」
  • 「これは、どうやるの?」
  • 「できなかったら、どうなるの?」
  • 「もういい!勝手にすれば?」
  • 「そんなこと知らない!」
  • 「こんなひどい目に合わされた」
  • 「あなたのこと許さないから」
  • 「あなたのこと恨むから」
  • 「お金がないから、できない」
  • 「時間がないから、できない」
  • 「今はタイミングじゃないから、やめておく」
  • 「相談してからじゃないと決められない」
  • 「私の人生がうまくいかないのは運命のせい」
  • 「私の生活がよくならないのは、世の中のせい」
  • 「私が不幸なのは、あなたたちのせい」
  • 「私は何も悪くない」
  • 「私はいつだって正しい」
  • 「私はスゴい人間だ」

爬虫類脳と哺乳類脳と人間脳が同じ方向になることを自己一致というもちろん、誰にでも爬虫類脳と哺乳類脳はあります。しかし、あなたがこの人たちのように爬虫類脳にコントロールされる人生を送りたくないなら、人間脳と爬虫類脳・哺乳類脳が同じベクトルを向くように意図的に操作する必要があります。これを心理学では、「自己一致」といいます。

圧倒的「行動力」をつけるためのマスターキーは哺乳類脳を味方にすること

哺乳類の「快の感情」を味方につけることがマスターキーだった特に、爬虫類脳は敵に回すと最大の脅威になるので、いかに爬虫類脳に黙っていてもらえるかです。そして、いかに爬虫類脳と哺乳類脳と仲良くなれるかです。それが、あなたの行動力になり、人生を変える最大のポイントになります。

アンパンマンでいうと、アンパンマンとばいきんまんが停戦状態になり、平和協定を締結すれば、すべてがうまくいくというわけです。

そのためには、力づくで抑え込もうとしても無理がありますよね。アンパンチで吹っ飛ばしても、ばいきんまんは必ず立ち上がります。そうではなく、ばいきんまんに寄り添うことです。しかし、ばいきんまんは、「絶対に仲良くなんかしてあげない」と言うでしょう。では、どうすればいいのでしょうか?

ばいきまんと平和的関係を結ぶためのキーパーソンが、たった一人だけいるのです。そうです。天使にも悪魔にもなれるこの人、ドキンちゃんです。

実は、ドキンちゃんがすべての鍵を握っていたのです。ばいきんまんが唯一言うことを聞く存在がドキンちゃん。そのドキンちゃんをこちらの味方にすれば、ばいきんまんは、ドキンちゃんのためにアンパンマンの握手に応じるというわけです。

つまり、爬虫類脳に勝利し、圧倒的「行動力」をつけるマスターキーは、哺乳類脳を味方につけることだったのです。

哺乳類脳を味方につける具体的な方法とは?

では、ドキンちゃんをこちらの味方にするには、どうすればいいのか?それが、もう一人のキーパーソン、食パンマンです。彼は、ドキンちゃんの永遠の憧れ。その彼に協力してもらうのです。

ドキンちゃんの憧れ食パンマンに協力してもらう例えば、アンパンマンがばいきんまんとドキンちゃんをハイキングに誘ったとしましょう。ばいきんまんは、もちろん、「そんなの面倒くさい!なんでオレ様がそんなことしなければいけないんだ~!」と、怒り出し、怠け、変化を拒絶します。ドキンちゃんも、「そんなの全然面白くないわ。行~かない!」と言います。

そこで、アンパンマンがいくら説得しても、微動だにしないのがこの2人です。しかしです。そこに、この一言をつければどうでしょうか?

「ねえねえ、ドキンちゃん。実は、食パンマンも来るよ」

これで、ドキンちゃんの目は一気にハートマーク。ハイキングに行かないとう選択肢は消滅します。そして、ここが最も重要なシーンになります。そうです。ドキンちゃんは、ばいきんまんにこう言うのです。

「ばいきんまんも一緒に行くわよ」

そうすると、ばいきんまんは、ドキンちゃんが言うのならと、しぶしぶながら賛同します。

ここに、アンパンマンとばいきんまんの対立構図が解消します。ドキンちゃんを「好き」と「快」の気分にさせることで、みんなでハイキングに行くことが成立するというわけです。

さすがのばいきんまんも、ドキンちゃんの言うことには逆らえないのです。

このように、行動を起こし、人生を変える秘訣は、哺乳類脳を味方にするかどうかにかかっているのです。

哺乳類脳を味方につけることで、爬虫類脳を手なずけることができる。哺乳類脳は爬虫類脳と親戚関係にあるので、基本姿勢は爬虫類脳側のスタンスです。しかし、この哺乳類脳を味方にできれば、一気に爬虫類脳と停戦協定が結ばれ、最大の敵が最高の味方に変わる。今まで、19人が敵だったのが、一気にこちら側に懐柔できる(抱き込める)というわけです。

