許せない人を心の底から許す！1日1分でできる「慈悲の瞑想」とは？

2018-08-01　 未来波動 引き寄せの法則

「許せない人がいる。考えるだけで腹が立つ…」

だから、いくつか許す方法を試してみた。確かに一時的には効果はある。

だけど、まだスッキリしない…なぜ？

どうすればいい？

そこで今回、「許せない人を心の底から許す方法」についてお話します。

その方法とは、「慈悲の瞑想」です。

イチロー、ビートルズ、ミランダ・カー、松下幸之助、稲盛和夫、スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツといった、さまざまな業界のトップパフォーマーたちが瞑想を取り入れていることは有名です。

その中でも、この「慈悲の瞑想」は、1日1分、誰にでもできる簡単なものです。

「許せない人をどうにかしたい」そうあなたが思っているなら、ぜひ、参考にしてみてください。

「許すとか許さないとか」どうでもよくなる

「許せない人を心の底から許す方法」によって、あなたは、その人のことが気にならなくなります。厳密にいえば、「許すとか許さないとか、もう、どうでもいい」と思えるようになる。

いちいち、その人のことを思い出しても、たとえ、嫌な場面を思い浮かべても、「まあ、いいか！」と、微笑むことさえできるようになるのです。

なぜなら、あなたのエネルギー状態が変化するからです。具体的には、次の状態になります。

• 良い気分になる
• 生命力が高まる
• 自己肯定感が高まる
• 魂が喜ぶ

その結果、あなたの人生の「はっきり見えはしないけど、確かにある足かせ」がスーッと外れることになります。意識的にも、無意識的にも、あなたの気分を害する「諸悪の根源」を断ち切ることができるのです。

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「許して、忘れろ！」

あなたの心の底から、許せない人を許すには、「許すか許さないの次元」を超越することです。

あなたは、こんな格言を聞いたことがありますか？

「許して、忘れろ！」

これは、ただ許すだけでなく、忘れることまでをセットにしています。

英語で、許すは「Forgive」。忘れるは「Forget」です。そして、Forgiveには「give」が入っていて、Forgetには「get」が入っている。

つまり、「許して、忘れろ！」とは、「与えて、得なさい！」ということです。

• 許す「Forgive」＝「give」＝与える
• 忘れる「Forget」＝「get」＝得る

では、何を与えて、何を得るのでしょうか？

それが、「慈悲」を与えて、「心の平安」を得るということです。

僕は典型的な許せない人間だった

僕自身、これまでの人生、いろいろとありました。

もちろん、「自分は人を傷つけたことはないし、他人に苦しい思いをさせたことはない」なんて言い切れません。正直、結果的にそうなってしまったことはあると思います。

そのうえで、僕にも許せない人、憎い人間は少なからずいました。そして、僕は典型的な許せない人間だったのです。

• 学校の先輩からのいじめ
• 親、兄弟、親戚との関係
• 職場での無視
• 上司、同僚、部下の言動
• 顧客の傲慢な態度
• 仕事上のトラブル
• 信頼していた人間の裏切り
• 金銭トラブル

その人たちのことを考えるだけで、どうしようもなくイライラする。

その不快な光景を回想するだけで、心の中は、まるでその場面にタイムスリップしたように、かき乱されることもありました。

頭がカーッとなる。心がドキッとする。体中がウーッとなる。

「このままでは精神的にも肉体的にも危ない」

健全な精神と健康な肉体のためにも、僕は、「許す」という難関な壁と向き合おうと思ったのです。

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許すのは「あなた自身」のため

もし、あなたがこのまま「許せない」「憎い」という感情＝エネルギーをあなたの中に溜め込んでいたら、どうなるでしょうか？

考えてみてください。これが、現実です。

• あなたが、許せずに憎しみのエネルギーでその身を苦しめているとき、その相手は悠悠自適に暮らしている
• あなたが、考えただけでイライラするのに、その相手は家族、恋人、友人と楽しく過ごしている
• あなたが、夜も眠れないほど悩んでいるとき、その相手はスヤスヤと良い夢を見ている
• あなたが、食欲不振で食べ物を受けつけないとき、その相手はバクバク食べている
• あなたが、健康を害しているとき、その相手はバッチリ健康を維持している
• あなたが、仕事に集中できないとき、その相手はザクザク稼いでいる