このように、哺乳類脳を味方につける具体的な方法は、ドキンちゃんに対する「食パンマン好き好き誘惑作戦」のように、哺乳類脳の「快を得たい」、そして、「不快を避けたい」という根源的目的を「突く」ことです。

つまり、あなたが行動しようとすることに、「好きの感情」「快の感情」を見出し、次の公式を作ってしまえばいいのです。

「やりたいこと、やっておいた方がいいこと=好き・楽しい・嬉しい・爽快・充実・満足」

行動するから、やる気が出てくる

そのために、ある一つの誤解を解いておく必要があります。それは、やる気と行動の関係性についてです。

ほとんどの人が、「やる気が上がらないから、行動できない」と言います。しかし、実は誤解です。逆です。「行動するから、だんだんとやる気がわいてくる」というのが本当です。

脳の特性を理解しているあなたは簡単に納得できるはずです。爬虫類脳がある限り、勝手にやる気(モチベーション)が上がるなんてことはありませんよね。人間は、そのままにしていたら怠けたがるようにできているからです。

では、どうすればいいのか?それは、簡単です。「とりあえず、5分間やってみる」ことです。そうすると、やる気(モチベーション)が不思議と出てくるのです。

あなたにもこんな経験がありませんか?

「今日は友達が遊びに来るから、家の掃除をしなければ!」

しかし、最初は面倒くさいと思いながら取り組む。友達が遊びに来るからしょうがなく続ける。そうすると、だんだん片付いてきて、何だかスッキリ。

  • 水回りの水滴を拭き上げるときの感覚って気持ちいいかも
  • 本棚にジャンルごとに本を整然と並べるって気分がいいかも
  • いらないものをドカンと捨てるのって気分爽快かも

そして、「掃除って楽しいかもしれない」となる。そうすると、トイレの掃除、玄関の掃除まで念入りにやってしまう。

さらに、片付いた部屋を見渡せば、「ここに写真があればいいね」「あそこに花があってもいいかも」なんて、どんどんイメージが出てくることも。

いかがでしょうか?他にもこんなケースをイメージしてみてください。

  • 友達の勧めで読む羽目になった興味のない小説や漫画。初めはつまらなかったのに、気がつけば夜通しかけて読破していた。
  • 妻が一緒に観たいと借りてきたDVDドラマ。初めは何となく観ていたが、気がつけば最終回まで観ていた。
  • 職場のつき合いで渋々やった釣り。初めは船酔いで二度とやらないと思ったのに、今では本格的な趣味になっている。
  • 家族のために場所取り要員で連れて行かれたディズニーランド。今では隠れミッキーを言えるほどのめり込んでいる。

ここでの共通点は、以下の4つの流れです。

  1. 元々、やりたくないこと・興味のないこと
  2. 初めはつまらないし、やる気も出ない
  3. 何らかの興味、面白さ、気持ちよさ、スッキリ感、なるほど感、ウキウキ感といった「好き」「快」という情動が起きる
  4. その結果、やり遂げる・のめり込む・続ける

つまり、初めはやりたくない、しんどい、嫌だと思っていたことも、そこに興味や面白さ、気持ちいい感覚を体験すれば、行動を続けるということです。

爬虫類脳が、最初は絶対拒否します。そこに人間脳が説得に入る。粘り強い説得が続く。そこで、哺乳類脳が「好き」と「快」を体験する。そうすると、「もっと楽しみたい!もっと続けたい!」となるのです。その結果、爬虫類脳が哺乳類脳の意見を受け入れるというわけです。

「不快」を「快」が上回れば、哺乳類脳にスイッチが入る

圧倒的「行動力」をつけ、あなたの人生を望み通りにするには、人間脳と爬虫類脳を一致させることです。そのための「橋渡し」となるのが哺乳類脳なのです。

アンパンマンがドキンちゃんを動かすことができれば、ばいきんまんの力を借りることができます。しかし、ドキンちゃんにそっぽを向かれたら、ばいきんまんは、いつまでもやっかいな宿敵でしかありません。

そうであるなら、ドキンちゃんを全力で動かすこと。その方法が、食パンマンを意識させることで、ドキンちゃんの「好き」「快」を用意してあげることです。

そのためには、あなた自身が「好き」「快」を見つけることです。あなたが取り組んでいる行動に喜び、楽しみ、気持ちよさ、感動を見つけるのです。

もちろん、その行動には面倒くさいこと、イヤなこと、わずらわしいこと、苦しいこと、悔しいこと、イライラすることもあります。それでも、その行動を続けられる理由は、それよりも「好き」「快」が少しでも上回っているからです。つまり、少しでも不快を上回る「快」を感じることで、哺乳類脳にスイッチが入り、爬虫類脳が腰を上げ、行動に移せるというわけです。

例えば、ゴールデンウィークやお盆休みの大混雑の中、なぜ、多くの人は旅行したり、帰省したりするのでしょうか?