こんなバカな話はありません。しかし、それが現実です。

そうであるなら、あなたは「許す」メリットと「許せない」デメリットを知っておいてください。なぜなら、「許す」という行為は、相手のためではありません。「あなた自身」のためだからです。

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「許す」メリット

• 思い出しても、いちいちイライラしなくて済む
• 自分のエネルギーを自分の人生のために使える
• 楽しいこと、やりたいことに集中できる
• 寛容な自分に自信が持てる
• 心が軽くなって、自由になる
• ストレスが減り、身体的にも健康でいられる
• 寛容な雰囲気を持つことで、周りから慕われる

「許せない」デメリット

• 思い出すたび、いちいちイライラしてしまう
• 自分のエネルギーを許せない人のために使ってしまう
• そのことばかり考えて疲れる
• 自己嫌悪におちいる
• 心がズシンと重たい
• ストレスが増え、身体的にも不健康になる
• ピリピリとした雰囲気で、周りから敬遠される

「許せない」の正体

そもそも、「許せない」の正体とは何でしょうか？

許せない状態というのは、要は、「取られっぱなし」と「やられっぱなし（負けっぱなし）」という状態です。

一方的にダメージを与えられたまま放置されている。つまり、割が合わない。ずっと損している状態。だから、気分が悪い。たまらなく不快。

「取られっぱなし」の状態

その人のその言動がなければ、「本当は手にしているはずの喜び、感動、楽しい気分、安心、安全、愛情、幸せな気持ち、お金、地位、名誉、立場」があるのです。だけど、それがあなたの手元にはない。

• 「あいつが、そんなことさえしなければ…」
• 「あいつが、あんなことしているからだ」

だから、絶対に許さない。

「やられっぱなし（負けっぱなし）」の状態

その人のその言動のせいで、「本当は感じずに済んだはずの余計な痛み、苦しみ、怒り、憎しみ、寂しさ、悲しみ、恐怖」があるのです。今も、あなたの手元にはある。

• 「あいつの心ない行いのせいで、あんな苦しい思いをした」
• 「あいつのあの一言のせいで、今も嫌な気分になる」

だから、絶対に許さない。

「不公平」を「公平」にしようとする

つまり、本来、あなたが享受するはずだった「幸福感」を取り上げられ、しかも、あなたの「尊厳」をひどく傷つけられたままだということです。

そのため、あなたから幸福感を取り上げ、尊厳を踏みにじったその人は、あなたにとって「罪を犯した人間」です。

その人間に対する率直な要求が、「返せ！」「なかったことにしてくれ！」の2つです。

• 「私が、本当は手にしているはずの喜び、感動、楽しい気分、安心、安全、愛情、幸せな気持ち、お金、地位、名誉、立場を返して欲しい」
• 「私が、本当は感じずに済んだはずの余計な痛み、苦しみ、怒り、憎しみ、寂しさ、悲しみ、恐怖をなかったことにして欲しい」

しかし、それはどうにもなりません。もう、返ってはきません。なかったことにはなりません。

だったら、「せめて、謝って欲しい…」だけど、実際には謝罪などない。また、実際のところ、謝られてもしょうがない。すべてが良しとなるわけではない。なぜなら、取り返しがつかないからです。

つまり、あなたから幸福感を取り上げ、尊厳を踏みにじったあなたにとっての「犯罪者」は、許すわけにはいかなくなるのです。

そうであるなら、自分には仕返しをして、報復する権利がある。だから、この権利を行使して、「犯罪者」に制裁を下すんだ。

• 罰を与えなければいけない
• 懲らしめなければならない
• お灸をすえてやる必要がある

そして、こう思うのです。

「自分と同じような目に合わせたい」

それが、次の2つです。

• その人が、「本当は手にするはずの喜び、感動、楽しい気分、安心、安全、愛情、幸せな気持ち、お金、地位、名誉、立場」を取り上げたい。
• その人が、「本当は感じずに済むはずの余計な痛み、苦しみ、怒り、憎しみ、寂しさ、悲しみ、恐怖」を与えてやりたい。

そうすることで、しわ寄せを解消しようとする。一方的な偏りを元に戻そうとする。自分の中でバランスを保とうとする。つまり、「不公平」を、何とか「公平」にしようとするのです。

それが、「許せない」の正体だったのです。

「許せない」原因・メカニズム

では、なぜ、許せないのでしょうか？

それは、割が合わないからです。

「自分はこんなに取られっぱなし、やられっぱなし、負けっぱなしなのに、どうして、その相手は無傷でのうのうと生きているんだ」

この「不公平」を感じるとき、あなたは「被害者」になります。そして、相手を「加害者」として、責め続けることになるのです。

実は、「許せない」のではなく、「許さない」のです。

なぜなら、許してしまうと、次のような「不公平」を受け入れることになるからです。

• 「取られっぱなし」と「やられっぱなし（負けっぱなし）」という状態
• 一方的にダメージを与えられたまま放置されている状態
• 割が合わずに、ずっと損している状態

これらを受け入れなければならない。

それは、すなわち、あなたから幸福感を取り上げ、尊厳を踏みにじったあなたにとっての「犯罪者」を「無罪」にすることを意味します。「お咎め（とがめ）なし」にしなくてはならない。

その現実を受け入れることは、はらわたが煮えくり返るほど腹立たしい。悔しい。

そんな思いをするぐらいなら、「被害者」でもかまわない。「許せない」状態の方がマシだ。それが、「許さない」の真の原因なのです。

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人を許せるようになる8つの効果的な方法

では、どうすれば、許せるようになるのでしょうか？

ここでは、僕自身が試してみた結果、いずれも効果のある方法を8つご紹介しておきます。

①「時効制」（損切り）を採用する

許せない相手というのは、時が経つほどに「忘れられない人」になっていくはずです。なぜなら、ことあるごとに、思い出してはイライラを募らせるからです。

もう、忘れてしまいたいけど、許してしまうと、「取られっぱなし」「やられっぱなし」が確定する。反撃する機会を放棄することになる。それは、悔しい。憎い相手を「釈放」するのはつらい。

そこで有効な考え方に「損切り」があります。

「損切り」とは、「損失を覚悟のうえで、取引を終わらせる」という株式用語です。

これは、損失を最小限にするために、すでに損失のある株などを損失の少ない段階で手放すこと。ポイントは、確かに損はするけど、大損はしないということです。

それを応用したのが、「時効制」です。

あなたの幸福感を取り上げ、尊厳を踏みにじったその人間の「罪」を時効にしてしまうという発想です。

そのためには、あなたの中で、時効にする時間を設定しておく必要があります。

例えば、「一日寝れば、たいがいのことは忘れてしまう」という強者がいます。その人にとっては、時効は「一日」なのかもしれません。

「いやいや、さすがに一日では無理だよ…」

そうであるなら、1週間、1ヵ月、半年、１年、2年、3年、5年、10年…と、あなた自身の時効の「マイルール」を作ることです。そして、それを「鉄の掟」にする。

つまり、いかなる理由があっても、あなたが設定した時間を経過すれば、強制的に時効にする。その人のことを思い出しても、「時効だから、そのことはもういいや」と、問答無用でシャットアウトするのです。

もちろん、腹立たしいし、悔しい。だけど、損を最小限にして、「大損」（許せないデメリット）を防ぐことができるのです。

②その人間の「業」（行い・行いによる結果）に任せる

許せない相手には、ついつい仕返しをしたくなりますよね。

その相手のことを考えるだけで、あなたの夜の寝つきは悪くなるし、食欲だってなくなる。しかし、その相手は、毎晩、スヤスヤ熟睡しているし、モリモリ食べています。

あなたは、その人のせいでこんなに苦しい思いをしている。だけど、その相手はのうのうと生きているわけです。

だからこそ、あなたは仕返しをしたくなりますよね。こちらが一方的に嫌な気分になるのは不公平。相手にも同じ苦しみを味あわせてやりたい。

• それ相当の罰を与えたい
• 懲らしめてやりたい
• 「ざま～見ろ！」と、思いたい

しかしです。

それほど、あなたのエネルギーと時間にとってもったいないことはありません。まさに浪費です。

あなたは、そんなことを考えることも、する必要もないのです。あなたが直接に手を下す必要はない。なぜなら、その人間の「業」（行い・行いによる結果）が勝手にやってくれるからです。

その人にお灸をすえなくても、その人は「自らの業の中で裁かれる」のです。それは、その人にとって必要でベストな形で行われます。だから、あなたが直接、介入する必要はありません。