  • 渋滞・乗車率100%越え
  • どこも混みあっている
  • お金もかかる

それでも出かける。それは、不快よりも「快」の方が強いと哺乳類脳が判断しているからです。

例えば、ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンだってそうです。

  • 2時間を超える待ち時間
  • レストランに入るだけでも行列
  • いちいち割高

それでも出かける。それは、不快よりも「快」の方が強いと哺乳類脳が判断したからなのです。

では、不快よりも「快」の方が強いと哺乳類脳に判断してもらうためには、どうすればいいのでしょうか?具体的には次の3つの方法があります。

①2つの「快」の感情にフォーカスする

「快」の感情にフォーカスするときのポイントは、具体的に2つの「快」をイメージすることです。

  • その行動の現在進行形で感じられる「快」
  • その行動をやり遂げたあとに感じられる「快」(ベネフィット)

例えば、アンパンマンが、ドキンちゃんをハイキングに誘うとき、この2つの「快」を意識させるのです。

行動の現在進行形の「快」

  • 「ハイキング中は、食パンマンとおしゃべりができるよ」
  • 「ハイキング中は、食パンマンと手をつないで歩けるよ」
  • 「ハイキング中は、食パンマンと二人きりになれるかもよ」

行動をやり遂げたあとの「快」

  • 「ハイキングのあと、食パンマンと記念撮影できるよ」
  • 「ハイキングのあと、次のデートの約束ができるよ」
  • 「ハイキングのあと、ドキンちゃんの悪いイメージがなくなるかもよ」

現在進行形で感じられる「快」は、やっていることそのものに「快」の感覚と感情を感じられるものです。「それ自体が楽しいからしている」という状態です。

行動をやり遂げたあとに感じられる「快」は、準備された報酬、あるいは、避けられる恐怖です。そして、最終的にどんなメリットがあるのかという「ベネフィット」を意味します。

具体的に例をあげてみます。

(ダイエット)

  • 現在進行形の「快」…汗をかくことはスッキリする・30回かんで食べると心地いい疲労がある
  • 行動のあとの「快」…体重計で減っている数字を見ることが快感・やせる体質になっているので、料理を堪能できる・異性からモテる・仕事がうまくいく・収入が増える

(ブログを書く)

  • 現在進行形の「快」…鮮やかな文章が書けている感覚は気分がいい
  • 行動のあとの「快」…投稿をクリックしたときの満足感とそのあとのビールが最高

(受験勉強)

  • 現在進行形の「快」…成績がグングン伸びているグラフをイメージすると気持ちいい
  • 行動のあとの「快」…合格発表のあと、友達と卒業旅行を楽しむ

(ピアノの練習)

  • 現在進行形の「快」…うまく弾けているときの感覚が心地いい
  • 行動のあとの「快」…コンクールで拍手喝采に包まれている快感

(セミナー開催)

  • 現在進行形の「快」…うまく伝わったときの参加者の納得の表情を見られる・会場を爆笑させられる
  • 行動のあとの「快」…参加者のみなさんからの感謝の言葉・仲間が増える

②目標を小さくして、いちいち大げさに「快」を味わう

また、目標を小さくして、いちいち大げさに「快」を味わうことも効果的です潜在意識(主に哺乳類脳)に、「この行動はスゴく楽しいぞ!」と刷り込んでいくイメージです。いわゆる「成功体験」を増やすこと。そのためには、「いちいち大げさ」がポイントになります。

ちょっとしたことでも、「できた、できた、できた~!」「いい感じ、いい感じ、いい感じ」と、いちいち思ってください。「よし!またこれで一歩前進したぞ!」と、大げさに喜んでみてください。

ハイキングで歩くドキンちゃんに、「食パンマンとおしゃべりして楽しそうだね」「食パンマンと手をつなげて嬉しそうだね」と、アンパンマンが定期的に声をかけるイメージです。

③行動に対する「感想」を操作する(自己洗脳)