③相手の寿命が残り1ヵ月だとイメージしてみる

あなたにとって大切な人は誰ですか？また、あなたを大切に思ってくれている人はどんな人たちですか？

そこで、想像してみてください。

あなたが許せない憎いその相手にも大切な人がいるということを。あなたがあなたの大切な人を想う気持ちと同じ気持ちで、その人にも大切にしている人がいる。

そして、その人のことを大切に思っている人たちもいるのです。

そのうえで、さらに、想像してみてください。

あなたが憎んでいる人が、もし、残り寿命が1ヵ月だとしたらどうでしょうか？

あなたは、その相手の耳元に行って、「絶対に許さないからな」と、言えるでしょうか？

その光景を鮮明にイメージしてみてください。少しはムカムカの沸点も下がるはずです。

④その人がしてくれたことを思い出す

あなたが許せずに憎い人というのは、もしかしたら、あなたが好意や期待を寄せていた人たちではないでしょうか？あなたにとって、信頼していた人。大切な人。それだけに、反動が大きくなって許せなくなる。

もし、そうであるなら、その人があなたにしてくれたことを具体的に思い出してみてください。

• 緊急の用事があり、仕事を代わってくれた
• 実はフォローしてくれていた
• 何気に褒めてくれていた
• お金を援助してくれた
• 人脈を紹介してくれた
• お土産を買ってきてくれた
• 缶ジュースをおごってくれた
• ペンを貸してくれた

何でもいいです。してくれたことを思い出してみてください。憎しみはゆるんでいくはずです。

⑤もし、その人間なら、あなたも同じことをしてしまう

許せない相手、憎い相手というのは、あなたにとっては考えられない価値観を持っているはずです。簡単には受け入れられない考え方、生き方、言動があるはずです。

• 「よくも、そんなことができたな」
• 「よくも、そんな一言が言えたな」
• 「人として、考えられない。あり得ない」

しかしです。

もしも、あなたがその人間と一日入れ替わったとしたらどうでしょうか？その人間の考え方、生き方、解釈のやり方、知識、知恵、経験など、そっくりそのまま入れ替わったら、どうなるか？

そうです。

あなたが、「人として、考えられない。あり得ない」と思った言動をあなたもしてしまうのです。

例えば、ドラゴンボールのフリーザと入れ替わったとしたら、あなたも「世界征服」を考えるようになるのです。

「そちも悪よの～」の越後屋と入れ替わったらとしたら、あなたも人をだましてお金儲けしてしまうのです。

つまり、あなたが許せない憎いその人は、その人間である以上、そんなことをする生き物なのです。その人間の精神性と経験値から、やってしまうというわけです。

そう思うと、どうですか？少しは怒りが和らぎませんか？

⑥未熟な人間として接する

同じ人間でも、人によって成熟度が違うことは確かです。それは、その人の経験値かもしれないし、はたまた、魂レベルの話かもしれません。

いずれにしても、あなたの幸福感を取り上げ、尊厳を踏みにじった相手は「未熟な人間」だったのです。

だだをこねる子どもを抱きかかえようとしたとき、バタバタさせた手足が顔面にヒットすることがあります。それと一緒です。

その人も、ただただ、取り巻く状況が恐ろしく、どうしようもなくなって、ただ自分を守ろうとしたかっただけかもしれません。そのため、無茶苦茶に振りかざした盾が、あなたのあごを直撃したようなものです。

未熟な人間として接してみてください。そして、よ～く見てみてください。その人は、身に降りかかる恐怖で、実はワナワナと震えているかもしれません。

そんな人に、あなたは復讐を誓いますか？

⑦「裏側にいる人＝無関係の人」

この世界はバランスでできています。それを表しているのが、「2:6:2の法則」です。

これは、どんな状況、体制であろうと、必ず2:6:2の比率になるというものです。

自然界のミツバチやアリ。この集団内にも、この法則が当てはまっています。

どういうことか？

実は、この比率によって活動状態が振り分けられているのです。

• 上位20％は、一生懸命に活動する
• 中間層60％は、普通に活動する
• 下位20％は、さぼっている

これは、メンバーを総替えしたとしても、必ずこの比率で活動のよしあしが決まるのです。

例えば、あなたが精魂込めて発表したスピーチ。それに対する評価も、実は、この比率になるのです。

• 上位20％は、大絶賛
• 中間層60％は、普通の評価
• 下位20％は、酷評

つまり、この世界では、何をやるにしても、何に対しても「一定数」が決まっているというわけです。

そのため、この世界にはあなたの価値観が違う人が必ず存在しています。その人たちとは、当然、分かり合えません。考えもまったく異なります。あなたをひどく傷つけることもあるかもしれません。「2:6:2の法則」でいう下位20％の人たちです。

しかしです。

だからといって、その人たちを敵対視する必要はまったくありません。その人たちはどういう存在なのか？

実は、対立する存在ではなくて、単に、「あなたの裏側・対極にいる人たち」なのです。

例えば、日本の裏側の国はブラジルです。あなたは、ブラジル人のことを悪く思いますか？思いませんよね。

「裏側にいる人＝公用語（使っている言語）が違う＝無関係の人」

裏側にいる人たちが何を言っても、あなたには関係ありません。

⑧「2:6:2の法則」通り！

そして、この下位20％の人たちは、実は、「アンチあなた」の役者なのです。

あなたの人生のバランスを保つために、わざと「アンチあなた」を演じてくれている人たちだったのです。

だから、必ずあなたの目の前に現れます。100％です。出会うべくして、出会ったわけです。だったら、その人に対してビクビクしないでください。冷静に、淡々と接してください。

「はい、出た！これが、2:6:2の法則、下位20％の人たちね！」

正々堂々としていればいいのです。

そして、それは同時に、上位20％を占めている「お互いを尊重し合える人たち」も確実に存在しているということを意味します。だから、「いつ、どこで出会えるかな？どんな人だろう？ワクワク！」そっちに意識を持ってきてください。

たった一つ問題がある

いかがでしょうか？

どれも素晴らしい方法です。効果も充分にあります。僕自身、これらの方法でずいぶんと許せない気持ちが和らいだのは確かです。

しかしです。

たった一つだけ問題があります。

それは、どれも対症療法の域を出ないということ。対症療法とは、原因の根本を治療するのではなく、症状を軽減していく治療法のことです。

あなたが許したはずなのにスッキリしない真の理由

ここで言う対症療法とは、許せない相手がいて、そのことを思うだけでカーッとなったり、悲しくなったりする状態を一時的に軽減させることを目指すものです。

そのため、「心の底から許す」という根本的解決にはいたらないこともあります。ふとした瞬間にフツフツと怒りや憎しみがよみがえるからです。

では、あなたが「許せない」真の理由はいったい何なのでしょうか？

実は、「あなたのエネルギーが『許すか許さないの次元』にとどまっている」

これが、あなたが許したはずなのに、スッキリしない真の理由だったのです。

「許すか許さないの次元」から脱却するには？

あなたの心の底から、許せない人を許せてこそ、本当の意味での「許し」となります。

「心の底から許す」というのは、具体的にどういう状態なのか？

それは、「許すか許さないの次元」から脱却している状態です。

では、どこの次元へ行けばいいのでしょうか？

それは、「忘れる」という次元。そして、最終的には「慈悲」という次元です。

あなたが「慈悲の次元」に行けば、「許すor許さない」という考えや前提を持つ必要がなくなります。

では、具体的にどうすれば「慈悲の次元」に行けるのでしょうか？

「慈悲の次元」へ行く具体的な方法とは？

「許すor許さないの次元」から脱却する具体的な方法。あなたを「慈悲の次元」へいざなう方法。その意外な方法が、これです。

「慈悲の瞑想」

瞑想と聞いて、「何だか小難しそうだな」あなたは思うかもしれませんね。だけど、安心してください。

イチロー、ビートルズ、ミランダ・カー、松下幸之助、稲盛和夫、スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツといった、さまざまな業界のトップパフォーマーたちが瞑想を取り入れていることは有名です。