そして、行動の最後に、「あ~楽しかった!」と一言つぶやいてから終了することを習慣にしてみてください。たったこれだけですが、哺乳類脳はだんだんと「やっぱり、この行動は楽しいものなんだ」と腑に落としていきます。人間の行動の源なんて、実に単純なものだからです。

例えば、あなたは美味しいものを食べたら、「また、食べたい」と思いますよね。逆に、まずいものを食べたら「二度と食べない!」となりますよね。そのカギを握っているのが、「快を得たい・不快を避けたい」という哺乳類脳の根源的目的なのです。

このように、行動を終えたときの「感想」が重要になってきます。この「感想」を意図的に操作すること。これは、自分への洗脳ともいえます。

ドキンちゃんのハイキングでいえば、例えば、今回のハイキングはすべてが順調でよかったわけではありません。いろんなアクシデントもあったはずです。

  • 足が疲れた
  • 途中、転んでケガをした
  • 突然、お腹が痛くなった
  • 急な斜面があり怖い思いをした
  • 石が落ちてきたぶつかりそうになった
  • ばいきんまんの愚痴がしんどかった
  • アンパンマンのペースについていくのがしんどかった

このとき、ドキンちゃんはどんな感想を持つでしょうか?

これだけをそのまま感想として持ってしまったら、ドキンちゃんはもう二度とハイキングには行かなくなるでしょう。「ハイキング=不快」が成立するからです。

そこで、ドキンちゃんには、その中でも「快」のできごとや気持ちよさを思い出してもらうことです。

  • 確かにしんどかったけど、食パンマンとおしゃべりができた
  • 確かにしんどかったけど、食パンマンと手をつないで歩けた
  • 確かにしんどかったけど、食パンマンと二人きりになれた

その結果、「まあ、いろいろあったけど、ハイキングって楽しいね」となるのです。ドキンちゃんの価値観は、「ハイキング=快・楽しい」になる。そうすると、次の瞬間、この名台詞が生まれるのです。

「ねえ、ばいきんまん。また、ハイキングに行きましょうね!」

つまり、これが「行動を続けられる」「やる気が続く」ということ。つまり、圧倒的な「行動力」になるのです。

圧倒的「行動力」がつけば、100%人生は変わる

圧倒的「行動力」をつければ人生は100%変わる圧倒的「行動力」をつけるためには、哺乳類脳の根源的目的である「快を得たい」を活用し、あなたの「快の感情」を味方にすることです。あなたの取る行動と「快の感情」が連動したとき、行動せずにはいられない状態になるというわけです。なぜなら、「快を得たい」というのは無意識レベルの本能だからです。

その結果、あなたは、どんどん行動ができるようになります。やる気も持続します。そうすると、あなたが望む行動をどんどんできるので、それによって望む現実がもたらされます。潜在意識に突き動かされる行動は、潜在意識どおりの現象を出現させるからです。

このように、あなたが、圧倒的「行動力」をつけることによって、あなたの望むことすべては、その実現を驚異的に早めるというわけです。100%人生が変わることをお約束します。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

圧倒的「行動力」をつけるには、「3つの脳のメカニズム」を理解し、「快の感情」を味方にするだけです。そうすれば、あなたの人生は、どんどん「変化」していきます。新しい世界が広がっていきます。精神的成長、才能、仕事、人間関係、お金、健康、自由、愛情、自信、恋人、家族。すべて望むようになっていくのです。

そのために、簡単にやれる手順をご紹介して終わりにしたいと思います。ぜひ、試してみてください。

  1. あなたが取り組みたい行動を決める
  2. 現在進行形の「快」を味わう(やっていること自体の「快」の感覚と感情)※紙に書き出してください
  3. 行動のあとの「快」を味わう(ベネフィットによる「快」の感覚と感情)※紙に書き出してください
  4. 「快」の感情にフォーカスしながら、とりあえず行動する(行動するからやる気は出る)
  5. 「うまく行っている」「いい感じ」など、いちいち大げさに「快」の感情を味わう(成功体験)
  6. 行動を終えたら、できたことに焦点を当て、「楽しっかった」と感想を言う(自己洗脳)

まずは、「あ~、何だか行動できた!」という体験をしてください。もちろん、完璧じゃなくてもいいのです。「何だか」という感覚で充分です。

それをどんどん繰り返してください。そうすると、その体験が潜在意識へ注がれます。その結果、「行動することは簡単で楽しい」という価値観・信念が定着していきます。

そのとき、あなたはもう、行動力のなさに悩まされることはありません。アグレッシブに行動しているあなたがそこにはいるのです。

 

今回も、ブログを読んでいただき、心からありがとうございます。このご縁を、大切に育めて行けたら光栄です。

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