その中でも、この「慈悲の瞑想」は、1日1分、誰にでもできる簡単なものです。そして、個人差はあるものの効果は無限大です。

「慈悲の瞑想」の基本

この瞑想の基本的精神は、「自分自身の幸せ、生きとし生けるものの幸せを願う」という「慈しみの心」です。

慈悲を向ける対象となるのは、「私」「私の親しい人」「生きとし生けるもの」の3つ。次の○○にそれぞれを当てはめて瞑想するのが基本になります。

• ○○は、幸せでありますように
• ○○の悩み苦しみがなくなりますように
• ○○の願いごとが叶いますように
• ○○に悟りの光が現れますように

「私が嫌いな人、私のことを嫌いな人」へ向ける慈悲もある

そして、慈悲を向ける対象は、「私」「私の親しい人」「生きとし生けるもの」だけではありません。実は、「私が嫌いな人、私のことを嫌いな人」へ向ける慈悲もあるのです。

この慈悲こそが、「許せない人を心の底から許す」＝「許すor許さないの次元の超越」を実現してくれるのです。

ここでは、僕自身のアレンジを加えたバージョンをご紹介しておきます。

「私が嫌いな人、私のことを嫌いな人」へ向ける慈悲の言葉

• 背筋を伸ばしてリラックスした姿勢になります
• 6秒吸って4秒で吐き切るイメージで呼吸を繰り返します（あなたが気持ちよく呼吸できればいいです）

その状態をキープしたまま、次のことを心の中で念じてください。

• 「私が嫌いな人、私のことを嫌いな人が、幸せでありますように」
• 「私が嫌いな人、私のことを嫌いな人が、少しでも苦悩から解放されますように」
• 「私が嫌いな人、私のことを嫌いな人の夢や願いが叶いますように」
• 「私が嫌いな人、私のことを嫌いな人に、よきよき気づき、よきよき学びがありますように」
• 「私が嫌いな人、私のことを嫌いな人に、悟りの光が現れますように」

これを1セットとして、3回繰り返したあと、「ありがとう」を10回ほど唱えます。

たったこれだけです。時間にすれば、1分もあれば充分です。

もちろん慣れてくれば、「私」「私の親しい人」「生きとし生けるもの」の基本を唱えてから、これを実践するのもいいでしょう。しかし、初めのうちは「私が嫌いな人、私のことを嫌いな人」に、たっぷりと慈悲を注いでみてください。

いかがでしょうか？

あなたの暮らしの中で、これを取り入れるだけで、あなたのセルフイメージは圧倒的に高まるはずです。なぜなら、「自分は、大嫌いで許せない人の幸福までを祈れる寛容な人間なんだ」と、あなたの自己肯定感が一気に満たされるからです。

しかし、あなたはこう思うかもしれません。

「確かに、それができたら苦労はない。だけど、許せない人を到底そんなふうには思えない」

ごもっともです。

初めのうちは、大きな抵抗があるかもしれません。

そこで、この「慈悲の瞑想」をするうえで、覚えておいていただきたいことが2つあります。

• 潜在意識は主語を認識できないので、実は、自分に語りかけていることにもなる（許せない人の幸せを祈りながら、自分にも言霊を送っていることになる）
• 慈悲の瞑想をしているからといって、実際に人間関係を再構築する必要はない（絶縁状態でも大丈夫）

最も肝心なことは、この「慈悲の瞑想」によって、あなたのエネルギーを変換することです。波動を変えることです。

極端にいえば、

• その相手が幸せかどうか、
• 苦悩から解き放たれているかどうか、
• 夢や願いが叶っているかどうか、
• よきよき気づき、学びがあるかどうか、
• 悟りの光が現れているかどうか、

そこはどうでもいいのです。

見届ける必要もありません。ましてや、連絡を取り直して、仲良くなろうなんてしなくていいのです。

ただただ、あなたの「内」を変えていくことです。続けていくうちに、最初の抵抗も減り、次第に「慈しみの心」が増幅していきます。

今後のその人との人間関係は、宇宙や神々に任せておけばいいのです。

そうであるなら、この「慈悲の瞑想」は難しくないはずです。

「慈悲の瞑想」がもたらすもう一つの利点

ここで考えてみてください。

もし、あなたが大嫌いで許せない人がいて、怒り心頭が続いている場合、その人のどういった姿を見たいですか？

「許せない正体」「許せない原因」でも言いましたが、その人が苦しんいる。困っている。悩んでいる。悲しんでいる。不幸せそう。

そんな姿を見たら、どこかでほっとするはずです。いわゆる「ざま～見ろ！」です。

反対に、あなたが大嫌いで許せない人のどういった姿は見たくないですか？

楽しそうにしている。ニコニコしている。いつも人気者。ザクザクお金を稼いでいる。恋人ができた。結婚して家庭を築いている。何だか幸せそう。

そんな姿を見たら、あなたの心は釘打たれたような痛みが走るでしょう。万力で締めつけられるような鈍痛に眉を歪めることでしょう。

それぐらい、許せない人の幸せそうな姿は人を狂わせます。

しかしです。

この「慈悲の瞑想」をしているだけで、そんな場面に出くわしたとしても大丈夫になるのです。なぜなら、こう思えるからです。

「あぁ、私のおかげ」

私が「慈悲の瞑想」をしているからこそ、

• その人間は幸せになれたんだ。
• 苦悩から解放されたんだ。
• 夢や願いが叶ったんだ。
• よきよき気づき、よきよき学びがあったんだ。
• 悟りの光が現れたんだ。

そう思えるようになります。

まるで、「罪を犯した人間の幸福さえ喜べる神」のような心境になれるのです。

大いなるつながりを感じられる

いずれにしても、「生きとし生けるもの」としての大いなるつながりを実感できるようになれます。そうすると、「私と他人」という立場から、「私は他人・他人は私」という感性が磨かれていきます。

そのとき、あなたは「慈悲深き存在」として、「許すor許さない」の次元を越えている。それぐらい「慈悲の瞑想」は、人間のエネルギー・波動を変えることができるのです。

あなたのエネルギーを「今のあなたのために」ふんだんに使うことができる

このように、あなたの心の底から許せない人を許すには、「許すか許さないの次元」を超越することです。

「許して、忘れろ！」（Forgive・Forget）＝「慈悲」を与えて、「心の平安」を得る

「許すとか許さないとか、もう、どうでもいい」と思えるようになる。そして、「まあ、いいか！」と、微笑むことさえできるようになるのです。

その結果、あなたは、あなたのエネルギーを「今のあなたのために」ふんだんに使うことができるようになります。

つまり、あなたの魂を喜ばせることに集中できる。それは、人生の風向きが変わる瞬間を意味します。

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まとめ

いかがでしたでしょうか？

「許せない人を心の底から許す方法＝慈悲の瞑想」についてお話させていただきました。今回の記事内容を箇条書きでまとめておきますね。

• 誰だって、許せない人はいるもの
• 「許す」という行為は、「あなた自身」のため
• 「許す」メリットと「許せない」デメリットを知っておく
• 許せない状態というのは、「取られっぱなし」と「やられっぱなし（負けっぱなし）」という状態
• あなたの「幸福感」を取り上げ、「尊厳」を踏みにじった人は、あなたにとって「罪を犯した人間」
• 「犯罪者」は、許すわけにはいかない
• 自分には仕返しをして、報復する権利がある
• 「自分と同じような目に合わせたい」
• 「不公平」を「公平」にしようとすることが、「許せない」の正体だった
• 「許せない」のではなく、「許さない」
• 許してしまうと「不公平」を受け入れることになる
• 「犯罪者」を「無罪」にし、お咎め（とがめ）なし」にしなくてはならない
• はらわたが煮えくり返るほど腹立たしい。悔しい。
• だったら、「許せない」状態の方がマシ。それが、「許さない」の真の原因だった
• 人を許せるようになる8つの効果的な方法
• 許したはずなのにスッキリしないのは、「あなたのエネルギーが『許すか許さないの次元』にとどまっている」から
• 「許すか許さないの次元」から脱却するには、「忘れる」「慈悲」という次元に行くこと
• 「慈悲の次元」へ行く具体的な方法は「慈悲の瞑想」
• 「慈悲の瞑想」の基本
• 「私が嫌いな人、私のことを嫌いな人」へ向ける慈悲もある
• 「私が嫌いな人、私のことを嫌いな人」へ向ける慈悲の言葉
• 「慈悲の瞑想」をするうえで、覚えておくべき2つ
• 最も肝心なことは、「慈悲の瞑想」によって、あなたのエネルギー（波動）を変換すること
• 「罪を犯した人間の幸福さえ喜べる神」のような心境になれる
• 大いなるつながりを感じられる
• 「許して、忘れろ！」＝「Forgive・Forget」（「慈悲」を与えて、「心の平安」を得る）
• あなたのエネルギーを「今のあなたのために」ふんだんに使うことができるようになる
• あなたの魂を喜ばせることに集中＝人生の風向きが変わる

「許せない人を心の底から許す！1日1分でできる『慈悲の瞑想』とは？」

この記事が、「あなたの人生の流れを変える」きっかけになれば、このうえなく嬉しく思います。

今回も、ブログを読んでいただき、心からありがとうございます。このご縁を、大切に育めて行けたら光栄です。

「世の中が教えてくれた成功よりも、あなただけの豊かさを。」

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